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ことわざ・慣用句・四字熟語一覧

いろんなことわざ・故事の意味などを紹介します。

ことわざブログ



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ああいえばこう言う

他人の意見に対してあれこれ言い訳して従わない様子
理屈をつけてあれこれ言を左右すること

合縁奇縁(あいえんきえん)

縁は不思議な縁によるものであるということ。特に男女の縁について言われることが多い

愛多ければ憎しみ至る

愛されることが多いような人は、他の人から憎まれるようになるということ

匕首(あいくち)に鍔(つば)

釣り合わないことや、似合わないことのたとえ

相碁井目(あいごせいもく)

同じ事をしても人によって大きな差があるということ

挨拶は時の氏神

仲裁してくれる人は氏神のようにありがたく、従ったほうがよいということ

愛してその悪を知る

愛したとしても盲目にならずに、悪い点を認識するべきだということ
他人の長所短所をよく認識するべきだということ

愛想づかしも金から起きる

愛想がつきるのも金が主な原因であることが多いということ

愛想も小想も尽き果てた

完全にあきれ果ててしまった様子のこと

相対のことはこちゃ知らぬ

第三者には相対で決めた取り決めについては分からないということ

開いた口に牡丹餅

想定していなかった幸運が舞い込むこと

相槌を打つ

人の話に調子を合わせること

相手変われど主変わらず

相手がいろいろ変わっても、こちらは同じで変わりがないということ

相手のさする功名

相手が劣っていたために、思いがけないような手柄を立てること

相手のない喧嘩はできない

どんな人でも相手がいないと喧嘩は出来ないことから、喧嘩を売られても買うなということ

相手見てからの喧嘩声

相手が弱そうなのを確認してから、急に人を威圧するような態度をとること

愛は小出しにせよ

激しい愛は長続きしないので、控えめに愛しなさいということ

愛別離苦

愛する人とわかれるようになる苦しみのこと

相惚れ自惚れ方惚れ岡惚れ

惚れ方はひとつでなく、いろいろあるということ

曖昧模糊(あいまいもこ)

物事がはっきりしない様子のこと

逢い戻りは鴨の味

交際が途絶えた男女がよりを戻すと、その情愛は以前にも増して細やかになるということ

逢うは別れの始め

会った人とは必ず別れなければならないということ。無常をあらわす

阿吽(あうん)の呼吸

共に行動するときに、ぴったり息が合うこと

青息吐息

困ったときに出すためいきのこと

仰いで天にはじず

自分にやましいことがなければ、全てを見ている天をみても恥じることがないということ

青い鳥

幸せは身近なところにあるということ

青柿が熟柿を弔う

熟柿を青柿が笑うが、青柿もいずれは熟柿になる運命であることに気がついていない様子
大した差がないのにあれこれ言うことのたとえ

青田をほめる馬鹿

青々とした田んぼは一見よさそうだが、実際の収穫はたいしたことがないことも多く、そんなものをほめるのは馬鹿だということ

青菜に塩

青菜に塩をふるとしなしなになってしまうことから、人が元気ない様子を示す

青は藍より出でて藍より青し

師匠より弟子の方が優れていることを示すたとえ

青葉は目の薬

新緑の青葉の色は目の疲れを癒してくれるということ

青表紙を叩いた者には叶わぬ

学問をする機会のなかった無念をいう言葉

赤い信女が子を孕む

赤い信女=未亡人 未亡人が妊娠していること

赤児のうちは七国七里の者に似る

赤ちゃんのうちは、ありとあらゆる人に似て見えるものだということ

赤子の手をひねる

容易にできることのたとえ。また、力のあるものが弱いものを思いのままにすること

赤子は泣き泣き育つ

赤ん坊が泣くのは健康の証で元気に育つものだということ

赤子を裸にしたよう

弱いものをさらに弱体化させるということ

垢はこするほどでる あらは探すほど出る

欠点を探せばいくらでもあるものだということ

明るけりゃ月夜だと思う

考えが浅く物事を知らないことのたとえ

秋荒れ半作

秋に天候が荒れてしまうと、収穫が半分になってしまうということ

秋風が立つ

男女間の愛情が冷めて、嫌気がさすこと

空樽は音が高い

空の樽は叩くと高い音がするように、中身がない人間ほどよく喋るということ

商い三年

どんなことも三年の我慢が必要だということ

商い上手の仕入れ下手

客に売るのが上手くても、仕入れが下手だとなかなか利益が上がらないということ

商いは牛のよだれ

商売は地道に気長に我慢して行なえということ

商いは数でこなせ

利益を少なくしても多く売るのが商売のコツだということ

商いは門門

相手に応じて品物を売るのが商売のコツであるということ
また、専門店で買うことが失敗しないコツということ

商いは本にあり

商売がうまくいくかどうかは資本の大小が大きく影響するということ

秋茄子嫁に食わすな

秋なすはおいしいので嫁に食べさせないようにしようという姑の憎しみの言葉
逆に体を壊すので気遣いの言葉という説もある

秋になればほいと腹になる

秋になって食欲が進み、意地汚くなること

秋海春山

秋は海がはれていれば晴れで、春は山がはれていれば晴れということ。日本海側地域に当てはまるようだ

秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる

秋の雨の降る日は暖かいので、ネコも顔を長くして喜ぶものだということ

秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる

年を取れば取るほど衰え方が大きいということ

秋の扇

夏に使われていた扇も秋になれば自然と使われなくなる様子
また、寵愛を失った女性のたとえ

秋の鹿は笛に寄る

恋は身を滅ぼすということのたとえ
また、弱みにつけこみやすいことのたとえ

秋の空は七度半変わる

心が変わりやすいことをたとえたもの

秋の日と娘の子は呉れぬようで呉れる

娘をなかなか嫁にくれそうもないようでも、申し込むと意外に簡単にくれるものだということ

秋の日は釣瓶落し

秋になると夕日は沈み始めると一気に沈んでしまう様子を表した言葉

秋葉山から火事

他人を戒めている人が過ちを犯すこと

諦めは心の養生

いつまでも後悔しているのは良くないことで、諦めも肝心であるということ

呆れが礼に来る

とても呆れること

商人と屏風は直ぐには立たぬ

道理や自分の感情を曲げないと商売は上手くいかないということ

商人に系図なし

商売の成功は家柄などではなく、努力能力次第だということ

商人の空誓文

商人の約束は信用しにくいものだということ

商人の元値

商人の言う元値は信用できるものではないということ

商人は損していつか倉が建つ

儲けていないといいながら儲かっていて商人が倉を建てる様子

悪縁契り深し

よくない縁に限ってなかなか縁切りしにくいということ

灰汁が強い

人の性格などに個性あるしつこさがあること

灰汁が抜ける

癖やしつこさがなくなり洗練されていること

悪妻は百年の不作

悪妻を持ってしまうと、百年不作が続くような大きな被害を受けてしまうということ

悪事千里を走る

悪い噂・評判は一気に広まるということ

悪事身に返る

悪事を犯すと、自分の身に返ってくるということ

悪女の賢者ぶり

性質の悪い女が、外見を善良な女のように振舞うことから、鼻もちならない偽善のこと

悪女の深情

醜いドブスの方が愛情が深いということ かえって迷惑ということも表す

悪銭身につかず

不正な手段で手に入れたものはあっという間になくなってしまうということ

悪に強ければ善にも強し

極悪人が改心すれば庶民より優れた善人になれるということ

悪人あればこそ善人も顕れる

悪人がいるからこそ善人が目立ってくるということ

悪の裏は善

悪いことばかりは続かないということ

悪の報いは針の先

悪いことをした報いはたちまち巡ってくるということ

悪は一旦の事なり

不正をしてうまくいっても、長くは続かないということ

悪は延べよ

悪いと思うことは、延期したほうが良いということ

悪法も法なり

悪法も法律なので守らなければならないということ

揚げ足を取る

相手のことばじりや言い間違いを、あざけったり皮肉ったりすること

挙句の果て

いろいろやった結果のこと

上げ膳据え膳

他人が全て世話をしてくれること

明けた日は暮れる

いつまでも同じ状態は続かないということ

開けて口惜しき玉手箱

すばらしい玉手箱の中のものが価値を感じられないものでありがっかりする様子

上げ舟に物を問え

ものを聞くのには相手を選ぶことが必要であることのたとえ

阿漕が浦に引く網

隠し事を何回もやればそのうちに見つかってしまうということ

顎で背中をかく

できないことのたとえ

顎で蠅を追う

力を使いはたした病人のこと

顎振り三年

簡単に見えても奥義に達するには相当な苦労が必要だということ

朝雨女の腕まくり

朝雨が降ってもたいしたことはないのと同じように、女が腕まくりしてもたいしたことはないということ

浅い川も深く渡れ

浅い川も油断せずに深い川とおなじようにわたれということ

朝起き三文の徳

早起きすると得をすることが出来るということ

朝起き千両夜起き百両

早起きして働くほうが、夜中まで起きて働くより利益が大きいということ

朝顔の花一時

ものごとは衰えやすいということのたとえ

朝駆(あさが)けの駄賃

朝早く馬を走らせると元気に走ることから、たやすく行える様子のたとえ

麻殻に目鼻を付けたよう

やせて骨と皮ばかりの男のたとえ

朝題目に宵念仏

しっかりとした考えがないようすのたとえ

朝寝八石の損

朝寝坊は損なことだということ

朝寝坊の宵っ張り

夜ふかしすると朝早く起きれないということ

麻の中の蓬(よもぎ)

良い友人と交流すると、自然と良い人になるということのたとえ

朝日が西から出る

ありえないことのたとえ

薊(あざみ)の花も一盛り

年頃になれば誰でもそれなりに魅力が出るものだということ

海驢(あしか)の番

アシカの習性のように、交代で眠ること

朝(あした)に紅顔あって夕に白骨となる

人の運命は無常ということ 朝元気であっても、夜には死んでいて骨となっていることさえあるということ

朝に道聞かば夕べに死すとも可なり

人間として悟ることが出来れば死んでも悔いはないということ

明日は明日の風が吹く

今日出来ることをやっておけば明日にはより良い結果を迎えられる また、明日のことを考えても仕方ない思想を表す

足の裏の飯粒

切ろうとしても切れない腐れ縁のたとえ

足下から鳥が立つ

意外なことが起きた様子 また、あわてて物事を始める様子

足下の明るいうち

夜になって危険にならないうちということ

足下を見る

相手の弱みにつけ込むこと

足を洗う

悪事からかかわりをなくすこと

足を知らずしてくつをつくる

同じ種類のものは性質も共通しているということ

足を出す

お金が足りなくなるということ

足を引っぱる

進行を妨げること

明日ありと思う心の仇桜

あっという間に変化するもののこと
また、人生は無常なものであるということ

飛鳥川の淵瀬

飛鳥川の流れは変わりやすいことから、変化の激しいことをあらわす

預かり物は半分の主

人から物を預かったら、半分は自分のものと思っても問題がないということ

明日食う塩辛に今日から水を飲む

手回しが良すぎて意味のないことのたとえ

明日知らぬ世

将来のことがわからないということ

明日のことは明日案じよ

将来のことを案じても仕方がないということ

明日の百より今日の五十

緊急に必要だということをあらわす。 また、将来の不確実を選ぶより確実性を取ることもあらわすことも

東男に京女

男なら東京の男、女なら京都の女が良いということ

畦から行くも田から行くのも同じ

筋道が違っても行き着くところは同じであるということ

遊びに師なし

遊びごとは教えられないくても自然と覚えるということ

寇(あだ)に兵を藉(か)し盗に糧を齎(もたら)す

敵に便宜を与えて損害を大きくすること

仇花に実は生らぬ

着実でない計画では成果は上がらないということ

頭押さえりゃ尻ゃあがる

一方がうまくいっても、もう一方が上手くいかないということ

頭が動けば尾も動く

上司が動けば自然と部下も動くということ

頭かくして尻隠さず

一部分だけを隠してその他の部分が隠れていない間抜けな様子

頭剃るより心剃れ

仏門に入る前にまず心を磨くのが第一ということ 外見より中身が大事ということ

頭でっかち尻つぼみ

はじめは勢いがあるがだんだん勢いがなくなり終わりにはろくな結果になっていないということ

頭の上の蠅を追え

人のことを世話するよりも、まず自分のことを処理しろということ

頭剥げても浮気は止まぬ

年をとっても遊ぶ癖は直らないということ

仇も情けも我が身より出る

他人のいろいろな感情もすべて自分の行動によって招くものだということ

新しい酒は新しい革袋に盛れ

新しい表現には新しい形式が必要だということのたとえ

中(あた)らずといえども遠からず

子供のために尽くそうと思えば的中しなくても大体は当たっているということ

当たる罰は薦着ても当たる

悪いことすると罰が当たるのを避けられないということ

当たるも八卦当たらぬも八卦

占いはあまり当てにならないものということ

仇を恩にして報ずる

恨むべき人に情けをかけること

あちら立てればこちらがたたぬ

意見や立場が違う人を双方納得させるのはむずかしいということ

悪貨は良貨を駆逐する

質の悪い人間がいるとその影響でよい人間も駄目になることのたとえ

暑さ寒さも彼岸まで

彼岸は寒暑の重要な目安になるということ

暑さ忘れて陰忘る

苦しい時が過ぎてしまうと、その時受けた恩を忘れてしまうことのたとえ

会った時は笠を脱げ

機会があったら逃さないようにしなければならないということ

有って地獄無うて極楽

金や子供はないほうが悩みがなく気楽にすごせるということ

有っても苦労無くても苦労

金や子供はあってもなくても苦しむものだということ

集めて大成す

集大成。多くのものを広く集めてまとめること

羹(あつもの)にこりて膾(なます)を吹く

羹(あつもの)は熱い汁、膾(なます)は酢の和え物。
熱い汁でひどい目にあったからといって、酢の和え物に息を吹きかけ冷ますのはばかばかしい
過去の失敗の経験から不必要な用心をすること

当てものと褌(ふんどし)は向こうからはずれる

当てものとは当てにしているもの事。なかなか思い通り行かない様子

後足(あとあし)で砂をかける

恩義を忘れ、さらに迷惑までかける様子

後から剥げる正月言葉

表面だけの言葉は、あとで本心がばれるものだということ

後の雁が先になる

後から来たものが、先行していたものを追い越すことのたとえ

後の喧嘩先にする

のちのち問題が起こらないように、先によく検討・討議すること

あとの祭り

時期を逃して間に合っていない様子

あとは野となれ山となれ

責任を放棄して結果がどうなろうと知らない態度

後腹が病める

物事が済んでからも、いろいろな障害や問題がおこって困ることのたとえ

穴があったら入りたい

恥ずかしさで姿を消して隠れていたいということ

穴のムジナを値段する

当てにならないことなのに当てにすること

穴を掘って言い入る

言いたいことがいえないので、自ら穴を掘ってその中で秘密を言うようなこと

姉女房は身代の薬

年上の妻は家庭を安定にするということ

あの声でトカゲ食らうかホトトギス

人は見かけによらないものだということのたとえ

あの世千日この世一日

当てにならないあの世で楽しむのなら、現世で一日楽しんだほうが良いということ

あばたもえくぼ

あばたは天然痘のあと。愛している人は何でもよく見えるということ

阿鼻叫喚

むごたらしい状況に泣き叫び苦しむ様子のこと

アヒルが文庫を背負う

背が低くて尻が大きい女が不恰好に歩く様子のたとえ

危ない事は怪我のうち

危ないことをするのはは怪我をすることと同義といってもよいので、危ないことはするなということ

危ない橋も一度は渡れ

危険なことをしなければならないこともあるということ

危ない橋を渡る

危険なことを行うこと

虻蜂とらず

両方得ようとするとどちらも逃してしまうということ。一つ一つ事を行えということ

脂が乗る

調子が出てきて物事がうまく運ぶこと

脂に画き氷にちりばむ

苦労しても効果がないようすのたとえ

油を売る

隠れて怠けること、また、無駄話で時間を潰すこと

油を以って油煙を落とす

同じ種類のものを上手く使って効果を得ることのたとえ

甘い汁を吸う

苦労しないで利益をえること

甘い酢では行かぬ

ぬるい手段では効果がないということ

甘い物に蟻がつく

うまい話には人が集まってくるものだということのたとえ

雨垂れ石をうがつ

小さな積み重ねが成功へつながるということ

雨垂れは三途の川

外出すればどんな危険があるかわからないということ

天の邪鬼

わざとなんでも人にわざと逆らう人のこと

雨夜の月

あってもみえないもののこと

余り円きはまろび易し

あまりにも角がない性格だと失敗してしまうということ

余り物に福がある

人が残したものには思わぬ利益があるので、先をあらそうものではないということ

阿弥陀も銭で光る

金銭の力は偉大であるということ

網呑舟(あみどんしゅう)の大魚を逃がす

網の目があらいために、大魚を逃してしまうことから、法の目があらいと極悪人を逃してしまうということ

網にかかった魚

もう逃げることができない状態ということ

網の目に風とまる

ありえないことのたとえ
また、ありえない事でもときには起こることだということ

雨が降ろうが槍が降ろうが

どんなことがあってもということ

雨、土塊を破らず

世の中が平穏・平和で落ち着いているということのたとえ

雨の降る日は天気が悪い

ごく自然で反論することは出来ないことのたとえ

雨晴れて笠を忘る

困難なことが過ぎ去ると恩を忘れてしまうことのたとえ

雨降って地固まる

言い争うことでかえってよい結果が生まれることがあるということ

飴をしゃぶらせる

おだてること
またわざと負けて相手を喜ばせること

危うきこと累卵の如し

とても危険なこと

過ちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ

過失があったと気づいたらすぐさまに改めなければいけないということ

過ちは好むところにあり

得意なことで油断して失敗しがちであるということ

過ちを観て仁を知る

間違った行為を観察して、それが誠実のために行ったものであるのならば、仁者であることがわかるということ

嵐の前の静けさ

大事件や大きな出来事が起こりそうな気がするような不安な静けさのこと

新たに沐(もく)するものは必ず冠を弾く

清廉潔白なひとはどんな汚れでも嫌うものだということ

蟻の穴から堤の崩れ

立派な堤も蟻が通り抜けるような小さな穴でも崩れてしまうことから、小さなこともおろそかにしてはいけないということ

蟻の熊野参り

行列を作ること

蟻の這い出る隙もない

逃げ出す隙がどこにもないということ

ある時払いの催促なし

借金を余裕のあるときに返せば良いという寛大な条件のこと

合わせ物は離れ者

合わせて作ったものは離れる運命にあるということ

慌てる蟹は穴へ入れぬ

慌ててしまうと上手く事を運べないということ

慌てる乞食は貰いが少ない

慌てると利益が減ってしまうということ

合わぬ蓋あれば合う蓋あり

人にも物にも合うものと合わないものがあるということ

アンコウの待ち食い

努力しないで利益を得るということ

鞍上人なく鞍下馬なし

操作が巧みであるということ

案ずるより生むが易し

出来るか心配をしてしまうが、やってみると案外出来るもので心配する必要がないということ

暗中模索

手がかりがないまま、物を探すこと

暗夜に灯火失う

これから先の将来、どうしたら良いか途方に暮れる事

威あって猛からず

威厳はあるが威圧的でなく人間的温かみがあるということ

いい後は悪い

良いことがあった後には悪いことが起こりがちということ

言い勝ち高名

言葉数が多いものが勝つものだということ

言いたい事は明日言え

思ったことを直ぐに言わずに熟考してから言えば失敗しないものだということ

唯々諾々

どんなことでも相手の言うことに従うこと

言うはやすく行なうは難し

言うことは簡単だが実行はむずかしいということ。
理想だけを口にすることを戒めるもの

家柄よりは芋茎(いもがら)

家柄などには何も価値はなく芋がらのほうがよっぽど価値があるということ

家にネズミ 国に盗人

どんな世界にも悪いものはいるものだということ

家は狭かれ心は広かれ

生活は質素にしても心を広く持てば充実した生活が出来るということ

家貧しくして孝子(こうし)あらわる

貧しい家の人間のほうが、後に努力して成功するということ

家貧しくして良妻を思う

困難な状況なときには、助けてくれる人のありがたさを感じられるということ

イガグリも中(うち)から割れる

年頃になると自然に色気づくものだということのたとえ

「いかさま」はインチキでござる

「如何様左様で御座る」とは武家の言葉。
この言葉を使ってごまかすことが続き「いかさま」がインチキの意に

烏賊のきんたま

そうはいかないというのをしゃれたことば 「そうはいかのきんたま」

いかもの食い

普通の人が嫌がるものを食べたりすること
また、異質・異様な趣味を持つこと

怒りは敵と思え

怒ることは判断を間違えたり敵を作ったりして身を滅ぼす事になるから気をつけろということ

怒りを遷さず

怒りを関係のないものにぶつけてはいけないということ

生馬の目を抜く

生きている馬の目を抜き取るような早業。人を出し抜いて利得を得ること

行きがけの駄賃

なにかのついでに他のことをすること

息の臭さは主知らず

自分の息の臭さは気がつかないことから、自分の欠点に気がつかないというたとえ

生き身は死に身

生きているものは必ず死ぬものだということ

衣錦の栄

立身出世を成し遂げて故郷に帰る栄誉のこと

行く行くの長居

もう行く、帰る、といいながら長居すること。帰るという人はなかなか帰らないということ

異口同音

皆の意見が一致すること

生簀(いけす)の鯉

死ぬべき運命にあること

意見と餅はつくほどねれる

人の意見に従うほど利があるということ

韋弦(いげん)の佩(はい)

自分の欠点を直そうとすること

諍(いさか)いはてての乳切木

適切な時機に遅れては役に立たないということ

いざ鎌倉

危急のときに言う、一大事が起こったということ

石臼に箸を刺す

無理なことのたとえ

石が流れて木の葉が沈む

物事が当然の道理と反対になっていることのたとえ

石に裃(かみしも)

堅苦しいということ

石に灸

効果が全くないこよ

石に漱(くちすす)ぎ流れに枕す

負け惜しみが強いということ

石に立つ矢

一念をこめれば苦難を乗り越えられるということ

石に花咲く

実際には起こるはずのないこと

石に布団は着せられぬ

親が死んでからでは孝行できない。墓石に布団をかけても意味がないということ

石の上にも三年

冷たい石にも座り続ければ温まる。我慢し続ければ成功するということ

石の物言う世の中

石がものを言うように秘密が漏れやすいということ

石橋を叩いて渡る

用心深く物事を行うこと

石部金吉金兜

かたくて生真面目な人のこと

医者が取るか 坊主が取るか

重病・重体の状態の人のこと

医者寒からず儒者寒し

病気を治す医者は収入が多く豊かであるが、学問を教える学者は収入が少なく貧しいものだということ

医者と味噌は古いほどよい

医者は経験を積むほど上手になり、味噌も時が経つほど美味しくなるということ

医者の薬も匙加減

薬も用量を間違えれば効かないということ。匙加減が大事ということ

医者の只今

約束が当てにならないことのたとえ

医者の不養生

立派なことを言いながら実行されていない様子

衣食足りて礼節を知る

生活が豊かになって初めて外聞に気を使うようになるということ

石を抱きて淵に入る

自らすすんで危険を冒すこと

以心伝心

無言でも相手に気持ちが伝わること

いすかの嘴(はし)

物事が食い違っていて思い通りにならないこと

いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)

どちらもすばらしくて選択に迷うたとえ

いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)

どちらもすばらしくて選択に迷うたとえ

伊勢へ七度熊野へ三度

信仰心がとても厚いこと

居候の三杯目

居候はそっとしているということ

急がば回れ

物事はあわてずに確実な方法を選んだほうがよいということ

急ぎの文は静かに書け

急ぎの手紙は大事な事が多いので慌てずに書き間違いをしないように気をつけて書いたほうが良いということ

磯際で舟を破る

物事が完成する直前で失敗することのたとえ

磯のあわびの片思い

こちらが恋しているだけで、相手は何も思っていないことのたとえ

痛い上の針

悪いことに悪いことが重なったことのたとえ

痛くもない腹をさぐられる

みに覚えのないことなのに疑われること

板子一枚下は地獄

船乗りの危険なさまを表した言葉

痛し痒し

体をかけば痛い、かかなければ痒い状態から、どちらを選ぶか判断できない様子

いただくものは夏も小袖

人からもらえるものは何でももらう欲深い様子のたとえ

イタチの最後っ屁

切羽詰まってしまった時の最後の手段のたとえ

イタチの無き間の貂誇(てんぼこ)り

自分より強いものがいない時だけ空威張りすること

イタチの道切り

交際や便りが途絶えること。また、不吉なことが起こる前兆

板につく

地位や職業がその人にぴったりあっている様子

痛む上に塩を塗る

悪いことが起こっているのに更に悪いことが起こることのたとえ

一衣帯水

狭い川や海峡のこと。また、狭い川や海峡を隔てて近接していること

一押二金三男

女性を口説くには押しの強さが必要で、お金や顔は二の次であるということ

一か八か

運を天に任せて行動すること

一芸は道に通ずる

どんな芸でも奥義を身につけたものは、他のことでも心得がわかるものだということ

一事が万事

一つのことを見れば全てのことが想定できるということ

一字千金

詩文や文字の才能が優れているということ

一日千秋

一日あわないと長い間会っていないかのように思うような感情のたとえ

一日の長

わずかに年上であるということ。また、相手より経験や技能が優れていること

一字の師

詩文の誤りなどについて、添削してくれた人のこと

一度あることは二度ある

同じようなことはもう一度起こるものだということ

一と言うたら二と悟れ

何か言われたら、頭を働かせて次に何をするべきか考えろということ

一難去ってまた一難

災難を切り抜けてところにまた災難が襲うこと

一に看病二に薬

病気を治すにはまず看病が必要だということ

市に虎あり

事実でなくても言う人が多いと信用されてしまうということ

一念天に通ず

やり遂げる強い固い意志があれば、天にその心が通じてやり遂げられるものだということ

一年の計は元旦にあり

まず計画を立てて行動するべきということ

一の裏は六

悪いことが起こったあとには良いことが起こるものだということのたとえ

一引き二才三学問

出世するには人の引きたてが一番の条件で、才能や学力などは二番目三番目の条件だということ

一姫二太郎

子供を持つなら、まず女の子、その後男が理想的ということ。子供の数が男二人女一人が理想的とも

一富士二鷹三茄子

初夢に見たとき縁起がよいものを順にならべたもの

一網打尽

一撃ですべてを捕まえてしまうこと

一目置く

相手が優れていることを認めて、遠慮したり敬意を払うこと

一文惜しみの百知らず

一文をおしむことで後で百文の損をすることになるということ。将来の利益を考えて使うべきだということ

一葉落ちて天下の秋を知る

小さい前兆で将来の盛衰を感じ取ること

一陽来復

悪いことが続いたあとに、運がようやく好転していくこと

一蓮托生

行動や運命を共にすること。

一を聞いて十を知る

きわめて優れた才能を持っていることを示す

一を識りて二を知らず

知識量が少なく、真理がわからない様子のこと

一攫千金

たいした苦労せずに大金を得ること

一気呵成

物事を一息で成し遂げること

一騎当千

非常に強いということ

一挙両得

ひとつのことで二つの利益を得ること

一犬形に吠ゆれば百犬声に吠ゆ

誰か一人がいい加減なことを言うと、大勢の人が事実として言い広めてしまうということのたとえ

一刻千金

楽しい時間は他の何物にも代えがたいということ

一視同仁

全ての人を平等にみて仁をほどこすこと

一瀉千里

物事がとてもはやくはかどること

一将功成りて万骨枯る

功績が幹部のものだけとなり部下の苦労がかえりみられないことを嘆く言葉

一升徳利こけても三分

元手が大きければ多少の失敗や損でも、全くなくなってしまうことはないということ

一所懸命

命がけで物事を行うこと

一心岩をも通す

心をこめて物事を続ければ成し遂げることができるということのたとえ

一炊の夢

栄枯盛衰ははかないものというたとえ

一寸先は闇

これから先にどんな不幸があるかわからないということ

一寸の光陰軽んずべからず

わずかな時間でも大事にしなければならないということ

一寸延びれば尋延びる

現在の困難を切り抜ければ、その後は楽になるということ

一寸の虫にも五分の魂

どんなに弱そうでもそれなりの意地があるから侮ってはいけないということ

一石二鳥

ひとつのことで二つの利益を得ること

一石を投じる

新たな意見を出して問題を投げかけること

一線を画す

区切り、区別をはっきりさせること

一銭を笑う者は一銭に泣く

少額だからといって、それを軽視してはならないということ

一知半解

少ししか知らず、少ししか理解していないということ

一籌(ちゅう)を輸(ゆ)す

少しだけ負けているということ

一朝一夕(いっちょういっせき)

短い時間のこと

一擲(いってき)乾坤(けんこん)を賭す

運命をかけた勝負をすること

一擲千金(いってきせんきん)

一度に大金をかけて勝負すること、また、思いきったことをすること

一頭地を抜く

他人より一段と優れているということ

一刀両断

思い切りよく問題を解決すること

一敗地に塗(まみ)れる

再起不能なほど惨敗すること

一斑(いっぱん)を見て全豹を卜(ぼく)す

物事の一部分だけを見て全体を推し量ること

一夫関に当たらば万夫も開くなし

守りやすく攻めにくい地形のこと

鴫蛤(いっぽう)の争い

争いの間に第三者が利を得ること

いつも月夜に米の飯

苦労のない気楽な生活のたとえ

いつも柳の下に泥鰌(どじょう)はいない

一度うまくいったからといってもう一度同じことがあるとは限らないということ

佚(いつ)を以て労を待つ

相手が疲労しきったところを待ち構えて撃退するということ

田舎の学問より京の昼寝

田舎では学ぶ場所がないが、京ならば見聞を広げられる機会が多数あり知識を豊かにできるということ

稲荷の前の昼盗人

神を恐れない悪人のたとえ

犬一代に狸一匹

犬が狸ほど大きな獲物を得るのは一生かかっても一回あるかどうかということからチャンスは何度もないということ

犬打つ童まで

犬を追い掛け回すような童まで知られてるということ

犬が西向きゃ尾は東

当たり前のことをわざわざ強調して言うこと

犬が星を見る

犬が星を見ても何も出来ない様に、身分不相応なことをすること。

犬がごうなら猫もごう

犬も猫もごう(乞食)であって差はないということ

犬に懸鯛(かけだい)

立派なものでも、見る人がそれとわからなければ意味が無いということ

犬に肴の番

人選を誤ること

犬に三年人一代 人に三年犬一代

最初、犬のように扱われて後に立派になる人もいるが、最初楽をして、一生、犬のように扱われる人もいるということ

犬に知らすな

秘密は犬であっても絶対に誰にも教えてはいけないということ

犬になるなら大家の犬になれ

身分が下であっても、素晴らしい主人に仕えれば、多くの報酬を得られるということ

犬に念仏猫に経

いくら立派であっても理解出来ないものには意味が無いということ

犬に論語

価値やありがたみがわからないこと

犬の川端歩き

犬が川端歩いても食べ物がないので歩くだけのように、途中で飲食せずにそのまま行き帰りすること

犬の遠吠え

陰で虚勢を張っていることのたとえ

犬猫にも馴染めば思う

犬や猫でも懐けば愛情を持つようになるということ

犬猫も三日飼えば恩を忘れぬ

犬猫でも恩を忘れないのであるから、恩知らずであってはいけないということ

犬の糞説教

他人の説教をそのまま使って説教すること

犬の糞で敵をとる

卑怯な手段を使って敵をとること

犬の糞に手裏剣

くだらないことに貴重なものをつかうということ

犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ

犬でさえ恩を忘れないのだから人も恩を忘れてはならないということ

犬骨折って鷹の餌食

苦労して手に入れたものを他人に奪われてしまうことのたとえ

犬も歩けば棒にあたる

何かをすると思いがけない災難や幸運に出会うことがあるということ

犬も朋輩 鷹も朋輩

仲が悪くても同僚としての対応はしっかりするべきだということ

命あっての物種

何事も命があってこそなしえるということ

命長ければ恥多し

長生きすればそれだけ恥をかく機会も多いということ

命長ければ蓬莱を見る

長生きすればこそ幸運にめぐりあうということ

命に過ぎたる宝なし

命ほど大切なものは他には存在しないということ

命の洗濯

憂さ晴らしすること

命は鴻毛より軽し

命を捨てても惜しくはないということ

命より名を惜しむ

立派な男子は命よりも名誉を重視するものだということ

井の中の蛙

知識が狭くて広い視野を持っていない人を軽蔑して言う言葉

祈るより稼げ

神や他人に頼るよりは自ら働いて困難な状況を切り開くべきだということ

意馬心猿

暴れ騒ぐ馬や猿を抑えるのが難しいように、心が騒いで感情を抑えられないということ

医は仁術

医術は仁愛によって治すものであるということ

衣鉢を伝う

師匠から奥義を受け継ぐこと

韋編三絶

書物を熟読すること

今泣いた烏がもう笑う

今まで泣いていたのにすぐ笑うこと

芋頭でも頭(かしら)は頭(かしら)

小さな集団でもトップにはそれなりの価値があるということ

芋の煮えたもご存じないか

芋が煮えたかどうかもわからない世間知らずを馬鹿にした言葉

芋を洗うよう

人が混み合っている様子のたとえ

倚門の望

子供の帰りを待ちわびる母親の気持ちのこと

いやいや三杯

口先だけ遠慮すること

嫌と頭(かぶり)を縦に振る

表面では拒否の返答も内心は承諾しているということ

入り船あれば出船あり

世の中は絶えず変化し続け、喜ぶ人がいれば困る人がいるということ

炒り豆に花

衰えたものが再び力を取り戻して栄えること、また、ありえないことがごくたまに実現すること

入るを量りて出づるを為す

収入を計算してそれに応じた支出をすること

色気より食い気

色欲よりも食欲を優先すること、また、見えより実利を優先すること

色の白いは七難隠す

女性は色が白ければ多少醜くても美しく見えるということ

色は思案の外(ほか)

男女間に関することは理屈では推し量れないということ

鰯(いわし)網で鯨捕る

思いがけない利益を得ること、また、少ない元手で大きな利益を得ること

イワシの頭も信心から

信じればつまらないものでもありがたく感じるということ

言わぬが花

何から何まですべて話さないほうがよいということ

言わぬは言うに勝る

口に出さないほうが効果があることがあるということ

言わねば腹ふくる

言いたいことを言わないと不満がたまるということ

夷を以て夷を制す

他国同士を戦わせて、利益を得ること

因果応報

よいことをした人にはよい報い、悪いことをした人には悪い報いがあるということ

因果を含める

事情をよく話して納得させて、思い切らすこと

殷鑑遠からず

身近な失敗をみて自分の反省材料にするべきだということ

慇懃無礼

表面は礼儀正しいが内心は誠意がない様子

因循姑息

古くからの習慣に従って改めようとしないこと

引導を渡す

最終的な通告をして諦めさせること

陰徳あれば陽報あり

人に知られずよいことをおこなう人には、必ずよい報いがあるということ

員に備わるのみ

人数にいるだけで役に立たないこと

有為転変の世の習い

世の中は激しく移り変わるもので、そのはかなさを嘆くもの

憂いも辛いも食うての上

衣食に不自由する苦しみに比べれば、平素の苦しみは大したものではないということ

飢えたる犬は棒を恐れず

窮すれば、法を犯す危険も恐れなくなるものだということ

飢えては食をえらばず

飢えればどんなものでもより好みせずに食べるということ

上には上がある

これが最高のものと思ってもそれのさらに上があるということ。うぬぼれを戒める言葉

上見ぬ鷲

他のことを気にせずにいられる地位や状態

魚心あれば水心

相手の出方次第で行為を示してくれればこちらも好意を示すということ

魚の木にのぼるが如し

不可能のことのたとえ

魚の釜中(ふちゅう)に遊ぶが如し

そのうちに食べられてしまう魚が釜の中で遊ぶことから、危険が差し迫っている様子を示す

魚を得て筌を忘る

筌とは魚とり用のかご 目的さえ達成してしまえばそれまでの手段はまったく顧みられない様子

うかうか三十 きょろきょろ四十

特に目立ったことをしないうちに一生を過ごしてしまった様子のこと

浮世の沈み七度

人生は安定しているようなものではないということ

浮世の苦楽は壁一重

苦しい時は悲観することなく、楽しい時も楽観してはならないということ

浮世は回り持ち

幸不幸は誰かのところにとどまることなく、いろいろな人へ移っていくものだということ

浮世渡らば豆腐で渡れ

世渡りは豆腐のように物柔らかにそれでいて生真面目を持っているのが良いということ

鶯(うぐいす)鳴かせたこともある

年寄りになってしまったが、若いときには多くの人を魅了していたということ

有卦に入る

よい運になること

烏合の衆

規律なくまとまりのない集団のこと

雨後の竹の子

似たようなものがあちらこちらに出てくることのたとえ

兎の罠に狐がかかる

思いも寄らない幸運に恵まれたことのたとえ

兎も七日なぶれば噛み付く

どんなにおとなしいものでも、我慢の限界はあり限度が超えれば怒り出すものだということ

兎を見て犬を放つ

失敗してからやり直しても遅すぎることはないということ

氏無くして玉の輿

家柄が貧しくても、女性ならば富裕の男性と縁があればたちまち富裕層になれるということ

牛に対して琴を弾ず

愚かなものに道理を説いても仕方のないということのたとえ

牛に引かれて善光寺参り

本心からでなく、たまたまよいことをすることのたとえ

牛の歩みも千里 馬の歩みも千里

早い遅いの違いがあっても到着する地点は同じことだからあわてる必要はないということ

牛は牛づれ馬は馬づれ

似た者同士は自然と集まるものだということ、また、似たものが集まると物事がうまくいくということ

牛も千里 馬も千里

早いか遅いかの違いはあっても皆同じ所にたどりつけるということ

氏より育ち

家柄よりも育てられ方のほうが人格の形成に大きく影響するということ

後ろ髪を引かれる

なかなかあきらめきれない様子

後ろ指を指される

陰で悪口を言うこと

牛を馬に乗り換える

遅い牛から速い馬に乗り換える、都合のよいこと・優秀なほうに乗り換えること

牛を食らうの気

幼いときから優れた精神を持っている様子

有象無象

たくさん集まっているくだらない人たちのこと

嘘から出た実

うそだったことがたまたま本当のことになること

嘘吐きは泥棒の始まり

うそをついていると平気でうそを付けるようになり、泥棒を行うことを恥じなくなるということ

嘘と坊主の頭はゆったことがない

嘘をついたことがないということ。だじゃれ

嘘も方便

物事をうまく運ぶために嘘をつかなければならないこともあるということ

うだつが上がらぬ

いつも逆境にあってうまくいかないことのたとえ

打たねば鳴らぬ

何かしなければ何もおこらないということ

歌は世に連れ世は歌に連れ

歌の流行は世の中の変化によって変わり、世の中の様子も歌の流行によって変化するということ

打たれても親の杖

親の叱りも愛情からのものでありがたいものだということ

内兜を見すかす

相手の秘密や弱点を見ぬくこと

家(うち)の前の痩せ犬

他人の力を借りて虚勢をはっていることのたとえ

内(うち)裸でも外錦

世間体を良く見せること

内(うち)広がりの外すぼり

家の中では威張り散らしているが、外では小さくなっていること

内懐を見透かす

他人に知られたくない心のうちを見抜くこと

内弁慶

家では威張っているが外では小さくなっている人のこと

内股膏薬

内股につけた薬はあちこちにつくことから、態度のはっきりしない様子

有頂天外

うまく言った喜びで我を忘れること

現(うつつ)を抜かす

夢中になって我を忘れること

移れば変わる世の習い

時が移れば世の中のさまざまなものも変わるということ

腕が上がる

技術能力が上がること

腕が鳴る

優れた能力を見せ付けたくて気持ちが高まること

腕に覚えがある

昔に経験していて今でもその能力に自信があること

腕に縒(よ)りをかける

技術を発揮しようと張り切って取り組むこと

腕を拱(こまね)く

なにもしないで様子を見ていること

独活の大木

体が大きいだけで役に立たない人を馬鹿にした言葉

優曇華(うどんげ)の花

優曇華とは想像上の植物で3千年に一度花が咲くという。まれなことの例え

鰻の寝床

間口が狭くて細長い場所のこと

鰻登り

人気や価格、温度などが急激に上がること

兎の毛で突いたほど

ほんの少しのことのたとえ

鵜の真似をする烏(からす)

烏が鵜のまねをして魚を取ろうとするとおぼれてしまうことから、能力を考えずに人の真似をすると失敗するということ

鵜の目鷹の目

鋭い目つきで辺りを見回す様子やその目つきのこと

旨い物は宵に食え

よいことは早くしたほうがよいということ。うまいものも一晩おくと味が落ちてしまうことから

馬が合う

気心が合いうまくやっていける様子

馬に乗るまでは牛に乗れ

高い地位につくには低い地位で自分を磨かなければならないということ

馬には乗ってみよ人には添うてみよ

馬は乗ってみないと、人は交際してみないと相手を判断できないということ。外見だけではわからないということ

馬の耳に念仏

意見などを言っても無駄である様子のこと

生まれたあとの早め薬

時機に遅れていて無駄であるということ

生まれながらの長老なし

はじめから完成している人物はいないということ

馬を牛に乗り換える

速い馬を捨て遅い牛に乗ることから、劣ったものを採用する様子

馬を鹿

理屈に合わない間違いを無理やり押し通すことのたとえ

海千山千

あらゆる経験をつんでいてずる賢いとこ、また、そういった人物のこと

生みの親より育ての親

育ててもらった親のほうに愛情を感じるということ

海のことは漁師に問え

専門家に聞くのが一番よいということ

海の物とも山の物ともつかぬ

将来がどうなるかさっぱり予想できないということ

梅に鶯(うぐいす)

二つのものが調和がとれていていて似合っているということ

梅干しと友達は古いほどよい

付き合いが長い友達ほど頼りになるということ

埋もれ木に花が咲く

土に埋もれた木から花が咲くように、世の中から忘れられた人物が出世したりすること

烏有(うゆう)に帰す

何もかもなくなってしまうこと

裏には裏がある

事情が入り組んでいて、真相をつかむのが難しいこと

裏の裏を行く

相手が裏をかくつもりなのを見抜いてその逆を突くこと

怨(うらみ)骨髄に入る

心の奥底から人を恨むこと

裏目に出る

良しと思ったことが、逆に悪い結果になるということ

裏をかく

相手の予想に反する行動で狙いを阻止すること

売家と唐様で書く三代目

初代が築いた財産を三代目は遊びまわり、ついには家までも手放すことになる。
その売り札がわざわざしゃれた書体で書いてあることから商売をおそろかにしたことが察せられるということ

売り言葉に買い言葉

相手の暴言に対して、言い返すこと

瓜(うり)に爪(つめ)あり爪に爪なし

瓜と爪の漢字を間違えないように覚えるための言葉

瓜(うり)の皮は大名に剥かせよ 柿の皮は乞食に剥かせよ

瓜の皮は厚く剥くのが良く、柿の皮は薄く剥くのが良いということ

瓜(うり)の蔓(つる)に茄子は生らぬ

平凡な親からは非凡な子供は生まれないということ

瓜(うり)二つ

そっくりであるということのたとえ

売り物には花を飾れ

売り物は体裁をよくして売るとよく売れるようになるということ

烏(う)鷺(ろ)を戦わす

囲碁を打つこと。烏(からす)は黒、鷺(さぎ)は白いことから

浮気と乞食はやめられぬ

快楽や怠惰に一回はまると抜け出すのは難しいということ

噂をすれば影がさす

うわさをするとその人がやってくるものであるということ

雲煙過眼(うんえんかがん)

物事に執着しないこと

雲霞(うんか)の如し

人が多く集まっている様子

運根鈍(うんこんどん)

物事をうまく行うには、運と根気と細かいことに鈍感で粘り強く行うことが必要だということ

雲散霧消(うんさんむしょう)

跡形もなく消えること

生んだ子より抱いた子

生んで育てていない子よりも、他人の子でも育てたこのほうがかわいいということ

膿んだ物は潰せ

災いのもとになるようなものは断ち切ったほうが良いということ

雲泥の差

天と地ほどの大きな差があるということ

雲泥万里

天と地ほど大きな差があるということ

運は天にあり

運は天が決めるもので人の力ではどうにもできないということ

運は寝て待て

うまくいかない時は時が来るまで待ったほうが良いということ

運否天賦

人の運は天が決めるもので人の力ではどうにもできない

運用の妙は一心の存す

法則はうまく活用してこそ意味があるということ。時に応じた活用する人によって大きく変わるということ

栄華の花

栄えたものは必ず衰え滅びるものだということ

英気を養う

いざというときに備え休養をとること

郢書燕説(えいしょえんせつ)

こじつけて、もっともらしく言うこと

英雄色を好む

英雄は勢力が盛んで女性を好むものが多いということ

益者三友

交際して利益がある人は正直な人、誠のある人、知識のある人ということ

易者身の上知らず

易者は他人のことをあれこれ言うが自分のことはわからないということ

会者定離

出会ったっものは必ず離れるものだということ

えせ侍の刀いじり

勇気がないものほど虚勢を張るものだということ

えせ者の空笑い

悪いことを考えている者に限っておかしくないのに追従して笑うものだということ

枝は枯れても根は残る

災いを根っこから断つのは難しいということ

得たり賢し

思い通りに物事が動いて、しめたと思うこと

枝を伐って根を枯らす

切りやすい枝を処分して最後に根をからすようにすること
手をつけやすいことからやり始めて順番に最後まで始末することの例え

枝を矯めて花を散らす

小さな欠点を直そうとして、大事な部分をダメにしてしまうこと

越鳥南枝に巣くう

故郷が忘れられないことのたとえ

得手鼻につく

得意なことだと油断して、失敗すること

得手に帆を揚ぐ

自分の得意なことで活躍すること

江戸っ子は五月(さつき)の鯉の吹き流し

江戸っ子は腹の中に含むところがなく悪気がないということのたとえ

江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ

江戸っ子はその日にもうけたお金をその日のうちに使うということ
金を残せない負け惜しみとも

江戸の敵を長崎で討つ

思いがけないところで思いがけない仕返しをすること
また、仕返しを必ずするという決意表明

江戸は八百八町 大阪は八百八橋

江戸や大阪が賑わっていて広いということ

江戸べらぼうに京どすえ

江戸は威勢がよくて乱暴で、京都はしなやかで上品であるということ

絵に描いた餅

実際には役に立たないことのたとえ。本物でなければ価値がないことのたとえ

柄のないところに柄をすげる

無理やりに理屈をこじつけるということ

蝦(えび)で鯛を釣る

わずかな負担でおおきな利得を得るということ

栄耀(えよう)の餅の皮

限度を超えるような贅沢をすることのたとえ

選んでかすを掴む

欲張っていろいろ選ぶとかえって悪いものを選ぶということ

縁あれば千里

縁があればどんなに離れていても会うことができるということ

鴛鴦(えんおう)の契り

夫婦の仲が良いことのたとえ

煙霞(えんか)の痼疾(こしつ)

自然の美しい景色が好きなこと、また、旅行好きなこと

遠交近攻

遠い国と交遊を結び、近くの国に圧力をかける政策のこと

燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや

小さな人物には大人物の心の中を知ることはできないということ

遠水近火を救わず

遠くにあるものは緊急事態の役に立たないということ

円転滑脱

臨機応変に判断して角を立てることなく、自由に事を運ぶこと

縁なき衆生(しゅじょう)は度し難し

仏縁にないひとに仏法に聞かせても救えないということ
転じて聞く気がない人にいくら言い聞かせても意味がないということ

縁の切れ目は子でつなぐ

夫婦仲が悪くなっても子供がいると子のためにわかれることはないとなること

縁の下の力持ち

人目につかないところで力を尽くすこと
他人のために力を尽くしても世に認められないこと

縁は異なもの

男女の縁は常識では判断できないということ

遠慮なければ近憂あり

将来のことを考えていないと、急な心配事に悩むことになるということ

遠慮は無沙汰(ぶさた)

相手のことを考えて訪問しないことは、何も挨拶しないことになり失礼になることがあるということ

遠慮ひるだし伊達寒し

他人の目を気にしすぎるのは良くはないということ

老い木に花が咲く

一度衰えたものが再び勢いを取り戻すこと

老い木は曲がらぬ

老いた木は曲げようとしても曲がらないことから、老人の頑固さのたとえ
また、若いうちに欠点を直さないと年取ってから直ることはないということ

老いたる馬は道を忘れず

経験をつんだ人や動物は物事を間違えないということ

追風(おいて)に帆を上げる

物事が順調に進むことのたとえ

老いては子に従え

年取ってからは子どもに任せたほうがよいということ

枉駕(おうが)

わざわざおいでくださるということ。訪ねて来ることを敬っていう語

応接に暇あらず

とても忙しいということ

負うた子に教えられて浅瀬を渡る

川を渡るときに子どもをおぶり、その子から浅瀬を教えられるということから、
普段相談しないような人からも教えられることがあるということ

負うた子より抱いた子

負ぶった子より抱いているこの方があやしやすいことから、
離れている人より近くにいる人を大事に人はしてしまうということ

負うた子を三年探す

手近にあるのにあちこち尋ねることのたとえ

鸚鵡(おうむ)返し

人の言ったことをそのまま真似ること

大男総身に知恵が回りかね

体ばかり大きくておろかな男を馬鹿にした川柳

大男の殿(しんがり)

体ばかり大きいが、他人に劣ることが多い人のこと

大風が吹けば桶屋が儲かる

思いがけないところに影響が及ぶたとえ

狼に衣

悪い人間が優しく丁寧な人間に見せかけること、また、服の着方がだらしなく体に合っていないということ

大川で手で堰く

不可能なことのたとえ

大きな家には大きな風

裕福な家庭にもそれなりの心配事があるということ

大木の下に小木育たず

権勢が強いものの下についているような者は大物になることはないということ

大費いより小費い

大きなことよりも、小さなことに気を配っていくことが大事ということ

大取りより小取り

一気に大儲けしようとせずに、すこしずつでも着実に儲けを積み上げていくほうが良いということ

大鍋の底は撫でても三杯

大きなものは、何から何まで大きいものだということ

大船に乗ったよう

安心して頼ること

大風呂敷を広げる

大法螺を吹くこと。能力的に無理なことさもできるように言うこと

大水に飲み水なし

ありあまっているのに、必要なものをそろえることができないたとえ

大目に見る

失敗や過失などを寛大に対処すること

陸(おか)に上がった河童

得意の能力を発揮できない場所に行き、まったく無力になること

傍目八目

「傍」はかたわら、わきの意味。囲碁を脇から見ていると対局者よりも八目先まで見れることから
当事者よりも傍観者のほうがものが見えるということ

起きて働く果報者

健康で働くに優る幸福なことはないということ

起きて半畳寝て一畳

人が必要とするのは大して大きなものは必要なく、必要以上の富を望んでも仕方がないということ

屋烏(おくう)の愛

愛情が深いと、その人に関することすべてに対して愛情が及ぶということのたとえ

屋下に屋を架す

無駄で余計なことをすることのたとえ

屋上屋を架す

無駄で余計なことをすることのたとえ

奥歯に衣着せる

思っていることをはっきり言わない嫌味な言い方

奥歯に物が挟まる

思っていることを十分に言ってないので隔たりを感じられるということ

屋漏にはじず

人が見ていない所でも恥ずかしい行動はしないということ

驕る平家は久しからず

思い上がったものは早く滅びるということ

お先棒を担ぐ

何かをするときに率先して参加する人のこと

お里が知れる

体裁を繕っても、挙動によってその人の育ちがわかるということ

教うるは学ぶの半ば

人に教えることは、自分の知識の曖昧さを知ることになり自分の勉強にもなるということ

遅い助けは助けにならぬ

助けが遅いと助けることができなくなってしまうことがあるので、助けるならば早く助けるべきだということ

遅かりし由良之助

遅れたりしたときに言うしゃれ言葉。

恐れ入谷の鬼子母神

恐れいりましたのしゃれ言葉

おだてと畚(もっこ)には乗りやすい

人はおだてるとのりやすいということ

小田原評定

長引いてばかりで結論が出ない会議のこと

落ち武者は薄(すすき)の穂にも怖ず

びくびくしている人間は何でも恐ろしく感じるということ

お茶を濁す

ごまかしてその場を取り繕うこと

お茶を挽く

暇な時のこと

落つれば同じ谷川の水

最後には同じことになるということ
人間死んでしまえばおなじということ

男心と秋の空

男性の気持ちの変わりやすさを表した言葉

男は敷居を跨げば七人の敵あり

男が社会に出るとさまざまな敵に出会うということ

男は度胸女は愛嬌

男には度胸が大事で、女には愛敬が大事ということ
さらに続けて「坊主にお経」ということもある

男は二十五の暁まで育つ

男は二十五歳ぐらいまで成長するということ

男は裸百貫

男は何も持っていなくても価値があるということ

男は妻(め)から

男の出世は妻が良いか悪いかで決まるということ

男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く

「やもめ」とは夫や妻を亡くした人のこと
妻がいない男は不潔な生活になりがちなのに対し、女の場合は自分のことに気を使い華やかになるということ

驚き桃の木山椒の木

驚いたということ

同じ穴の貉(むじな)

別のようでいて、同じ種類のものであること

同じ釜の飯を食う

生活を共にしたとても親しい仲のこと

鬼が出るか蛇が出るか

どんなものが出るか予想がつかないこと

鬼瓦にも化粧

鬼瓦のような醜い顔の女でも化粧をすれば綺麗に見えるようになるということ

鬼に金棒

もともと強いものが更に強くなる条件を得て手がつけられない強さになるということ

鬼に衣

必要でないもののたとえ
また、人を欺いていて恐ろしいことをたくらんでいるということ

鬼の居ぬ間に洗濯

怖い人がいない間にくつろぐこと

鬼の霍乱(かくらん)

「霍乱」は病気のこと。丈夫な人が病気にかかること

鬼の首取ったよう

手柄をたてたかのように得意になるようす

鬼の空念仏

冷酷な人間が表面だけ慈悲深そうにふるまうこと

鬼の目にも涙

冷酷な人もたまには慈悲深くなることの例え

鬼の目にも見残し

細かなところまで調べる綿密な調査でも、見落されることはあるということ

鬼も十八 番茶も出花

「出花」はだしたばかりのお茶.
鬼のようなひどい容姿でも年頃になれば魅力的となりやすい番茶も出花ならおいしいということ

鬼も頼めば人食わず

好きな事でも頼むとかえってしないということ
非情な人でも頼めば悪いようにしないということ

鬼も角折る

悪人でも何かの機会があると悪事をきっぱりとやめて善人になるということ

己の頭の蠅(はえ)を追え

他人に口出しする前に自分のことをきちんとしろということ

己れの欲せざるところは人に施すなかれ

自分がしてほしくないことは他人もしてほしくないので、他人にしてはいけないということ

斧を掲げて淵に入る

用途を間違えること。適材適所に扱わないことの例え

尾羽打ち枯らす

落ちぶれてしまって以前に見せていた面影がない様子のこと

十八番

その人の一番得意とすることのこと

お鉢が回る

順番が回ってくること

帯に短し襷に長し

中途半端で役に立たないことのたとえ

お百度を踏む

同じ人の所に何度も訪ねておねがいを聞いてもらおうとすること

尾ひれをつける

話に付け足しをして誇張すること

おぶえば抱かりょう

一度親切にするとつけあがってさらにそれ以上のことを求めてくるということ

おへそが茶を沸かす

おかしくてたまらない様子

思(おぼ)し召しより米の飯

思いやりより現物をくれたほうがありがたいということ

溺れる者は藁をも掴む

危険なときは頼りにならないようなものでも頼ろうとしてしまうということ

お前百までわしゃ九十九まで

夫婦が末永く長生きしようと願う言葉

御神酒上がらぬ神はない

酒好きが酒を飲む際に使う自己弁護の言葉

思い内にあれば色外に現る

思っていることは自然と態度にてでしまうということ

思い立ったが吉日

やろうとしたらすぐはじめるのが良いということ

思い半ばに過ぐ

意味の半分以上が理解でき思い当たることが多いということ。
また、想像より事実がそれ以上であるということ

思うこと言わぬは腹ふくる

言いたいことを言わないと不満がたまるということ

思うに別れて思わぬに添う

男女の関係が思い通りに行かないことのたとえ4
思う人とは結ばれないで、そうでない人と結ばれるものだということ

思う念力岩をも通す

心を込めて行えばなんでも成し遂げられるということ

親思う心に勝る親心

子供が親を思う心より、親が子を思う心のほうがずっと重いものだということ

親が親なら子も子

親子がよくにていること。特に悪いことに使われる

親が死んでも食休み

どのような状況でも食後の休みはとらないといけないものだということ

親方思いの主倒し

主人のためにしたことがかえって主人にとってマイナスな結果になること

親子は一世

前世・現世・来世とあるなかでも親子の縁は一世限りの限られたものだということ

親擦れより友擦れ

親の影響より友人のほうが影響が大きいということ

親と月夜はいつもよい

月の明るい晩と同様に親の側にいることは安心できるものだということ

親に似ぬ子は鬼子

子供が親に劣る場合や問題を起こした時にいわれるもので、親に似ていないのは人の子ではなく鬼の子であるということ

親に目なし

親は贔屓目で見てしまうので、子供の欠点はわからないものだということ

親の甘茶が毒となる

親が甘やかして育てるとその子の将来にとって良くないものだということ

親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない

親の意見には無駄や間違いがなくてすべて子供のためになるということ

親の意見と冷や酒は後できく

親の意見は聞いたときには理解できないが後になってありがたいと思えるようになるということ

親の因果が子に報う

親が悪いことをしたためにその子どもが罪もないのに被害を受けること

親の恩は子で送る

親からうけた恩は子供を立派に育て上げることで報いるべきだということ

親の心子知らず

親が子どものことを思っていても、関係なしに勝手な振る舞いを子どもがするということ

親の十七(じゅうしち)子は知らぬ

親も未熟なところがあるがそれを隠して子どもに意見するということ
親もあてにならない意見を言うこともあるということ

親の脛をかじる

自分で生活できずに親の援助で生活すること

親の光は七光り

子どもはたいしたことなくてもその親の地位・栄誉で子どもが厚遇を受けるということ

親の欲目

子どもをかわいがる影響で子どもを実際より良く見ようとすること

親馬鹿子馬鹿

親が子どもをかわいく思って子どものおとっているところを見抜けない。
そして、子どもは親に甘えて愚かな行いを続けること

親は無くとも子は育つ

親がいなくても何とか子どもは育つものでなんとかなるものだということ

お山の大将おれ一人

世間知らずで狭い社会の小さな成功で威張ったりすること

泳ぎ上手は川で死ぬ

得意なことに油断して、そのことによって破滅すること

及ばぬ鯉の滝登り

叶うのぞみがない恋のこと、また、目的を達成できそうもないこと

折り紙つき

立派で信用できるという評判・評価のこと

終わりよければ全てよし

物事は終わりが重要で途中については問題にされないということ

尾を振る犬は叩かれず

従順にしていれば危害を加えられることはないということ

温故知新

過去にあった出来事などをよく調査して、新しい見解や知識を得ること

温凊定省

こころをこめて父母に使えて親孝行する心がけのこと

女賢しうて牛売り損なう

女は目先の利益にとらわれて、大きな視点でものを見る目にかけてしまうことが多いということのたとえ また、利口が仇になって失敗することのたとえ

女三人よれば姦(かしま)しい

女が三人集まればおしゃべりでやかましいということ

女と坊主には余り物がない

女と坊主には不要になるようなものはいないということ

女の一念岩をも通す

女の決心は固く、また、執念深いということ

女の髪の毛には大象もつながる

女性の魅力を表現した言葉

女は三界に家無し

女はどこにも安住できるところがないということ

女は化物

女は化粧をすることによって化けることができるということ

乳母日傘(おんばひがさ)

お金持ちの子供が必要以上に手をかけられ大切に育てられることのたとえ

恩を仇で返す

恩を受けておきながら害を返すということ

恩を以って怨みに報ず

怨みのある人物にたいして攻撃するのではなく、優しく対応すること

飼い犬に手を噛まれる

かわいがっていた部下などに裏切られたり、ひどい目に合わされるということ

貝殻で海を測る

浅い知識や乏しい情報で持って大きな問題を議論する愚かさのたとえ

会議は踊る

会議がまったく進まない様子を示したもの

会稽(かいけい)の恥

屈辱的な恥のたとえ

骸骨を乞う

辞職を申し出ること

解語の花

言葉の分かる花ということから、美人を例えたもの

改竄

文字や文章語句を直すこと

鎧袖一触(がいしゅういっしょく)

弱い敵を簡単に打ち負かすこと

海賊が山賊の罪を挙げる

同じ種類の人間であっても、利害が共通していなければ対立するということ

咳唾珠を成す

何気なく口をついて出た言葉さえも名言になっているという意味。詩文の能力が高い様子をしめす

書いた物が物を言う

口約束とは違い書面に残したものが証拠になるということ

街談巷語(がいだんこうご)

世間に広まっているうわさ話のこと

懐寵尸位(かいちょうしい)

君主の寵愛のために、無能な人間が高い地位に居座り続けること

快刀乱麻を断つ

複雑な問題を鮮やかに解決することのたとえ

櫂は三年櫓は三月

櫓をこぐのは三月で覚えられるが、櫂を操るのは三年かかるということ

隗より始めよ

大きいことをはじめるのにはまず手近なことから始めよ、ということ、また、物事を始めるのにはまずいいはじめた人間から始めるべきということ

怪力乱神を語らず

理性で説明つかない怪力乱神について君子は語らないということ、転じて、不確か・怪しげなことは口にすべきでないということ

偕老同穴

ともに老い、死後はともに同じ墓穴にはいる夫婦の強い結びつきのこと、転じて幸せな夫婦生活を示す

回禄の災い

火事のこと

買うは貰うに勝る

物を貰うのは精神的負担が残り、自分で買う方が結果的には良いということ

替え着無しの晴れ着無し

いい服を着ていても、それだけで着替えがないことをいう

蛙の子は蛙

子供は親に似るものだということ。凡人の子供は凡人だということ

カエサルのものはカエサルに

君主のものは君主に返せということから、民としての義務を果たすべきだということ

返す阿呆に貸す阿呆

何かを貸せば返ってこないと考えたほうがよいということ

顧(かえり)みて他を言う

答えに困った時に、ごまかすこと

蛙の子は蛙

子供の才能や性格といったものは親に似ているものだということ

蛙の面に水

どんな仕打ちを受けても答えることなく、忠告を聞かない様子

顔に泥を塗る

相手の名誉を傷つけたり恥をかかせること

顔に紅葉を散らす

恥ずかしさで顔を赤らめること

河海は細流を択ばず

大人物はどんな人でも受け入れるということ

下学上達

身近なことから学び徐々に高度な学問に到達すること

夏下冬上

炭火をおこすときの心得
夏は火種を炭の下に置き、冬は炭の上に置くのがよいということ

踵で頭痛を病む

見当違いの心配をすること

鏡は女の魂

鏡は男が思っているより女にとってかなり大事なものであるということ

輝くもの必ずしも金ならず

見かけが立派だからといっても、中身もそうであるとは限らないということのたとえ

掛かるも引くも折による

物事の判断は時期が大事ということ

書き入れ時

商売が最も忙しく儲かる時期のこと

垣堅くして犬入らず

家庭が健全ならば、外部から乱すものがはいることはないということ

餓鬼に苧殻

全く力にならないことのたとえ

鍵の穴から天を覗く

狭い見識で大きな問題を測ること

餓鬼の断食

普通のことなのに、特別なことをしているように

餓鬼の花争い

不必要なことで争うこと

餓鬼の目に水見えず

あまりにも熱心になりすぎて求めるものに気がつかないことのたとえ

欠餅と焼き餅は焼くほど良い

やきもちは強烈に焼いたほうが効果があるということ

餓鬼も人数

力が弱いものでも人数が集まると侮れないということ

蝸牛角上の争い

つまらないことで争うこと

学者貧乏

学者の世間知らずを表す言葉で、学者は難しいことは知っていても金儲けに関しては無知であるということ

隠すより現る

隠し事は隠そうとすればするほどかえって明らかになるものだということ

学問に王道無し

学問はすこしずつ段階を追って学ばなければならず、特別な方法はないということ

楽屋から火を出す

内部の事情で混乱すること

駆け馬に鞭

勢いにのっている時にさらに勢いをつけようとすること

陰に居て枝を折る

恩人にひどいことをするたとえ

籠で水を汲む

苦労しても効果・意味がないこと

傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ

借りた傘や提灯は返すのを忘れがちなものであるから、貸す時にはそのことを理解した上で貸せということ

火事あとの釘拾い

大きな損をした後に小さな節約をすること、また、そういったことでは役に立たないことをいう

火事後の火の用心

時期遅れであって役に立たないことのたとえ

臥薪嘗胆

目的を達成するために長い時間苦労を重ねること

霞に千鳥

霞は春のもの。千鳥は冬の季語。二つ並ぶのがふさわしくないことを指す

苛政は虎よりも猛し

ひどい政治は虎よりも恐ろしいものだという意味

稼ぐに追い付く貧乏なし

しっかり働けば貧乏になることはないということ

稼ぐに追い抜く貧乏神

いくら働いても豊かにならないことを示したもの。「稼ぐに追い付く貧乏なし」のもじり

風は吹けども山は動ぜず

周りが騒いでも悠然としている様子

堅い木は折れる

精神や肉体が強いひとが意外ともろいということ

敵の前より借金の前

敵(かたき)の前ではなんでもないが、借金している相手には頭が上がらないこと

刀折れ矢尽きる

策がなくなってしまったことのたとえ

隔靴掻痒

思うようにことが運ばず、じれったい様子

渇すれども盗泉の水を飲まず

どんなに困っていても、礼節を守り、身を慎むこと

勝って兜の緒を締めよ

勝ったからといって油断してはいけないという戒めの言葉

河童に水練

あることに精通している人にそのものを教える愚かさを指摘した言葉

河童の川流れ

得意なものでも失敗することがあるということ

勝つも負けるも時の運

実力だけが勝負を決めるものではないということ

勝てば官軍負ければ賊軍

戦いに勝てば、どんな言い分でもすべて正しいことになってしまうということ

我田引水

自分だけの利益になるように振舞うこと

瓜田に履を納れず

人から疑いのかけられるような行為はしないようにするべきだということ

門松は冥土の旅の一里塚

門松を飾るたびに一年が経っていて、それだけ死ぬ時期が近づいているということ。元は歌の一節といわれる。

鼎の軽重を問う

権威者を軽く見て、その地位を奪おうとすること。また、人の実力を疑いその地位から追い落とそうとすること

悲しい時は身一つ

頼れるのはあくまで自分ひとりであるということ

蟹は甲羅に似せて穴を掘る

人はそれぞれの器の大きさに合わせた言動や夢を持つものだということ

金が敵の世の中

世の中の災いはすべて金が問題となっていて、金が敵のようなものだということ

金が物を言う

金の力で世の中のことは大体解決できるので、その金の力は絶大だということ

金に糸目を付けぬ

惜しげもなく金を使う様子を表した言葉

金の切れ目が縁の切れ目

金がなくなったときに縁がなくなるということ

金は天下の回り物

今は貧しくともそのうちお金は回ってくるということ

金持ち喧嘩せず

喧嘩をしても得になることはまずないので、金持ちは得にならない喧嘩はしないということ

鉦や太鼓で捜す

かねや太鼓をたたいて迷い人を探す様子から、大勢で大騒ぎして探す様子

禍福は糾える縄の如し

福や災いは表裏一体で縄のようなものだということ

株を守りて兎を待つ

古い習慣にこだわり新しいことに対応できないこと。過去の成功体験にこだわり、同じ方法に頼ること

壁に耳あり障子に目あり

密談であってもそのことはもれやすいということ

果報は寝て待て

幸運はじたばたしてもくるものではないので、静かに待っていたほうがよいということ

かみ合う犬は呼び難し

熱中しているときになにか言っても耳に入らないということ

亀の甲より年の劫

年長者の経験は尊ぶべきことだということ

鴨が葱を背負って来る

よい話が重なってくることのたとえ

烏の行水

入浴の時間が短いこと

枯れ木も山の賑わい

つまらないものでもないよりはマシということ

可愛い子には旅をさせよ

愛する子には苦労させたほうが立派に育つということ

可愛さ余って憎さ百倍

かわいがっていた人間に裏切られると、その憎しみはより厳しくなるということ

川越して宿を取れ

先のことを見越して事前に行動するのがよいということ

川立ちは川で果てる

得意な技を持つ人間がかえってその技のために身を滅ぼすということ

勧学院の雀は蒙求を囀る

普段聞いている言葉は自然と身につくということ

雁が飛べば石亀も地団駄

自分の身の程を知らずに人のまねをしようとするたとえ

汗牛充棟

蔵書が非常に多いことを表す

勘定合って銭足らず

理論と現実が一致しないこと

韓信の股くぐり

大望を持つ人間は小さな恥を気にしないで耐えしのばなければならないということ

邯鄲(かんたん)の夢

人生のはかなさを表した言葉

旱天(かんてん)の慈雨

苦しいときに助けが現れること

艱難汝を玉にする

人間は困難や苦労をすることによって大成できるということ

棺を蓋いて事定まる

人の死後に初めてその真価が定まるということ

聞いたことは聞き捨て

人から聞いたことは他人にむやみに喋らないほうが良いということ

聞いて極楽見て地獄

話しと実際に見るのは大違いで、話よりもひどいということのたとえ

既往は咎めず

終わったことを咎めても仕様がないから、将来を慎むことが大切ということ、

奇貨居くべし

珍しいものは将来価値を持つということから、得難い機会は必ず利用したほうが良いということ

気が置けない

気を使わないで気楽に付き合える

帰家穏座

故郷に帰って座って落ち着くように、落ち着いて気楽な例え

気が利いて間が抜ける

注意を行き届けているようで、肝心なところに落ち度があるということ。

騎鶴揚州

やりたいことを一気にやろうとすること

葵花向日

ひまわりが太陽の方向を追っかけるように、一つのことに集中するということ

聞かぬことは後学にならず

どんなことでも聞いておかなければ教養にならないということ

木から落ちた猿

頼みとなるものを失って、どうにもならない様子の例え

危機一髪

少し違うと大変な危険になる状態

奇奇怪怪

大変に奇怪なこと

聞き上手の話し下手

人の話を聞くのがうまい人は、反対に自分で話すのは下手なものだということ

忌諱(きき)に触れる

人の嫌がる言動をして、機嫌を損なわせること

危急存亡の秋(とき)

危機が迫っていて、生き残るか滅亡するかの瀬戸際の時ということ

箕裘(ききゅう)の業

父親の仕事のこと。またそれを継ぐこと

規矩準縄(きくじゅんじょう)

行為・行動・物事の基準

聞くと見るとは大違い

人から聞いた話から想像するのと、実際に見たものとは全く違うということ

聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥

知らないことを聞くことは恥ずかしいがその場だけで、聞かないと一生恥ずかしい思いをするということ

菊有黄華

菊の花が咲きだすという意味。

詭計多端

悪巧みをすること。悪賢い様子

聞けば聞き腹

聞かなければ何も知らず不快な思いもしなかったのに、聞いてしまい腹立たしい思いをするということ

聞けば気の毒 見れば目の毒

聞いたり見たりすると自分を悩ませることを知ってしまうので、関わりのないことは見聞きしないほうが良いということ

規行矩歩

行動が規則正しいということ。融通が利かないこと

鬼哭啾啾

悲惨な死に方をした者の亡霊の泣き声が響く様。強烈な気配が迫る様子。

旗鼓相当

両軍が対立して争っている様子。その勢力が拮抗している様子。

旗鼓堂堂

軍隊が規律正しく整然としていて、威厳のある様子

騎虎の勢い

虎に乗った人は、走るので降りられず、降りると虎に食われることから、
始めてしまって途中でやめられない様子

帰根到底

結局のところという意味

箕山(きざん)の節

節操を守って官職につかないことのたとえ

起死回生

危機的な局面から一気に挽回すること

樹静かならんと欲すれども風止まず

思いのようにならないということ。親が行きている間に親孝行するべきという戒め

旗幟鮮明(きしせんめい)

主張がはっきりしているということ

貴耳賤目

人の話を信じて自分の見たものを信じない様子

雉の隠れ

一部分だけ隠して隠れたつもりでも隠れていない様子

疑事無功

ためらいながら物事を行うようでは上手くいかないこと

雉も鳴かずば撃たれまい

無用な発言をしてしまったため、災いを招いてしまうたとえ

貴珠賤蚌

優れた人物は恵まれない環境から生まれるというたとえ

鬼出電入

現れたり消えたりが素早く、どこから出現するかも予測ができないことのたとえ

喜色満面

喜びが隠しきれず顔いっぱいに現れている様子

疑心暗鬼を生ず

疑いを持つとなんでもないことでも、恐ろしく感じたり、疑いを持って見てしまうということ

鬼神敬遠

敬うような態度をしておきながら、実は嫌っていて寄り付かないこと

杞人之憂

する必要のない心配のこと

帰心矢の如し

家や故郷にすぐに帰りたい気持ちが強いようす

欺世盗名

世間を騙して虚名をえること

巍然屹立

大きな山が堂々とそびえ立つという意味から、偉大な人物の実績が優れていて揺るがないということ

奇想天外

普通の考え方では思いもしない奇抜なこと

箕帚の妾(きしゅうのしょう)

人妻になることを謙遜して言う言葉

気息奄奄

今にも死にそうな様子。今にも滅びそうな状態

擬足投跡

先人の例を真似て自重すること

驥足を展ぶ(きそくをのぶ)

有能な人物がその能力を発揮すること

吉日良辰

縁起のよい日のこと

機杼一家

独自の言論や文章を編み出して一つの派をつくること

吉光片羽(きっこうへんう)

非常に優れている遺品の例え

橘中(きっちゅう)の楽

将棋や囲碁の楽しみのこと

狐の嫁入り

夜中に山中で起こる発光現象のこと、または、日が出ているのに降る小雨のこと

木で鼻をくくる

相談や話し合いに対して無愛想に振る舞うこと

喜怒哀楽

喜びや悲しみなどいろいろな感情のこと

木に竹を接ぐ

前後のつながりが不自然・不出来なこと

木に餅がなる

実際に起こりえない旨すぎる話のこと

木に縁りて魚を求む

木に登って魚を探すこと。
方法を間違えると何も得られないということ

機に因りて法を説け

仏の教えを説くときには人を見て説法の方法を変えなければいけないということ
臨機応変に対応しなければならないということ

昨日の襤褸(つづれ)今日の錦

昨日はぼろぼろの服を着ていた人が今日は立派な服を着ている様子
人の運命は変わりやすいということ

昨日の友は今日の敵

人の身を処する態度は変わりやすく当てにはならないということ

昨日の淵は今日の瀬

ものごとの変化しやすいことの例え

昨日は昨日今日は今日

昨日起こったことが今日も起こるわけではない。今日は今日で別のものであるということ

昨日は今日の昔

月日のたつのは早いということのたとえ

昨日は人の身 明日は我が身

他人のことだと思っていた災難と同じように、自分も災難に遭うということ

気の利いた化物は引っ込む時分

化物でも気の利いたものならば適当な時間に帰ることから、遅くなっても帰らず長居する客を罵る言葉

気の毒は身の毒

心配することは体に良くないということ

木の股から生まれる

人の感情が分からない人のこと

木の実は本へ落つ

木の実はその根元に落ちるということから、物事はその元にもどるものだということ

気は心

少しでも気がすむようにすると落ち着くということ、また、少しでも気持ちが相手に伝わるということ

驥尾に付す

優れた人に従えば物事を成し遂げられるということのたとえ

木仏 金仏 石仏

冷酷であったり融通が効かない堅物な人のことをさす言葉

君を思うも身を思う

主君に忠義を尽くすのも、自分の身のためだということ

季布の一諾

絶対に信頼できる約束のこと

君君たらずとも臣臣たらざるべからず

君主が君主としての徳がなかったとしても、臣下は臣下としての忠義を尽くさなくてはいけないということ

君辱めらるれば臣死す

主君が辱めを受けたら臣下はその恥をそそがなければならないということ

帰命頂礼

仏を礼拝して、帰依の気持ちを表すこと

喜名多怨

地位を欲しがる人はそれだけ人から恨みをかいやすいということ

鬼面人を嚇す

見かけだけで人を脅すこと

亀毛兎角

ありえないことのたとえ

木もと竹うら

木を割るときにはもとのほうからで、竹を割るときには先の方から割るとうまくいくということ

肝に染みる

肝にしみるほど深く心にしみて忘れないということ

肝に銘ずる

しっかり心に刻んで忘れないということ

肝を煎る

苛立たせること、また、世話をすること

肝を落とす

落胆すること

肝を抜かれる

とても驚かせられること

記問の学

暗記はされているが、活用されていない知識・学問のこと

脚踏実地

地に足がついていて着実に進む様子

客人一杯 手八杯

客にお酒を一杯すすめる間に、主人が手酌で八杯飲むこと。
酒好きが客を利用して酒を呑むことを言う

客と剃刀は立つのがよい

カミソリが立っていて切れ味が良いのとおなじように、客も早々に席を立つのが良いということ

客の朝起き

客は主人が対応するのに困らないように、ゆっくり起きるのが良いということ

脚下照顧

自分の足元をしっかり見ろということ

杞憂

する必要のない心配をすること

牛飲馬食

大量に飲み食いすること。牛や馬のように飲み食いすること

窮猿奔林

生活に困ったものはとやかく仕事に条件を付けないということ

救火揚沸

火に油を注ぐこと。悪いことをより悪くすること

牛換乗馬

牛を馬に乗り換えることから、不利なものから有利なものに乗り換えること

救患分災

協力して災害を防ぎ・減らすこと

旧慣墨守

今までのやり方を踏襲してやっていくこと

牛鬼蛇神

悪事をはかろうとする悪人のたとえ。また、醜い容貌のたとえ。

九牛の一毛

多数の中のごく一部のこと。ごく僅かなたとえ

急功近利

目先の利益を追い求めること

泣斬馬謖

泣いて馬謖を斬る。目的達成のために私情に左右されずに法に従って対応すること

九死に一生を得る

通常なら命が助からないような状態から、助かること

窮愁著書

志のとおりにならずに悩んでいる人がその感情・志を書に表すこと

牛溲馬勃

つまらない役に立たないものの例え

牛首を懸けて馬肉を売る

見かけと実質が違うこと

牛耳を執る

グループの中心となって思う通りに動かすこと

九仞の功を一簣に欠く

長年の努力も最後の小さな失敗で成功出来なくなるということ

窮すれば通ず

どうにもならないほど追いつめられると、かえって活路が見つかるものだということ

窮すれば濫す

追いつめられるとどんな人でも堕落するということ

窮鼠猫を噛む

弱いものでも追い詰められて必死になれば強いものに逆襲するということ

旧態依然

元のままで変化や進化がない様子

旧調重弾

昔のままで変わらぬ調子で、陳腐な話を繰り返すことのたとえ

九腸寸断

はらわたがちぎれるほど悲しいということ

窮鳥入懐

追い詰められた人が助けを求めてきたら、助けてあげるのが人の道であるということ

窮鳥懐に入れば猟師も殺さず

追い詰められた人が助けを求めてきたら、助けてあげるのが人の道であるということ

九鼎大呂

貴重なものや重要な地位や輝かしい名声のたとえ

旧敵宿怨

以前から見知っている敵に対する恨みのこと

急転直下

物事の状態が急に変化して、結末を迎えようとすること

牛頭馬肉

見せかけと実際が異なること

朽木(きゅうぼく)は雕(え)るべからず

素質のない人にはいくら教えても効果がないということ

朽木糞土

やる気のない人には手の施しようがないということ

窮余一策

追いつめられて出した苦し紛れの策のこと

汲流知源

結果から原因を推測すること

急流勇退

仕事を潔く退職すること

笈を負う

故郷を離れて勉強すること

挙案斉眉

妻が礼儀を尽くして仲が良いたとえ。また、夫婦が互いに礼を尽くして仲が良いたとえ

教学相長

人に教える側と教わる側は相互に影響を受けるということ

矯角殺牛

僅かな欠点を治そうとして失敗しそのものを駄目にしてしまうこと

鏡花水月

はかない幻のたとえ。また、目には見えるが、手でさわることのできないもののたとえ

強幹弱枝

中央に力を集中して地方の力を弱めること

強顔女子

つらの皮が厚くて、恥を知らない女子のこと

胸襟担白

気持ちが率直で表裏がないということ

薑桂之性

年老いても変わらず剛直な様子。また、性質は簡単には変わらない様子

狂言綺語

言葉巧みに表面だけを飾った言葉

峡山超海

普通ならできないことを思いっきてやる意思・気迫のこと

凝思寂聴

ひっそりと孤独に黙考する様子

驕奢淫逸

思うがままに贅沢をして、遊興にふけること

行住坐臥

日々の立ち振る舞いのこと。日常のこと

拱手傍観

ただ何もせずに眺めていること

仰人鼻息

他人に頼っていこうとして、その意向を伺うこと

矯生慣養

甘やかされて育つこと

兄弟は後生までの契り

兄弟の縁はこの世だけでなく来世まで続くということ

兄弟は他人の始まり

兄弟であっても各自家庭を持つようになったりすると、他人のようになってしまうということ

凶多吉少

見通しが悪く、良いことが少なく悪いことが多そうだということ

驚天動地

世間をとても驚かすこと

京に田舎あり

京にも田舎のような場所があるように、良い土地にも悪いところがあるということ

京の着倒れ 大阪の食い倒れ

京の人は着物にお金を使って身代を潰す、一方、大阪の人間は食べ物にお金を使うということ

今日の一針 明日の十針

今日一針直しておけばそれで済むが、放っておくと十針必要になるということ
出来ることは早めにやるべきだということ

堯の子 堯ならず

堯(ぎょう)は中国の帝。父が賢くても息子が賢いとは限らないということ

今日は人の身 明日は我が身

今日他人に起こった災難は明日には自分におこってしまうかもしれないということ

器用貧乏

なんでもできる人は、一つのことに集中しないので大成しないということ

驕兵必敗

おごりたかぶっている兵は必ず敗れるということ

向壁虚構

虚構の作品のたとえのこと

喬木は風に折らる

高い地位にある者は風当たりが強いので失脚しやすいということ

興味索然

興味が持てない様子。関心がなくなって面白く無い様子

狂爛を既倒に廻らす

傾いていた形勢を押し戻して、もとに戻すたとえ

協力同心

仲間が協力して一丸となって問題解決にあたること

虚往実帰

師匠などから感化をうけるたとえ

拒諌飾非

忠告を受け入れずに、自己弁護すること

虚虚実実

お互いに策略を駆使して戦うこと。また、相手の思惑をさぐりあうこと

曲意逢迎

自分の意志を曲げてまで、相手に合わせること

曲学阿世

真理をまげてまで、世間に迎合する説を唱えたり言動をすること

曲肱之楽

貧しい生活でも楽しみがあるということ

曲高和寡

言論や芸術が高尚すぎて一般人には理解されないこと

旭日昇天の勢い

勢いがとても盛んな様子

玉石混淆

良いものと悪いものが混ざり合ってる状態のこと

玉石同砕

良い悪い・善悪ひっくるめて全て滅びてなくなること

局天蹐地

非常に恐れてびくびくすること

魚懸甘餌

目先の利益・欲に釣られると失敗すること

虚室生白

心を空っぽにすれば真実が見えてくるだろうということ

御史の雨

喜びの雨や恵みの雨のこと

虚心坦懐

平静に物事をおこなうこと

挙措失当

事態の対処の仕方が適当でないこと

挙措進退

日常の立ち振る舞いのこと

虚張声勢

虚勢をはって大声を上げる様子のこと

居は気を移す

人は住む場所・環境によって考え方が変わるということ

漁夫の利

争いが起こったすきに、第三者が利益を上げること

毀誉褒貶

褒められたりけなされたりすること

清水の舞台から飛び降りる

死んだつもりになって思い切って物事を行うことのたとえ

魚網鴻離

求めているものが得られず、求めていないものを得てしまうことのたとえ

魚遊釜中

まさに滅ぼされたり・殺されようとする直前のたとえ

桐壷源氏

飽きが早い人のたとえ、また、本を最後まで読めないことのたとえ

義理と褌は欠かされぬ

義理はふんどしと並んで大切なものであるということ

機略縦横

策略を時期などを判断しながら自由自在に使いこなすこと

棄糧沈船

決死の覚悟で戦うこと

麒麟も老いては駑馬(どば)に劣る

優れた人も年老いてしまうと、凡人にさえ劣るようになってしまうということのたとえ

議論百出

様々な意見がでて活発に議論されること

義を見てせざるは勇なきなり

正義を行えないのは勇気がないからだということ

木を見て森を見ず

物事の部分だけを見て全体を見ていないこと

錦衣玉食

贅沢な暮らしをすること。また、高貴な身分のたとえ

金屋貯嬌

美人を寵愛して囲うこと

槿花一日(きんかいちじつ)の栄

栄華ははかないものだということ

槿花一朝

物事ははかないものだというたとえ

金科玉条

人が絶対守るべき法律や規則のこと

巾幗の贈

めめしい考えや行為を辱めること

琴棋詩酒

風流人の楽しみのこと

欣喜雀躍

はしゃいで小躍りしてしまうほど大喜びする様子

金玉良言

貴重な言葉という意味

謹厳実直

極めて真面目で正直ということ

謹言慎行

軽はずみな言動をしないように慎むこと

金言耳に逆らう

金言は人の感情を逆なですることも結構あるということ

勤倹力行

仕事に励み倹約して努力して物事を行うこと

金口木舌

優れた言論で人々を導く人の例え

金谷酒数

詩ができない者に罰として酒を飲ませること

金鼓斉鳴

戦闘の激しさが最高潮に達したことのたとえ

緊褌一番

気持ちを引き締めて物事を行うこと

禽困覆車

弱者も追いつめられると思いもよらぬ力を発揮するということ

金枝玉葉

天皇や天子の一族のこと

琴瑟(きんしつ)相和す

夫婦の仲が仲むつまじいたとえ

近朱必赤

交際相手によって人は変わるということ

謹少慎微

非常に慎重な様子のこと

錦上添花

美しいものに美しいものを添えるたとえ。良いことに良いことを重ねるたとえ

金城湯池

非常に守りが堅いことのたとえ

錦上花を添える

美しいものに美しいものを添えるたとえ。良いことに良いことを重ねるたとえ

近所合壁

近くの家のこと

錦心繍口

詩の才能が優れているということのたとえ

金声玉振

才知や知徳が備わっていて大成すること

金石の交わり

固く結ばれた友情のこと

金殿玉楼

非常に立派な建物のこと

金時の火事見舞い

顔が非常に赤いことのたとえ

錦標奪帰

科挙(官僚採用試験)で主席で合格した者のこと

勤勉は成功の母

成功するにはまず勤勉であるべきだということ

金榜題名

難しい試験に合格するたとえ

謹毛失貌

細かいことにこだわって、根本を忘れること

金蘭の契り

極めて堅い親密な友情

苦あれば楽あり

人生苦だけではなく楽もあるということ
どちらか一方が続くわけではないということ

食い溜めと寝溜めは何にもならぬ

前もって食い溜めや寝溜めしても無駄であるということ

食い付き馬に乗ったよう

危険なことはわかっているがやめることができないということのたとえ

食い付く犬は吠えつかぬ

やたら騒ぐ人は実力を持っていないということのたとえ

食い物と念仏は一口ずつ

念仏は一口ずつでもご利益があるように、おいしい物は皆でわけあったほうが良いということ

食い物の恨みは怖い

食べ物に関する恨みは深く長引く残るから怖いということ

空空寂寂

無心。何もなく静かな様子

空穴来風

隙間があるから風が入ってくるように、何かしら理由があるということ

空谷足音

寂しく暮らしているときに、人の来訪や便りをもらったりするたとえ

空谷の跫音

寂しく暮らしているときに、人の来訪や便りをもらったりするたとえ

空前絶後

非常に珍しいこと
それまでに例がなく、それ以後もまずありえない例だろうということ

食うた餅より心持ち

プレゼントはその中身よりもプレゼントを送ってもらえた気持ちのほうが嬉しいということ

空中楼閣

根拠のない事柄のこと

食うに倒れず病むに倒れる

食べることならば何とかなるが、病気はどうにもならないということ
食費で破産することはないが、医療費では財産を失ってしまうことも多いということ

空腹にまずい物なし

空腹の時には何でも美味しく感じられるということ

空腹は最高のソース

空腹の時には何でも美味しく感じられるということ

空理空論

現実からかけ離れている役に立たない考え方や理論のこと

苦髪楽爪

苦労しているときには髪が伸び、楽なときには爪が伸びるということ

公家にも襤褸(つづれ)

高貴な身分な人でも粗末な服を着ればそうは見えないということ

愚公山を移す

努力を続けると不可能と思われるようなことでも実現できるということ

臭い物に蠅がたかる

臭いものに蠅がたかるように、悪い者は自然と集まるということ

臭い物に蓋

悪いことをともかく一時的に隠してしのぐこと

臭い者身知らず

自分の欠点はなかなか気がつかないということ

腐っても鯛

価値のあるものは少し条件が悪くなってもそれなりの値打ちがあるということ

腐れ縁は離れず

悪縁はなかなか切れないということ

草を打って蛇を驚かす

何気なくしたことが思いがけない影響・結果を招くこと
また、一人を懲らしめることで関係者も戒めること

草を結ぶ

旅で野宿すること、また、恩に報いること

孔子(くじ)の倒れ

聖人でも失敗することはあるということ

愚者の百考より智者の居眠り

つまらないものがたくさんあるよりは、良いものが少しある方が良いということ

愚者も一得

愚かな者でもたまに素晴らしい案をだすこともあるということ

苦尽甘来

苦しい日々が過ぎて楽しい日がやってくるということ

苦心惨憺

あれこれ苦労して工夫すること

薬九層倍(くすりくそうばい)

暴利をむさぼることのたとえ

薬は毒ほど効かぬ

良いことは悪いことほど影響を与えないということ

薬は身の毒

薬は適切な用量を使うことで役に立つが、たくさん使い過ぎるとかえって毒になるということ

薬人を殺さず 薬師人を殺す

物は使いようで、使う人によって毒にも薬にもなるということ

薬も過ぎれば毒となる

薬も使いすぎれば毒になるということ。ほどほどにしなければいけないということ

薬より養生

薬に頼らず日頃から養生をして健康を保つべきだということ

苦する良かろう楽する悪かろう

今苦労すると将来は良くなる、今楽すると、将来苦労するということ

癖ある馬に能あり

一癖ある者には何かしら取り柄があるということ

管を以て天を窺う

狭い視野でもって大きな問題について勝手な推測をするということ

口あれば京へ上る

やろうという気持ちがあればなんでもできるというたとえ

口が煩い(うるさい)

いろいろと評判や噂をすること、また、意見をやかましく言うこと

口が過ぎる

言い過ぎること

口が減らない

口が達者で遠慮なくしゃべり続ける様子

口から出れば世間

いったん秘密をしゃべってしまうと、いつの間にか世間に広まってしまうこと

口が悪い

物事をずけずけと言う様子

朽ち木は柱にならぬ

性根が腐った人は使いものにならないということ、また、能力のないものは高い地位を保てないということ

口自慢の仕事下手

口では大口を叩くが、仕事ができないこと

口では大阪の城も建つ

口先だけなら何でも言えるということ

口と財布は締めるが得

口を開けると余計なことをしゃべってしまい、財布を開けると無駄な金が出てしまうことから、どちらも閉めておいたほうが良いということ

口に乗る

人々の評判になること、また、騙されること

口には関所がない

何を言うのも自由であるということ、また、だからこそ気を付けろということ

口に蜜あり腹に剣あり

口では優しいことを言うが、心のなかでは陰険であるということ

口は口心は心

しゃべっていることと心のなかは一致しないこともあるということ

口は禍の門

何かしゃべると誤解されることがあるので、ともかく口は災難の元だということ

唇亡びて歯寒し

助け合うものは一つがなくなるともう一方も危なくなるたとえ

口も八丁手も八丁

口も手も巧みであるということ

食ってすぐねると牛になる

食べてすぐ寝る無作法を戒める言葉

靴を隔てて痒きを掻く

物事が思うようにできなくてじれったい様子

苦肉の策

苦し紛れに考えだした策、また、自分や味方を苦しめて行う策のこと

国乱れて忠臣現る

国が乱れた時こそ忠臣が誰かということが分かるということ

国破れて山河在り

戦乱で国が滅びても、山や川は変わらず存在するということ

狗馬之心

臣下が君主に尽くす忠誠の心のこと

苦は楽の種

現在の苦労は将来の楽につながるということ

首が繋がる

なんとか解雇や免職を免れること

首が飛ぶ

解雇や免職されること、また、殺されること

首が回らない

支払うお金が大きくてやりくりができないこと

首くくりの足を引く

血も涙もない冷酷な仕打ちのたとえ

狗尾続貂

劣った人が優れた人のあとを続けるたとえ

首振り三年 ころ八年

その道を極めるには長い年月がかかるということ

首を挿げ替える

重要な役職についてる人を変えること

首を縦に振る

承知する・同意すること

首を突っ込む

関心を持って、関係を持つこと

雲を霞

逃げて姿をくらますこと

暗がりから牛

区別がはっきりしない様子、また、動作が鈍い様子のたとえ

暗がりの犬の糞

失敗を隠して、しらないふりをすることの例え

暗闇の鉄砲

当てずっぽうで物事を行うことのたとえ

苦しい時には親を出せ

言い訳に困ったときに親を口実にするとよいということ

苦しい時の神頼み

普段信仰してないような人でも切羽詰まると、神に頼るということ
普段から不義理しておいて苦しい時に頼ろうとする人のこと

紅は園生に植えても隠れなし

優れているものはどんなところにいても目立つということ

暮れぬ先の提灯

用意周到なことのたとえ、また、用意が万全すぎてかえって間抜けなことのたとえ

食わず貧楽高枕

名声や財産を求めずに、貧しい生活を楽しむこと、また、気楽で何も不安がないこと

食わぬ殺生

自分の為にならないのに、無益な殺生をすること

鍬をかたげた乞食は来ない

働くものは貧乏しないということ

君子危うきに近寄らず

君子は好んで危険なところに近づいたりしないということ

君子固窮

君子であっても困窮することもあるということ

君子三戒

一生の間にその年齢に応じて慎むべき三つの留意点のことのこと

君子殉名

君子は名誉を守るために身を犠牲にするということ

君子の交わりは淡きこと水の若し

君子と人との付き合いは淡白であるからこそ、末永く友情が保たれるということ

君子不器

君子は器のように何か特定の用途だけに有用なのではなくありとあらゆることに通用する才能を持っているということ

君子は憂えず懼れず

君子は正しいので心配したり恐れたりする必要がないということ

君子は屋漏に愧じず

君子は人が見ていないところでもやましい行動をしたりしないということ

君子は器ならず

君子は器のように何か特定の用途だけに有用なのではなくありとあらゆることに通用する才能を持っているということ

君子は義に喩り小人は利に喩る

君子は正しい道かどうかを判断するのにたいして、小人は利益になるかどうかで判断するということ

君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す

立派な人物は言葉は少なく、行動は機敏に行うものだということ

君子懐徳

君子は徳を磨くことを心がけるということ

君子は名に殉ず

君子は名誉を守るために身を犠牲にするということ

君子は独りを慎む

君子は一人でも人間として間違った行動はしないということ

君子慎独

君子は一人でも人間として間違った行動はしないということ

君子は豹変す

君主が誤りを認めたときには、きっぱりと行動を変化させるということ

君子は交わり絶ゆるとも悪声を出さず

君子は絶交したとしても悪口は言わないということ

君子は和して同ぜず小人は同じて和せず

君子は争いを避けるがわざわざ意見の違う人と同調することはないが、小人は同調してそれでいて争ってしまうということ。

君子豹変

君主が誤りを認めたときには、きっぱりと行動を変化させるということ

葷酒山門に入るを許さず

不浄な葷酒を所持したり飲んだものは寺の境内に入ることを許されないということ

君辱臣死

君子が辱めを受けたときは臣下は体を張ってその恨みを晴らさねばならないということ

君側之悪(くんそくのあく)

君子の近くにいる悪い側近のこと

薫陶成性

素晴らしい人間を育てること

群分類聚

異なるものを分けて、同種同類のものを集めること

郡盲象を撫でる

盲人が手で触れて象について評価しても全体を見渡せないように、大きい出来事や人物などを一部分だけで評価して全体像を見渡せない様子のこと

群雄割拠

多くの人物が互いに対立して争っている様子のこと

群羊を駆って猛虎を攻む

弱いものが共同して強者に挑戦すること。

群竜無首

指導者がいないのでうまくいっていないたとえ

形影相弔う

孤独で訪れる人がいない様子

形影相同

心が正しければ行動も正しいということ

形影相憐

自分自身を憐れむこと

継往開来

過去のものを受け継ぎつつ発展させて将来を切り開くこと

傾蓋故の如し

少しあっただけで旧知の仲のようになかよくなること

傾蓋知己

少しあっただけで旧知の仲のようになかよくなること

謦咳に接す

尊敬する人や高貴な人に直接会って話を聞くこと

傾家蕩産

一家の財産を使いきり潰すこと

傾危の士

詭弁でもって国を危うくする人物のこと

軽裘肥馬

非常に富貴な様子。冨貴な人のこと

桂玉の艱

物価の高いところに住み、生活に苦しむこと

軽挙妄動

軽はずみに行動すること

鶏群の一鶴

凡人の中で際立って優れていること

経験は愚か者の師

愚か者に教えるには実際に経験させるとよいということ

経験は知恵の父 記憶の母

人間の知恵は実際の経験とそれの記憶によって成り立っているということ

鶏口牛後

大きな集団で人の後ろにいるよりも、小さな集団で頭になる方が良いということ

鶏口となるも牛後となるなかれ

大きな集団で人の後ろにいるよりも、小さな集団で頭になる方が良いということ

閨閤の臣

君主の側近のこと

経国大業

立派な文章のこと、また、国家を治めるための大事な仕事のこと

荊妻豚児

妻と子供のことを謙遜して言う言葉

計日程功

計画の進行が順調で完成の日程の目処がついているということ

敬して遠ざける

尊敬して近寄らないふりをして実は嫌っていて敬遠している様子

閨秀作家

女流作家のこと

芸術は長く人生は短し

人生は短いが芸術は死後も長く残るので、怠けず勉強するべきだということ

経世済民

世の中を治めて民衆の苦しみを救うこと、また、そのようなことを行う立派な政治のこと

傾城に誠なし

遊女は口先だけで本心からしゃべっていないので信頼できないということ

蛍雪の功

苦労して勉学を続け、成果をあげること

継体の君

君主の後を継ぐ王子のこと

軽諾寡信

軽々しく物事を引き受ける人は信用出来ないということ

兄たり難く弟たり難し

二人のどちらが優秀かどうか優劣を付けられないということ

軽佻浮薄

考え方や行動がうわついている様子

兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ

内輪で喧嘩をしても、外から侮辱を受けたら共同してそれを防ごうとするということ

敬天愛人

天を敬い人を愛すること

芸は道によって賢し

専門家はその専門のことについてはよく知っているということ

芸は身につく

習いおぼえた技術は、一生忘れることがないということ

芸は身の仇

おぼえた芸に頼り切りで、本業がおろそかになったり、より高度な芸を覚えずに、身を誤ること

芸は身を助ける

一つの芸事を覚えておくと、それで生活をしていくことが出来るということ

芸が身を助けるほどの不仕合せ

芸事で生活しなければならないほど、社会生活が上手くいってないということ

繋臂之寵

君主から特別な寵愛を受けること

軽描淡写

軽くあっさり描くこと、また、重要なことに触れないこと

繋風捕影

実現できない空想のたとえ

掲斧入淵

配置が間違っていて実力を発揮できないことのたとえ

桂馬の高上がり

身分不相応の高い地位について失敗することのたとえ
将棋の格言

軽妙洒脱

さわやかで洗練されている様子

鶏鳴狗盗

つまらないことしかできない人のたとえ、また、つまらないことでも役に立つということ

形名参同

部下の言葉と行動が一致しているかどうかで評価するという考え方のこと

鶏鳴の助

内助の功のたとえ

桂林一枝

わずかな出世のこと、また、出世を謙遜して言う言葉、出世に不満な意味も

驚浪雷奔

激しい波が打ち寄せること

怪我と弁当は自分持ち

自分で怪我した責任は自分にあるということ

怪我の功名

過ちが思いがけずに良い結果をもたらすこと

隙穴の臣

敵に内通している家臣のこと

逆鱗に触れる

目上の人の怒りを買うこと

下戸の建てたる蔵もなし

酒を飲まないからと言って財産ができるというわけではないということ

下戸の手強

酒を飲まない人間は酒に釣られないので誘惑するのが難しいということ

下種と鷹とに餌を飼え

愚かな人間を手懐けるには鷹に餌を与えるように、金品を与えれば良いということ

下衆の後知恵

愚かな人間は事が終わってから良い手段を思いつくということ

下衆の勘繰り

愚かな人間はなんでもないことをあれこれ邪推するということ

下衆の口に戸は立てられぬ

愚かな人間は何でも言いふらしてしまうということ

下駄も仏も同じ木の切れ

根本は同じであるということのたとえ、また、心がけ次第で大きく変わることのたとえ

けちん坊の柿の種

極度のけちを罵った言葉

月下推敲

詩文をよく練ってより良いものにすること

月下氷人

男女の仲を取り持つ人のこと

結跏趺坐

仏教の座法の一つのこと

月寒江清

冬の川の夜景を読んだもの、月の光が冷たくさえていて、川は清く照り返しているようす

結構は阿呆の内

お人好しなのは馬鹿なのと変わらないということ

月明星稀

優れた英雄の出現で、他の群雄の影が薄くなるということ

外面似菩薩 内心如夜叉

外面は菩薩のように優しいが、内面は夜叉のように邪悪であるということ

螻蛄(けら)の水渡り

まねをしても続けてやり遂げられないことのたとえ

ける馬も乗り手次第

乱暴な人でもおとなしくなる人はいるし、手段もたくさんあるということ

毛を謹みて貌を失う

細かいことにこだわって根本の大事なことをおろそかにすること

毛を吹いて疵を求む

好き好んで相手の欠点を暴くこと

牽衣頓足

非常に別れを惜しむ様子

犬猿の仲

仲が悪いことのたとえ

源遠流長

大河を形容したもの、また、歴史の長さのたとえ

狷介固陋

頑なに自分の意志を守って、他人の意見を取り入れない様子

喧嘩過ぎての空威張り

喧嘩が終わったあとに強がること

喧嘩過ぎての棒千切り

喧嘩が終わってから棒を用意すること。時期遅れのたとえ

犬牙相制

国境が犬の牙のように入り組んでいて、互いに牽制しあっている様子

懸河の弁

滞りない弁舌の様子

喧嘩は降り物

喧嘩は雨のように、いつ自分の身に降りかかるかわからないということ

喧嘩両成敗

喧嘩した両者にそれぞれ罪があるということ

牽強付会

道理に合わないことを無理やり自分に都合よくこじつけること

言近旨遠

優しい表現で深い内容を伝えること

献芹の意

人に贈り物するときの謙遜の意のこと

堅苦卓絶

忍耐力が人より優れているということ

言行は君子の枢機

人として言動は重んじられなければいけないということ

懸軍万里

軍隊が本体を離れて行動すること

喧喧囂囂

多くの人が騒いで収集がつかない様子

見賢思斉

賢人を見てそのようになりたいと思うこと

拳拳服膺

人の教えを忘れずにしっかり心に刻むこと

言行一致

言葉にしたことと行動が同じということ

言行枢機

人として言動は重んじられなければいけないということ

健康は富に勝る

財産よりも健康が大切だということ

堅甲利兵

非常に強い兵隊のこと

乾坤一擲

運命をかけた大勝負をすること

懸車之年

七十歳の別称。年老いて官職をやめること

賢者は中道を取る

教養のある人は偏らない中道を選ぶものだということ

賢者は長い耳と短い舌を持つ

賢者は人の話をよく聞き、余計なことは喋らないということ

賢者ひだるし 伊達寒し

世間並みのことをしない人はつらい思いするということ

堅守自盗

見張り番をしている人間が盗みを働くこと

見性成仏

本来もっている自分の本性・仏心を見きわめて悟りを得ること

懸針垂露

文字の書法の基本のこと

現身説法

仏がいろいろな形で現れ説法すること

原心定罪

人を裁くときはその動機を究明して罰を決めるべきだということ

源清流清

根本が正しければ結果も正しいだろうということ

現世利益

信仰した結果がこの世で実って幸せになること

健全なる精神は健全なる身体に宿る

精神と体は一体で、体が健康ならば精神も健康だということ

還俗復飾

僧尼が俗人に戻ること

硯池法船

仏教の経文を写すこと

堅貞不屈

貞操を守って、いろいろな誘惑などにも惑わない様子のこと

言伝身教

言葉でわかりやすく伝え、身を持って教えること

懸頭刺股

非常に頑張ることのたとえ

捲土重来

一度失敗したものが、再び力を蓄えて出直してくること

犬兎の争い

犬とウサギが争った結果疲れて農民が獲物を簡単に手に入れたことから、争った双方が疲弊して、第三者が利益を上げること

見兔放犬

失敗しても改めるのに決して遅くないというたとえ

堅如磐石

硬い岩のようにどっしりとしてゆるぎないたとえ

堅忍不抜

どんなことがあっても耐え忍ぶ様子のこと

剣抜弩張

今にも戦いが起こりそうな状態のこと

犬馬の心

臣下の者が君主に忠誠を誓い、恩に報いようとする心

犬馬の年

自分の年令をへりくだって言う言葉

犬馬之養

親を犬や馬のように養うだけで、尊敬していない様子のこと

犬馬之労

自分が犬や馬のように一生懸命働くことを謙遜して働く言葉

見微知著

小さな手がかりで本質を見ぬくこと

見風使舵

情勢を見て態度をどうするか決めること

権謀術数

巧みに人をあざむく策略のこと

見縫挿針

ほんの少しの隙間や時間を無駄にしないこと

見毛相馬

外見だけで良否を判断することは間違いが多いということ

見利忘義

利益だけ見て同義を忘れるということ

居安思危

普段から危機に備えて用心を怠らないこと

小家から火を出す

思いもよらぬとこらから火事になること、また、意外な人物が思いもよらない事件をおこすこと

御意見五両 堪忍十両

他人の意見は五両、耐え忍ぶのには十両ほどの価値があるということ。
忠告に従うことと耐え忍ぶことは大事ということ

挙一明三

一を言えば三分かる、非常に賢いことのたとえ

恋に上下の隔て無し

恋愛には身分の上下はないということ

恋の遺恨と食い物の遺恨は恐ろしい

恋と食欲に関連したものの恨みは深いということ

鯉の滝登り

立身出世のたとえのこと

鯉の一跳ね

あきらめがいいことをたとえていうこと

恋の病に薬無し

恋わずらいは病気ではないので直す薬がないということ

恋は曲者

恋は人の分別をなくさせたりするとんでもないものであるということ

恋は思案の外

恋は常識ではわからない、予測不能なものであるということ

恋は仕勝ち

恋は積極的にしたほうがうまくいくということ

恋は盲目

恋に落ちると理性を失ってしまうということ

広大無辺

果てしなく広大な様子のこと

紅一点

男性ばかりの中に女性がいること

香囲粉陣

大勢の美人に囲まれることのたとえ

荒淫無恥

堕落してみだらな女のこと

光陰矢の如し

月日はあっという間に過ぎてゆくということ

光陰流水

月日の流れは水が流れるように早いということ

行雲流水

自由に自然に任せて成り行きで物事を行うことのたとえ

後悔先に立たず

事が済んだあとになって後悔しても、事前にはそのように思わないということ

後悔は知恵の緒(いとぐち)

後悔することによって次から同じことに対して準備できるということ

高閣に束ぬ

長い間使用せずに放置しておくこと

豪華絢爛

輝いていて華やかな様子のこと

膏火自煎

財産があることで却って不幸をよび寄せてしまうこと

効果覿面

効果や結果がすぐに現れること

鴻雁哀鳴

安住の地がない難民が、自分たちの窮状を訴えることのたとえ

抗顔為師

物知り顔をして先生のように振る舞うこと

高岸深谷

世の変遷が凄まじいこと

傲岸不遜

奢りたかぶって人を見下す様子

厚顔無恥

厚かましくて恥知らずな様子のこと

剛毅果断

意思がしっかりしていて思い切って行動する様子

綱紀粛正

国や組織の規律や秩序を正すこと、また、政治家や役人の態度を正すこと

剛毅木訥仁に近し

しっかりとしていて飾り気のない性質は道徳の理想である仁の徳にちかいということ

孔丘盗跖

人間生きているうちが花で死ぬとみんな塵となるということ

綱挙目張

要点を押さえれば解決は難しくないということ

肯綮に中たる

指摘が要点をずばり突くこと

好景不長

良いことは長く続かないということ

攻撃は最大の防御

守りを固めるより攻めることが一番の防御の手段であるということ

口血未乾

約束をしてから時間がそれほどたってないということ

黄絹幼婦

絶妙ということ

巧言令色

口先だけで愛想を振りまくこと

巧言令色鮮(すくな)し仁

言葉巧みに愛想を振りまく人物は本当の徳である仁が欠けているということ

孝行をしたい時分に親はなし

親の死んだ後に親孝行しておけば良かった後悔することが多いということ

孝行も子による

悪いことをしてまで親孝行されるなら、されないほうがマシだということ

後顧の憂い 後に残る心配のこと


高材疾足

知能が優れていて優れた働きをする人のこと

光彩奪目

目を奪うような素晴らしい輝きのこと

幸災楽禍

他人の不幸を自分の幸福のように感じる態度のこと

光彩陸離

光り輝き美しい様子のこと

高山景行

多くの人々に尊敬されるもののたとえ

恒産恒心

安定した生活手段がないものは、しっかりとした見識を持たず、精神の安定がないということ

恒産無き者は恒心無し

安定した生活手段がないものは、しっかりとした見識を持たず、精神の安定がないということ

高山流水

巧みな音楽や演奏のたとえ

高視闊歩

肩で風を切って歩く様子

口耳講説

人の話を聞いてよく理解しないまま人に話すこと

行尸走肉

才能がなく何も取り柄がないひとのたとえ

好事多魔

上手く行きそうなときには何かと邪魔が入ること

口耳の学

他人から聞いた話を理解しないまま人に話すこと

孔子の孫

孔子のような顔をした学者ぶった人のたとえ

好事魔多し

上手く行きそうなときには何かと邪魔が入ること

孔子も時に遇わず

有能な人材も用いられる情勢にないと、そのまま世に埋もれてしまうこともあるということ

好事も無きに如かず

人生は何事もないほうが良いので、良いことでもないほうがよいということ

好事門を出でず悪事千里を行く

良い行いは世に知られないが、悪事はすぐに世間に広まるということ

巧取豪奪

いろんな手を使ってものを奪っていくこと

口尚乳臭

まだ若く幼いことのたとえ

攻城略地

城を攻め落とし市街地に侵入・侵略すること

校書掃塵

書物の校正はいつまでたっても終わらないということ

公序良俗

社会的に妥当性が認められる道徳観のこと

黄塵万丈

強い風によって土煙が空高く舞い上がっている様子

後塵を拝する

他人に先んじられること、また、つき従うこと

後生畏るべし

自分よりあとに生まれたものは将来性もあり、どれほど成長するかわからないのでおそれうやまうべきということ

孔席暖まらず墨突黔まず

孔子の席は出払っているのであたたまることはなく、墨子の家の煙突は出払っているので黒くなることはない。
いつも各地を飛び回り家で落ち着くことがないということのたとえ

傲然屹立

誇らしくそびえたつさま、また、堅固で揺るぎない様子

恍然大悟

漠然としたなかから疑問がとけて悟ること

浩然の気

万物の生命力や活力の源となる気。また、物事にとらわれないおおらかな気持ちのこと

浩然の気を養う

万物の生命力や活力の源となる気を養うこと

鴻漸の翼

スピード出世する人のこと、また、事業が大成功した人物のこと

好大喜功

功績を挙げようとする様子。功を焦る様子。

交淡如水

君主の交流は利害にこだわらず人格を尊重するので淡白であるということ

碁打ち 親の死に目に合わぬ

碁を打つ人は勝負に熱中するあまり親の死も見とれないようになりがちだということ

巧遅拙速

上手くやろうとして遅くなるよりは、下手でも迅速に決行する方が良いということ

巧遅は拙速に如かず

上手くやろうとして遅くなるよりは、下手でも迅速に決行する方が良いということ

口中雌黄

自分の意見の間違いがあったときに直ぐ改めること

口誅筆伐

言葉と文章で激しく攻撃すること

高枕無憂

不安が無いように万全の対策をしておくこと

黄道吉日

何をするにも吉の日のこと

交頭接耳

ひそひそ話、内緒話のこと

荒唐無稽

根拠がどこにもなくでたらめなこと

紅灯緑酒

歓楽街や繁華街の華やかな様子のこと、また、歓楽と飽食に明け暮れること

狡兔三窟

危機になっても身を守るのがうまいことのたとえ

狡兎死して走狗烹らる

敵がいなくなれば、それに対処する家臣は邪魔となり殺されてしまうということ
用済みとお払い箱にされるたとえ

狡兔良狗

功績のあった部下も敵がいなくなれば用なしで殺されてしまうということ

功成り名遂げて身を退くは天の道なり

功績を上げて地位が高く名誉を得たのなら、時期を見て引退をするのが天の道にしたがったやり方だということ

郷に入っては郷に従う

自分のいる地域の習慣に合わせて生活するのが良いということ

孝は百行の基

孝行はすべての善行の本になるものであるから、徳の第一歩とすべきだということ

好評嘖嘖

非常に評判でほめられる様子のこと

好物に祟りなし

好きな物はいくら食べても体に支障が出ることはないということ

行不由径

小細工をせず堂々と王道を歩むということ

紅粉青蛾

美人の上手な化粧のたとえのこと

公平無私

自分の利益を無視して、物事を公平にすすめる様子のこと

光芒一閃

物事が急にまた急激に変わる様子のたとえ

厚貌深情

顔つきは優しそうだが、心のなかで何を考えているかわからない様子のこと

弘法にも筆の誤り

達人でも時には失敗するということ

弘法は筆を択ばず

名人は道具の良し悪しを問題にしないということ

光芒万丈

光が四方八方に輝く様子のこと、また、君主の出現した様子のこと

豪放磊落

気持ちや度量が大きく小さなことにこだわらない様子

高木は風に倒る

地位が高いものはそれだけ風当たりが強くなりがちだということ

合浦珠還

一度失ったものが再び手に戻るということのたとえ

高慢は出世の行き止まり

地位や技量を自慢するようになると、その人は向上せず出世も出来なくなるということ

口蜜腹剣

口では甘いことを言うが心のなかでは攻撃的なことを考えていること

光明磊落

公明正大である様子のこと

功名を竹帛に垂る

後世につたえられるような名を残すこと

公明正大

私心なく公正に物事を行うこと

毫毛斧柯

災いの種は小さいうちに処理しなければいけないということ

紅毛碧眼

西洋人のことをさす

蝙蝠も鳥のうち

価値は低くても同類であるということ、また、賢いものの中につまらないものが混ざって仲間のように振る舞うこと

紺屋の明後日

あてにならないことのたとえ

紺屋の白袴

自分の技術が他人にばかり使われて自分自身には使われないことのたとえ、また、いつでも出来るつもりが結局出来ずに終わってしまうことのたとえ

後来居上

後からきた人間が先行していた人間を追い抜くこと。後輩が先輩を追い抜くことのたとえ

降竜伏虎

龍も虎も倒すように、強大な敵を倒すたとえ

黄粱一炊の夢

栄枯盛衰は、夢のようにはかないものであるということ

膏粱子弟

裕福な家に生まれたこの子のこと

甲論乙駁

あれこれ主張しあって議論がまとまらないこと

高論卓説

普通では思いつかないような優れた意見や議論のこと

孤雲野鶴

俗世間を捨てて隠居する人のたとえ

孤影悄然

一人ぼっちで寂しげな様子のこと

呉越同舟

仲が良くない者が同じ場所にいることのたとえ、また、敵同士が共通の目的のために協力するたとえ

胡越の意

お互いに遠くで疎遠であることのたとえ

声なきに聴き形なきに視る

子供は親が何も言わなくても親の考えていることを察してなければならないということ

古往今来

昔から今に至るまでということ

小男の腕立て

腕力のなさそうな男が力自慢をしたがること、また、抵抗しても力が弱くて問題にならないことのたとえ

氷に鏤め水に描く

苦労しても報われないたとえ

湖海の士

民間にいて雄大な気を有する人物のこと

狐仮虎威

他人の権力や権威を利用してのさばることのたとえ

呉下の阿蒙

いつまでたっても進歩することがない人のこと

五顔六色

色とりどりな様子のこと

狐疑逡巡

疑い深く優柔不断な様子のこと

呼牛呼馬

相手の言いなりで逆らわないことのたとえ

呉牛喘月

必要以上に怯えること

呉牛月に喘ぐ

必要以上に怯えること

梧丘の魂

罪がないのに殺されてしまうこと

故郷に錦を飾る

出世して故郷に帰る事のたとえ

黒衣宰相

僧侶でありながら政治に参加し大きな力をもつ者のこと

告往知来

理解が早くて聡明であるということ

告朔の餽羊

儀式が形式だけになっていることのたとえ

国士無双

天下に並ぶものがいない優れた人物のこと

刻舟求剣

いつまでも古い習慣にこだわり時代の移り変わりを知らないもののたとえ

黒白分明

はっきりしていることのたとえ

極楽願わんより地獄作るな

極楽に行くのを望むよりも地獄に行く原因をつくるようなことをしないようにするべきだということ

極楽の入り口で念仏を売る

知り尽くしている人に物を教えることのたとえ

国利民福

国の利益と人民の幸福のこと

刻露清秀

秋の景色の清々しい様子のこと

狐群狗党

ろくでもない人間の集まりのこと

孤軍奮闘

援軍がない中で懸命に戦うこと

虎渓三笑

話に夢中になって他の事を忘れること

虎穴に入らずんば虎児を得ず

思い切った冒険をしなければ大きな利益や功名は得られないということ

虚仮の一心

愚かな人間がただそのことだけに心を傾けてやリ遂げようとするということ

沽券に関わる

評判や体面に差し障りがあるということ

股肱の臣

一番頼りになる部下のこと

後光より台座が高くつく

目立たない部分に費用がかかるということ

虎口を逃れて竜穴に入る

次々と災難に見舞われることのたとえ

ここばかりに日は照らぬ

どこへいってもなんとかなるということ

心が騒ぐ

気持ちが落ち着かない様子のこと

志ある者は事遂に成る

強い意思のあるものは、どんな困難にあっても最後には成し遂げるということ

志は髪の筋

わずかのものであっても真心がこもっていればその気持ちが伝わるということ

志は木の葉に包む

木の葉に包むようなわずかなものであっても、心がこもっていれば立派な贈り物であるということ

心に垣をせよ

油断しないで用心しろということ

心に連るる姿

心のあり方で姿形が変わるということ

心の鬼が身を責める

良心に責められて苦しむこと

心の師とはなれ、心を師とせざれ

自分の心はは自分で律するべきであるということ

心の欲する所に従えども矩を踰えず

自分の心の欲求のままに行動しても道徳の規範からはずれないという意味のこと

心は二つ身は一つ

あれこれしたいと思っても体はひとつだということ

心ほどの世を経る

人はその心がけ次第でそれ相応の人生を送るものだということ

心安いは不和のもと

あまりに親しいと遠慮がなくなって、仲違いをするものだということ

心を砕く

色々と気を使いしんぱいすること

古今東西

いつでもどこでもという意味

古今独歩

昔から今に至るまで比べても並ぶものがないほど優れているもののこと

乞食を三日すればやめられぬ

悪い習慣が身につくとなかなかやめられないということ

虎視眈眈

強いものが機会を狙っている様子のこと

五十歩百歩

少しの違いはあるが、本質的には違いがないということ

小姑一人は鬼千匹に向かう

姑は一人でも相当に嫁の心を苦しめるということ

五十にして四十九年の非を知る

何歳になっても修練を怠らない心がけが必要だということ、また、いくつになっても自らを反省する心がけが必要だということ

五十にして天命を知る

50歳になってはじめて自分の天命がなんだか分かるということ

後生大事

非常に大事にしておくこと

後生大事や 金欲しや 死んでも命のあるように

来世の安泰や現世の金などあれこれ願う、人間の貪欲さのたとえ

弧掌鳴らし難し

単独では成し遂げにくく協力者が必要だということのたとえ

後生願いの六性悪

来世の幸せを願うっていながら、悪行を行なってしまうということ

孤城落日

助けがなく衰退していく様子のこと

古色蒼然

いかにも古めかしい様子のこと

故事来歴

ものごとの出所・経歴などのこと

古人の糟魄

本当の真髄は、言葉や文章では伝えることが出来ないということ

五臓六腑

人の内蔵全体のこと

五臓六腑に沁みわたる

体全体にしみわたること

子宝脛が細る

こどもを育てるにはスネが細るほど苦労するということ

炬燵で河豚汁

大事をとりながら危険を冒す矛盾した行為のたとえ

胡蝶の夢

現実と夢との区別がつかないということ

克己復礼

私利私欲に惑わされず、社会の規範や礼儀にしたがった行動をすること

刻苦勉励

心身を苦しめて仕事や勉学に励むこと

凝っては思案に能わず

熱中しすぎると、冷静な判断が出来なくなるという意味のこと

骨肉相食む

血縁者が争うこと

コップの中の嵐

狭い範囲での騒ぎで、大局には関係ないということ

事がな 笛吹くかん

事が起きるのを待ち構えていて、それを利用する機会をねらっていることのたとえ

事が延びれば尾鰭が付く

長引くと余計な尾ひれがついて厄介なことになるということ

尽く書を信ずれば即ち書無きに如かず

本に書いてあることをそのまま信じてしまうのならば、本など無いほうが良いということ

琴柱に膠す(ことじにかわす)

規則にこだわって融通が利かないたとえ

言伝は荷にならぬ

伝言は負担にならない簡単な仕事だということ

言葉は多きものは品少なし

口数が多い者は、品位に欠けるものだということ

言葉は国の手形

言葉のなまりで故郷がわかってしまうということ

言葉は心の使い

心に思ってることは自然と表に出てしまうということ

言葉は身の文(あや)

話す言葉でどんな品性の人だかわかってしまうということ

五斗米の為に腰を折る

わずかの報酬のために人の機嫌を取ることのたとえ

子供叱るな来た道だ 老人笑うな行く道だ

子供をとがめたり老人を笑いものにしてはいけないということ

子供の喧嘩に親が出る

つまらないことに干渉する大人げない態度のたとえ

粉糠三合持ったら婿に行くな

わずかでも財産があるのなら婿養子に行くなということ

この親にしてこの子あり

親が立派だからこそこのような子が育つということ、また、出来が悪い時にも使われる

子の心親知らず

子供をいつまでも幼いと思っている親は、子供の気持ちを察することができないということ

子は鎹(かすがい)

子供に対する愛情で夫婦仲も保たれるということ

子は三界の首枷

親が子供を思う気持ちのために、自分の自由を拘束されることをいう

五風十雨

世の中が平穏無事であることのたとえ

鼓腹撃壌

世の中の太平を楽しむこと

鼓舞激励

人を励まし元気を出させること

孤峰絶岸

山が高くそびえ立つ様子、また、他の人より抜群に優れているようすのたとえ

枯木寒厳

世俗に超然とした悟りの境地のたとえ

独楽の舞い倒れ

めまぐるしく働くが大した成果を上げれずに倒れてしまうことのたとえ

ごまめの歯軋り

力の足りないものが憤慨することのたとえ

米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる

大きな悪事を働いたものが罪を逃れて、小さな悪事を働いたものがばっせられることのたとえ

米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る

どこへ言っても太陽が照るように食べることはなんとかなるから、くよくよしないで生きていこうということ

米の飯より思し召し

米をもらうのはありがたいが、それよりもその気持ちのほうがより嬉しいということ

米を数えて炊ぐ

つまらないことに手間をかけて気をつかうたとえ

子養わんと欲すれども親待たず

子供が親孝行しようと思ってもそれまでに親が死んでしまうことから、親孝行できるうちにするべきということ

子故に迷う親心

子供が可愛いばかりに親が判断にまようこと

孤立無援

頼るものがなく助けがない様子のこと

五里霧中

物事の判断がつかずどうしていいか分からないこと

転がる石には苔が生えぬ

一つの物事に集中できない人は成功しないということ、また、活動的に生活する人はいつまでも歳を取らないということ

転ばぬ先の杖

失敗しないように前もって用意することのたとえ

衣ばかりで和尚はできぬ

形だけでは役に立たないということのたとえ、また、うわべでは判断できないということのたとえ

転んでもただは起きぬ

失敗してもそこから利益を得ようとすることのたとえ

コロンブスの卵

誰でも出来ることでも最初にやることは難しいということ

子を知るは父に若くはなし

子供の長所や短所を誰よりもよく知っているのは父だということ

子を見ること親に如かず

子供の長所や短所をよく知っているのは親だということ

子を棄つる藪はあれど身を棄つる藪はなし

困窮して子供を捨てることはあっても自分の身を捨てることはできないということ

子を持って知る親の恩

自分が子供を持ち苦労することによって親のありがたさが分かるということ

困苦欠乏

生活に困窮すること

金剛不壊

極めて堅固で破壊されないこと、また、志が堅いこと

言語道断

真理は言葉では表せないこと、また、言葉で表現できないほどひどいこと

今是昨非

今、昨日までの過ちに気がつくこと

渾然一体

いくつかのものが溶けて混じり合って区別がつかない様子

権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる

人が一生懸命やったことをぶち壊しにすること、また、むだな労働のこと

金輪奈落

物事の極限、極まるところのこと

才余りありて識足らず

才気はありすぎるほどあるが、見識が足りないということ

塞翁が馬

いつ災いが福に、福が災いになるかどうかわからないから、災いも福も喜んだり悲しんだりするようなことではないということ

採菓汲水

仏に供えるために、木の実や花をとり水を汲むこと、また、厳しい仏道修行のたとえ

才気煥発

すぐれた才能が外にあふれ出ること

細工は流流仕上げを御賢じろ

大事なのは結果で、それを見て批評してくれという意味

歳月人を待たず

時は人の都合を無視して過ぎ去ってしまうということ

最後に笑う者が最もよく笑う

最終の結果で笑えるものが良い思いをできるということ

才子佳人

才能のある男子と女子のこと、また、理想的な男女の取り合わせのこと

才子才に倒れる

優れた才能を持っているものはその才能を過信するあまり人生を誤ることがあるということ

才子多病

才知に優れた人は病気がちであるということ

載舟覆舟

君主は人民によって支えられ、人民によって滅びるということ

才色兼備

優れた才能と美しい容姿を持っているということ

采薪の憂い

自分の病気をへりくだって言う言葉

材大なれば用を為し難し

大人物は世の中になかなか受け入れられないということのたとえ

採長補短

人の長所を取り入れて自分の短所を補うこと

財は一代の宝

財産はその人一代限りのものであとはどうなるか分からないということ

賽は投げられた

いったんはじめてしまった以上、断行するしかなく考えている時ではないということ

財宝は地獄の家苞

財産を聞くら貯めても地獄への土産になるだけということ。蓄財するのは虚しいことだということ

財布の底と心の底は人に見せるな

自分の真実をよく分からぬ人に見せてはいけないということ

財布の紐を首に掛けるよりは心に掛けよ

首に財布をかけて盗まれないようにするより、無駄遣いしないようにする方が大事だということ

竿竹で星を打つ

不可能なことをしようとする愚かさのたとえ

竿の先に鈴

口数が多く騒がしいことのたとえ

魚は殿様に焼かせよ、餅は乞食に焼かせろ

魚はいじると身が崩れるのでおっとりした殿様に焼かせるのがよく、持ちは焦げないように何度もひっくり返すほうがいいから乞食のようにがつがつした人間に任せるのが良いということ

酒外れはせぬもの

酒の仲間から一人だけ外れて飲まないでいるのは良くないということ

酒戻しはせぬもの

酒を勧められたたら辞退せず受け取るのが礼儀だということ、また、借りた酒の返礼はかえって失礼になるということ

酒屋へ三里 豆腐屋へ二里

不便な土地のたとえのこと

先立つ物は金

何をするにしてもまず必要なのは金だということ

鷺を烏と言う

ものの道理を正反対にねじ曲げて言うこと、また、不合理なことを強引に主張すること

先んずれば人を制す

人より先に物事を行えば有利な立場に立つことが出来るということ

策士策に溺れる

策士は策略を使いすぎてかえって失敗するということ

削足適履

折り合いをつけて、無理に合わせるたとえ

桜折る馬鹿 柿折らぬ馬鹿

桜は枝をおると枯れてしまうことがある一方、柿は実を枝ごと折ると新しい枝が茂って多くの実をつけることがあるということ

酒が酒飲む

酒飲みは酔えば酔うほどさらに酒を飲むということ

酒買って尻切られる

好意を尽くしても仇にされるたとえ

酒極まって乱となる

酒席は礼儀正しく始まっても酒が進むにつれて乱れてしまうということ

酒と朝寝は貧乏の近道

酒を飲み朝寝坊をしていればたちまち貧乏になってしまうということ

酒なくて何の己れが桜かな

花見に酒はつきものということ

酒飲み本性違わず

酒を飲んでよってもその人の本性は変わらないということ

酒は憂いを払う玉箒(たまははき)

酒は心配事を払ってくれる素晴らしいほうきだと、酒を絶賛した言葉

酒は天の美禄

酒は天が与えてくれた贈り物であると、酒を絶賛した言葉

酒は飲むとも飲まるるな

酒は理性を失うまで飲んではいけないということ

酒は飲むべし飲むべからず

酒は適度に飲むのが良いが、難しいので飲まないほうが良いということ

酒は百毒の長

酒は体にわるいものだということ

酒は百薬の長

酒は体に良いものだということ

雑魚の魚交じり

弱いものが強大なものの中に混じっていること

囁き千里

ないしょの話がたちまちに遠くまで伝わること

座して食らえば山も空し

働かずにいれば山のようにあった財産もすぐに尽きてしまうということ

砂上の楼閣

基礎がしっかりしていないので崩れて失敗しやすいことのたとえ

座禅組むより肥やし汲め

座禅組む時間があるのなら農作業のような実業をしっかりやるべきということ

左袒

味方をすること

沙中の偶語

臣下が謀反の企てのための話し合いをすること

悟ろうと思うも迷い

悟りの境地に達したいという願いも、迷いであるということ

鯖を読む

数字をごまかすということ

寒さの果ても涅槃まで

冬の寒さも陰暦2月15日の涅槃会がくると終わるということ

皿嘗めた猫が科を負う

大悪人が捕まらず小物ばかりが捕まって罰を受けるということ

去り跡へは行くとも死に跡へは行くな

妻と離別した相手に嫁ぐのは良いが、死別した相手のところには嫁に行くなということ

猿に烏帽子(えぼし)

人柄にふさわしくないことのたとえ、また、外見ばかりで中身がともなわないことのたとえ

猿に木登り

よく知り尽くしている人物に教えること。無駄のたとえ

猿の尻笑い

自分の欠点を棚にあげて他人を笑う様子のこと

猿の水練 魚の木登り

することが全く反対なことのたとえ

猿も木から落ちる

名人とよばれる人でもたまには失敗するということ

去る者は追わず

離れていく人を決して引き止めるようなことはしないということ

去る者は日々に疎し

死んだ人間は時間が経つに連れて徐々に忘れられ、また、顔を合わせないようになるとだんだん疎遠になっていくということ

触らぬ神に祟り無し

関係しなければ災いを受けることがないということのたとえ

座を見て皿をねぶれ

場所柄や物事の大勢をみて自分の出方を決めるのが良いということ

山雨来たらんと欲して風楼に満つ

何事か起こる前のどことなく物騒がしいさまのたとえ

三歳の翁 百歳の童子

三歳でも老成した知恵の子もいれば、百済になっても子供のような愚かな者もいるということ

三界に家無し

女は心を落ち着ける場所がないということ

三界の火宅

迷いと苦しみに満ちた世のたとえ

三寒四温

冬に寒い日が三日続くとその後四日間は暖かいということ、また、徐々に暖かくなることをいう

山高水長

山が高くそびえて、川が長く流れる様子のこと
高潔な人の功績や徳が崇高で、長く人に仰がれることのたとえ

三顧の礼

才能のある人を迎え入れるため何度も訪れ迎え入れること

山紫水明

山や川の景色が美しいということ

三枝の礼

鳥でさえ親に礼を尽くすということ

三尺下がって師の影を踏まず

師匠に付き従うときにはその影ふまないようにしていくべきだということ

三舎を避く

恐れ多くて知育に避けるへりくだった態度をとるたとえ、また、とてもかなわないということのたとえ

三十にして立つ

三十歳になって自分の立場をしっかりして揺るがなく動じなくなったということ

三十六計逃げるに如かず

困ったときには逃げるのが一番良いということ

山椒は小粒でもぴりりと辛い

なりはちいさくても才能が優れているというたとえ

斬新奇抜

物事の発想がこれまでにない自由な様子

三寸の舌に五尺の身を亡ぼす

しゃべることによって身を破滅させることが多いということ

三寸の見直し

何事もよく点検すれば何かしらの欠点はあるということ、また、欠点は見慣れれば苦にならないということ

三代続けば末代まで続く

創業して三代で潰れることが多いがそこを乗り切ればあとは続いていくということ

山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し

山賊を破るのはたやすいが、心の中の邪念に打ち勝つことはむずかしいということ

山中暦日無し

山の中で生活すると世間とかけはなれているために年月の過ぎるのを忘れてしまうということ

三度の火事より一度の後家

三度火事に遭うよりは一度配偶者に死なれる方が不幸であるということ

三度の飯も強し軟らかし

ご飯さえ同じに炊けないのだから、世の中が思うようにならないのは当然だということ

三度目の正直

勝負事は一度目や二度目はまだ決定的なものでなく、三度目こそ確かなものだということ

三人行えば必ず我が師あり

三人で物事を行えば、見習うべき例や悪い例などみつかるので、自分の学ぶべき人がかならずいるということ

三人子持ちは笑うて暮らす

子供を持つなら三人くらいが一番幸せな暮らしであるということ

三人市虎をなす

大勢で騒げば事実無根なことでも事実のように思われるということ

三人旅の一人乞食

三人集まると一人が仲間はずれになりがちだということ、また、同じ事を三人すると一人は困窮するということのたとえ

三人寄れば公界

人が三人集まればそこは公な場所ということ

三人寄れば文殊の知恵

三人集まれば良い知恵が出るもんだということ

三年経てば三つになる

どのようなものでも年月が経てば変化して成長するものだということ

三年飛ばず鳴かず

いつか活躍する日を待ってじっと機会をうかがっている様子

三拝九拝

何度もお辞儀すること

三遍回って煙草にしょ

念入りに物事を行なったあと一休みすることのたとえ

三位一体

キリスト教の教えで「父なる神」「子なる神」「聖霊なる神」が一体であるということ

算を乱す

散り散りバラバラになること

尸位素餐

俸禄はもらっているがろくに仕事をしないことやそういった人のこと

慈烏反哺

親が年老いた後、その子が親を養って恩に報いること。親孝行のたとえ

塩辛を食おうとして水を飲む

手回しが良すぎてかえって間抜けなたとえ、また、物事の順序が逆のたとえ

塩にて淵を埋む如し

やっても無駄なことのたとえ、また、あとから消えてしまいたまることのないことのたとえ

塩を売っても手を嘗めろ

細かな点にも注意を払って無駄をしないようにしろということ

四海兄弟

真心と礼儀を尽くして交際すれば世界中の人々はみな仲良く慣れるということ

四角な座敷を丸く掃く

細かいところに気を配らずいい加減なことをすることのたとえ

自画自賛

自分のしたことを自分で褒めること

四月の中の十日に心なしに雇われるな

四月の中旬のころは日が長いので心ない雇い主はいつまでも働かすので気を付けろということ
四月の中旬の日中の時間が長いということ

自家撞着

同じ人の言動や文章などが前と後で比べると矛盾していること

自家薬籠中の物

自分の家にある薬が自由に使えるように、自分の思い通りに動かせる人や物や使いこなしている技術のこと

鹿を逐う者は山を見ず

熱中しているときはそれ以外を顧みる余裕が無いということのたとえ

鹿を指して馬となす

間違っていることを権力を利用して押し通して人を愚弄することのたとえ

只管打座

ただひたすらに座禅をすること

色即是空

仏教の思想で、この世の形あるものはすべて因縁によって生じたものであって、その本性は空しいものであるということ

四苦八苦

大変苦労すること。元は仏教の用語であらゆる苦しみということ

自業自得

自分が行動した結果の報いを自分で受けるということ

地獄から火を貰いに来たよう

やせて貧相な姿のたとえ

地獄極楽はこの世にあり

善悪の報いはあの世を待たずして、この世で現れるということ

地獄で仏に会ったよう

困難のさなかに思いがけない助けにあったときのうれしさのたとえ

地獄にも知る人

どんなところにでも知り合いは出来るということ、また、遠い土地に行っても誰かしら知人にめぐり合うということ

地獄の上の一足飛び

非常に危険なことのたとえ

地獄の釜の蓋も開く

一月の一六日と七月の一六日は地獄で罪人を責めるのを休み罪人を煮る蓋も開くと言われていて、その日を休暇にする習慣があった

地獄の沙汰も金次第

地獄でも金があれば有利に働くということから現世なら金さえあれば思うように出来るということ

地獄も連れ

どんなところに行くにしても同伴者がいるほうが良いということ

指呼の間

呼べば答えが帰ってくるような距離のこと

士魂商才

武士の魂と商人の才能を持っているということ

屍山血河

激しい戦闘のたとえ、また、戦闘後の戦場の惨状のこと

しし食った報い

禁じられたことをしたらその報いを受けるのは当然だということ

獅子身中の虫

仏教徒であるのに仏教に害をあたえるもの、また、組織の内部の人間でその組織に害を与えるもののこと

事実は小説よりも奇なり

虚構の話よりも事実の話のほうがずっと不思議なことが起こるということ

死して後已む

死ぬまで努力を続けるということ

死屍に鞭打つ

死んだ人間の生前の行動を非難すること

獅子の子落し

自分の子供に試練を与えて立派に育てることのたとえ

獅子は兎を撃つに全力を用う

実力のあるものは弱いものであっても全力で立ち向かうということ

獅子奮迅

獅子が奮い立って突進するような勢いのこと、また、そのような勢いのある行動のこと

四十がったり

四十歳になると急に体力が落ちるということ

四十にして惑わず

40歳になれば道理を知って迷わないということ

自縄自縛

自分の言動で自分の行動が縛られて苦しむこと

師匠のはな負け

最初、師匠は弟子に負けることもあるが、回数を繰り返すと師匠が勝つようになるということ
師匠の実力には弟子はかなわないということ

爾汝の交わり

相手を互いに「おまえ」「きさま」と呼べるような親密な仲のこと

死屍を鞭打つ

死んだ人の言動を非難すること

地震 雷 火事 親父

世の中で怖いものを順番に並べた言葉

地震の時は竹やぶに逃げろ

地震の時には竹やぶが避難場所として優れているということ

沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

人生は良いこともあれば悪いこともあるということ

死生命あり

生死は天命によるもので人の力ではどうにもならないということ

死せる孔明生ける仲達を走らす

偉大な人物は死んだあとも影響を与え、生きている人間を恐れさせるということ

自然淘汰

環境に適応しないものは自然と滅び、優良なものだけが生き残るということ

志操堅固

主義主張を何があっても変えない様子のこと

地蔵は言わぬがわれ言うな

秘密を話して口止めしても、自分自身で喋ってしまうことが多いので注意しろということ

士族の商法

慣れていない商売をして失敗するということ

児孫のために美田を買わず

子孫のために財産を残すと、子孫は怠けてためにならないからそのようにしないということ

時代錯誤

時代が異なるものを混同して考えること、また、その時代に逆行した考え方のこと

親しき仲に垣をせよ

親しい仲でも仲が良すぎると余計な言動をしてしまい不仲の原因となるから、つきあいには節度を守れということ

親しき仲にも礼儀あり

親しい間でも礼儀を持って接しないと不仲の原因となるということ

滴り積もりて淵となる

僅かなものでも積もり集まれば大きなものになるということ

舌の先で丸め込む

上手く言いくるめて騙すこと

舌の剣は命を絶つ

言葉には気を付けないと自らの命を失うようなことが起こったり、相手の命を奪うようなことが起こるということ

下腹に毛がない

腹黒い人間のたとえのこと

舌は禍の根

言葉は災難を招くもとであるということ

舌を出す

陰で人を馬鹿にする態度のこと

舌を鳴らす

不満・軽蔑を示す態度のこと、また、おいしい物を食べて満足した気持ちを示す態度のこと

舌を振るう

盛んにしゃべることのたとえ

舌を巻く

あまりに優れているので驚くことのたとえ

四知

二人の秘密はすでに天が知り地が知り自分が知り相手が知っていて、いつかは知れわたってしまうということ

七十五日は金の手洗い

嫁や婿などに言った場合はその当座だけ大事にされるということ

七転八起

何度倒されてもその都度起き上がること

七転八倒

ひどくもがき苦しむこと

七年の病に三年の艾(もぐさ)を求む

緊急時に慌てても間に合わず、平時からの心がけが肝心だということのたとえ

七歩の才

七歩歩くまでに詩文を作れるほど優れた才能があるということ

死中に活を求める

助かる方法がない状況でも生き延びる方法を探し求めること、また、あえて危険な手段を使って難局を打開しようとすること

四通八達

道路がどこへもつながっていてにぎやかなこと

しつこい坊主に檀那がない

しつこい人間は嫌われるということ

実事求是

事実に基づいて真理を追求すること

質実剛健

飾り気がなく真面目で、精神的にも肉体的にも強くてたくましいこと

知ったかぶりの恥かき

知らないのに知ったかぶりをすると恥をかくということ

知ったが病

知らずにいれば何もなくてすんだのに知ってしまったために手を出して病みつきになり失敗すること

叱咤激励

大声で励ますこと

七珍万宝

七宝と多くのたからもののこと

知って問うは礼なり

知ってることでもその道の専門家に聞くのが礼儀だということ

失敗は成功の母

失敗は次の成功をもたらす原動力であるということ

疾風迅雷

非常に速い風と激しい雷のこと。行動が非常に素早いことのたとえ

疾風に勁草を知る

困難にあってこそその人の真価が分かるということ

櫛風沐雨

風雨にさらされながら働くこと、また、世の中の様々な辛苦にさらされることのたとえ

十遍読むより一遍写せ

書物は十回読むよりは一回書き写したほうが頭の中に入るということ

湿を悪んで下きに居る

悪いとわかっているのに悪いことを続けていることのたとえ

死なぬ子三人皆孝行

三人のこどもがみんな死なずに成人になれば、これ以上の孝行はないということ

死に馬に鍼刺す

何の効果もないととえ、また、万が一の可能性を考えて最後の手段を講じることのたとえ

死にたいと麦飯食いたいほど大きな嘘はない

人は時には心にもないことを言うということ

死に別れより生き別れ

死んでしまったものは諦めがつくが、生きている相手と別れるのは諦めきれずに辛いということ

死人に口無し

死人は証言をすることができないということ

死ぬ者貧乏

死んでしまうと良い思いをすることが絶対できないので一番の損だということ

死ぬる子は見目良し

早死する子に限って器量が良いということ

鎬(しのぎ)を削る

激しく争い競いあうことのたとえ

死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し

命を捨てることにも軽重があるので、それをわきまえなければいけないということ

士は己れを知る者の為に死す

男子は自分を認めてくれるもののためには命を捨てることも厭わず尽くすということ

死馬の骨を買う

優れたものを手に入れるために、つまらないものに投資をすることのたとえ、また、人材を集めるのに熱心なことのたとえ

四百四病より貧の苦しみ

どんな病気よりも貧乏が一番つらいということ

渋柿の長持ち

何も取り柄のない人のほうが長生きするということのたとえ

四分五裂

ばらばらになってしまうこと

自暴自棄

思うようにならず、やけくそになること

自慢 高慢 酒の燗

自慢も高慢も酒の燗もいいかげんにしておくのがいいということ

自慢 高慢 馬鹿の内

自分のことを自慢したり他人を蔑むのは人に嫌われることになるので、そういったことをおこなうのは愚かということ

自慢は知恵の行き止まり

自慢するようになると進歩も向上もなくなるということ

四面楚歌

敵の中に孤立して助けがない状況のたとえ

下いびりの上へつらい

下のものに強くあたるものに限って上の人間に媚びるものだということ

駟(し)も舌に及ばず

失言は取り返しが付かないので言葉は慎むべきだということ

霜を履みて堅氷至る

災難の徴候を見逃していると、必ず大きな災難に見舞われるということのたとえ

釈迦に経

知り尽くしている人にものを教えることの愚かさのたとえ

釈迦に宗旨なし

仏教の宗派は権力争いに過ぎず無意味だということ

釈迦に説法

その道を知り尽くしているものに教える愚かさのたとえ

杓子定規

すべてのことをひとつの基準で処理しようとする融通のきかない態度ややり方

杓子で腹を切る

不可能なことのたとえ、また、形式だけのことをすることのたとえ

杓子は耳かきにならず 大きい物が常に小さいものの代わりになるとは限らないということのたとえ


弱肉強食

弱いものを犠牲にして強いものが栄えること

寂滅為楽

悟りの境地が楽しいものであるということ

尺も短き所あり寸も長き所あり

使い道によってはどんなものが役に立つか分からないということ
愚かな人間でも賢い人間に勝ることがあるということのたとえ

尺を枉げて尋を直くす

大きな事を達成するために小さいことを犠牲にすることのたとえ

洒洒落落

性質がさっぱりしていて物事にこだわらない様子のこと

社稷の臣

国家の危機の時にその難事を引き受けて対応する臣のこと

尺蠖の屈めるは伸びんがため

将来成功するのために一時の不遇に耐えることのたとえ

蛇の道は蛇

同類のことは同類の人間が一番良く分かるということ、また、その道の人間が一番そのことについて精通しているということのたとえ

蛇は寸にして人を呑む

優れた人物は幼少の時から一般人と違った所があるということ

娑婆で見た弥次郎

知っている人間に知らない素振りをするたとえ

沙弥から長老

一足飛びに出世することのたとえ

沙弥から長老にはなれぬ

順序を踏まえなければ先に進めないということのたとえ

舎を道傍に作れば三年にして成らず

指図する人や意見が多くてまとまらないことのたとえ

縦横無尽

自由自在に物事をおこなうようす

秀外恵中

容貌が良くて頭脳明晰だということ

衆寡敵せず

少人数では大人数にはかなわないということ

習慣は第二の天性なり

習慣が日常生活に及ぼす影響は天性のように大きいということ

衆議一決

多くの人の議論によって意見が一つにまとまること

羞月閉花

美しい女性に月も恥らって花も閉じてしまうということ
美しい女性のたとえ

自由自在

自分の思いままにできるということ

十七八は藪力

男の十七、八歳のころは途方もない力が出るということ

周章狼狽

非常に慌てること

衆人環視

大勢の人が取り囲むようにしてみていること

修身斉家

心がけや行動を正しくして円満な家庭を築いてこそ仕事に打ち込めるということ

修身斉家治国平天下

天下を治めるには、まず自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ国を治めて、そして、天下を平和にするということ

秋霜烈日

草木を枯らすほど激しい気候。厳しい刑罰のたとえ

縦塗横抹(じゅうとおうまつ)

縦や横に書いたり消したりして書きなぐること

舅の物で相婿もてなす

自分の懐を痛めずに相手に振る舞うこと。ちゃっかりした行動のたとえ

姑の仇を嫁が討つ

姑にいびられたかたきを、自分が姑になったときにいびることで晴らすこと

十人十色

十人いればそれぞれ好みなどがいろいろ違うということ

十年一日が如し

十年がまるで一日のようにずっと変わらず同じであること

十年一昔

十年も経てば一応昔といえるということ

秋波を送る

異性の関心を引こうとして色目を使うこと

重箱の隅を楊枝でほじくる

どうでも良いことにこだわることのたとえ

秋風索莫

秋風が吹いてさびしいさま
栄えていたものがものの勢いが弱まって寂しくなる様子のことのたとえ

十分は零(こぼ)れる

物事が十分すぎると失敗するので、あまり欲を出さないほうが良いという子よ

十目の見る所十指の指す所

多くの意見が一致するところという意味

柔能く剛を制す

しなやかなものは力だけで押してくるものをかわして勝つということ
弱いものが強いものに勝つたとえ

雌雄を決す

戦って勝負をはっきりつけること

主客転倒

本来の物事の順番や立場が逆転すること

樹下石上

出家行脚するものの境遇のたとえ

熟読玩味

文章をよく読んで味わうこと

熟慮断行

十分に考えたあとに思い切って実行すること

守株

古い習慣にこだわって新しいことに対応できないこと

首鼠両端

どちらか一方に決めかねている様子のたとえ

酒池肉林

贅沢な限りを尽くした宴会
みだらな宴会

出処進退

身のふり方や身の処し方のこと

出家の念仏嫌い

最も大切な事が嫌いということ

出藍の誉れ

弟子が師匠より優れていること

朱に交われば赤くなる

付き合う人間次第で良くも悪くも感化されるということ

酒嚢飯袋

酒を飲み飯を食うだけで何の役にも立たない人のこと

首尾一貫

方針や態度がはじめから終わりまで変わらず筋が通っているということ

純一無雑

ありのままで誠実であるということ

春秋に富む

若くて将来に希望が持てるということ

春秋の筆法

間接的な原因を直接的な原因とする表現の論法、また、論理に飛躍があるようで、一面の真理をついている論法

春宵一刻値千金

春の夜の気持ちよさをいう言葉
おぼろ月夜に花の香り漂う春の宵のひと時は千金のかちがあるということ

春風駘蕩

春風がのどかに吹く様子、また、 物事に動じないで余裕のある様子

淳風美俗

厚い人情と、好ましい風俗や習慣

順風満帆

物事が全て順調に進むことのたとえ

春眠暁を覚えず

春の夜は快適で夜明けも気づかず眠り込んでしまい、なかなか目が覚めないということ

舜も人なり 吾もまた人なり

努力や心がけ次第で誰でも立派な人間になれるということ

上意下達

上の者の命令を、下の者に徹底させること

小異を捨てて大同につく

細かい部分的な点で違いがあっても、重要な点が一致する意見に従うということ

城下の盟

攻め入られて仕方なく結ぶ講和の条約のこと

城狐社鼠

君主のそばにいるよこしまな家臣のこと、また、それを排除するのが難しいということ

上戸に餅 下戸に酒

見当違いなもののたとえ

上戸は毒を知らず下戸は薬を知らず

酒飲みは酒が毒になることもあるのに飲み過ぎ、酒を飲まないものは酒が薬になることを知らずに飲まないということ

上戸めでたや丸裸

酒飲みは全財産を酒につぎ込むものが多いということ

正直の頭に神宿る

正直な人にはいつか神の助けがあるということ

正直は阿呆の異名

正直も過ぎると愚かだということ

正直は一生の宝

正直は一生守らなければならない宝のように大切だということ、また、正直さは誰でも誇れるものだということ

正直貧乏横着栄耀

正直者が正直であるからこそ貧乏であるのに対して、悪いことも平気でするものは大いに栄えているということ

正直者が馬鹿を見る

悪賢い人間が利益を得るのに対して、正直者は規則を守り損をすることが多いということ

盛者必衰

勢いが盛んなものもかならず滅びるということ

生者必滅

この世は無常で生きているものは必ず滅びるということ

常住不断

ずっと続いているということ

生生世世(しょうじょうせぜ)

現世も来世も永遠につづくということ

小人閑居して不善をなす

ろくでもない人間が暇を持て余すとろくなことをしでかさないということ

正真正銘

まったく嘘がないこと

小人罪無し壁を懐いて罪有り

財産を持たない小人は罪を犯すことはないが、財産を持つと罪を犯す様になすということ

小心翼翼

気が小さくてびく引きしている様子

上手の手から水が漏れる

名人であっても時に失敗することがあるということ

上手は下手の手本、下手は上手の手本

上手な人間のやることは下手な人の手本になるが、下手な人のやることも上手な人の参考になるということ

冗談にも程がある

冗談にも程度があるので、度を超してはいけないということ

上知と下愚とは移らず

生まれつき賢いものと愚かな者というのもいて、そういうものは環境で変わるものではないということ

小智は菩提の妨げ

小賢しい知恵があるとかえって悟りを開く障害となるということ

掌中の玉

自分が最も大切にしているもののこと
転じて、最愛の妻や子供のたとえ

少年老い易く学成り難し

若いと思って油断しているとあっという間に年月が経ち学問ののほうは進まぬままになる。
時間を無駄にせず勉学に励めということ

少年よ大志を抱け

前途のある若者は大きな志を持って進めということ

小の虫を殺して大の虫を助ける

小さなことを犠牲に大きな事を守ることのたとえ
不必要なものは捨て重要な部分を活かすことのたとえ

賞は厚くし罰は薄くすべし

功労を上げたときは大きく評価して、罰するときは軽くしたほうが良いということ

焦眉の急

自分まゆに火がついたように危機がせまることのたとえ
猶予がない状態のたとえ

勝負は時の運

勝負は人の力でどうにかできるものではないということ

正法に不思議なし

正しい宗教には不思議なことは何も無いということ

枝葉末節

本質からはずれた些細な部分ということ

証文の出し遅れ

時機を逃して効果がないことのたとえ

醤油で煮染めたよう

洋服などが汚れて、醤油で煮染めたように茶色くなること

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ

目的を達成するにはその周囲のものから手をつけたほうが良いということ

小を捨てて大に就く

重要でないものを捨て、重要なものに力を入れるということ

升を以って石を量る

小さな基準を使って大きなものをはかると間違いが出るということのたとえ
また、小人の基準で君主をはかることはできないということのたとえ

諸行無常

仏教の思想の一つで、ありとあらゆるもので永久不変なものはないということ

食言

言ったことを守らないこと

食指が動く

食欲が刺激されること、また、何かしたい気持ちが起こること

初志貫徹

初めに決めた心を最後まで貫くこと

女子と小人とは養い難し

女子と小人は近づけると図に乗り遠ざけると恨むので扱いにくいということ

初心忘るべからず

何事も初心のころの謙虚な気持ちを忘れてはならないということ

諸説紛紛

いろいろな意見があってまとまらない様子

蜀犬日に吠ゆ

無知なため当たり前のことを怪しむたとえ、また、見識の低いものが他人を疑うことのたとえ

白髪は冥土の使い

白髪が増えてくるのは年をとって死が近づいた証であるということ

白河夜船

知ったかぶりをすること、また、何が起こったか分からないほど熟睡しているということ

知らざるを知らずとせよ、これ知るなり

知らないことは知らないということが本当に知るということだということ

知らずは半分値

値段の分からないものを買うときは言い値の半分ぐらいの見当をつければ、だいたい当たるということ

知らぬ顔の半兵衛

知っていながらしらないふりをすること

知らぬが仏

腹の立つことを知らなければ、仏のような安らかな気持ちでいられるということ

知らぬ仏より馴染みの鬼

どんな人であれ、知らない相手よりは知った仲の相手のほうが良いということのたとえ

知らぬは亭主ばかりなり

周囲の人はみな知っていて、身近な人が気づかないことにいう言葉

白羽の矢が立つ

犠牲として選ばれるということ、また、多くの中から選ばれるということ

尻が据わる

一つの位置に落ち着いて物事を行うこと

尻が長い

人の家に行ってなかなか帰らないこと

尻が割れる

隠していた悪事がバレること

尻食らえ観音

受けた恩を忘れて知らんぷりすること

而立

30歳のこと

尻に敷く

妻が夫を従えて思うままにすること

尻に付く

人の後ろにつくこと、また、人に従うこと

支離滅裂

めちゃくちゃばらばらで筋道立っていないこと

思慮分別

物事に注意深く考えをめぐらして判断すること

尻を捲る

態度を変化させてけんか腰になること

尻を持ち込む

事後の責任を問うこと

知る者は言わず言う者は知らず

よく知ってるものは黙って、知らないものはかえってよく喋るということ

汁すすって同罪

共犯の罪は取り分の大小に係わらず同罪ということ

吝ん坊の柿の種

なんでもないものを大事にするようなけちんぼのこと

詩を作るより田を作れ

役に立たない風流なことをするなら、実益になることをしろということ

心猿意馬

煩悩などで心中穏やかじゃないこと

心機一転

何かをきっかけとして気持ちを良い方に入れかえること

神機妙算

人間の知恵では思いつかないようなはかりごとのこと

人口に膾炙(かいしゃ)す

詩文が広く人々の口に上がりもてはやされること
世間の話題になること

沈香も焚かず屁もひらず

役にも立たないが邪魔にもならないことのたとえ

深山幽谷

人の手が入ってないような大自然のこと

参差錯落

不揃いのものが混じっているようす

神出鬼没

自由自在に現れたり隠れたりして、所在が分からないということ

尋常一様

ごく当たり前で、普通のようす

信賞必罰

賞罰を厳密に行うこと

針小棒大

ささいな小さなことを大きく言うこと

人事を尽くして天命を待つ

やれることをやり尽くして、結果は天命に任せるということ

新進気鋭

新しく現れて将来が有望な人物のこと

信心過ぎて極楽を通り越す

信心も度がすぎれば害になるということ

信心は徳の余り

信心も生活に余裕があるからできるということ

薪水の労

炊事なだの労働のこと、また、人に使えて日常の雑務に一生懸命働くこと

人生 意気に感ず

人間は相手の心意気を感じて仕事をするもので、金銭や名誉のために働くものではないということ

人生七十古来稀なり

70歳まで生きる人は昔から稀だということ

人生字を識るは憂患の始め

人は学問を覚えると悩みを抱えるようになり、無学で知らなければ気楽であるということ

人跡未踏

人がまだ踏み入ったことがない土地のこと

迅速果断

物事を素早く決断して実行すること

進退これ谷まる

進みも下がりもできず立ち往生すること

身体髪膚

人間の体全身のこと

進退両難

進むも退くのも困難なこと

死んだ子の年を数える

取り返しのつかないことをいつまでも愚痴ることのたとえ

死んだ子は賢い

死んでしまった子は長所だけ思い出され、いつまでも賢いということ

死んだら褒められる

死んでしまうとどんな人でもほめられるということ

死んで花実が咲くものか

生きていれば良いことがあるが、死んでしまえば何も無いということ

心頭を滅却すれば火もまた涼し

無念無想の境地に達すれば火でさえも熱く感じないということ

真の闇より無闇が怖い

闇よりもむやみに行動する人間のほうが怖いということ

親は泣き寄り他人は食い寄り

親族は嘆き悲しんで集まってくれるが、他人は食べ物にありつくために集まってくるということ
頼りになるのは身内だということ

心腹の友

心を許したもっとも親しい友人

深謀遠慮

遠い将来のことまで考慮に入れて計画やはかりごとをたてること

辛抱する木に金が生る

どんなにつらい仕事で会っても我慢して働けば金がたまるものだということ

人面獣心

顔は人間でも心は獣であるということ

森羅万象

すべてのものや事象のこと

西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ

スイカを作るときは肥料と土壌が大事で、カボチャを作るには念入りな手入れが必要だということ

粋が身を食う

粋な人ともてはやされることが遊興にのめり込み身の破滅を招くということ

水火を辞せず

水に溺れ火に焼かれてもやりぬく思いということ

酔眼朦朧

酒に酔って頭がぼうっとしている状態のこと

随喜渇仰

心から喜んで仏教に帰依して信仰すること

炊臼の夢

夢の中で妻の死の知らせを受けること
妻に先立たれることのたとえ

水魚の交わり

非常に親密な交際や友情のことのたとえ

推敲

文章や詩などの字句を練ること

随処作主

どんな仕事でも主人のつもりでやれぼ道が開かれるということ

酔生夢死

酒に酔って生きて夢見心地で死ぬということ
一生を夢のなかのように無駄に過ごす例え

垂涎の的

なんとしてでも手に入れたくなるような貴重なもののこと

好いたことはせぬが損

好きな事をしないのは損だということ

好いた水仙 好かれた柳

お互いに好きあった相思相愛の二人のたとえ

好いた同士は泣いても連れる

好きで一緒になった夫婦はどんな苦労にあっても離れずに連れそうということ

好いたほど飽いた

好きだった分、あとで嫌になるということ

水中に火を求む

絶対に手に入らないものを求めることのたとえ

翠帳紅閨

貴婦人の寝室のこと

水天髣髴

沖の水面と空が一緒になって水平線の見分けが難しいこと

酔歩蹣跚

酔ってふらふら歩くこと

酸いも甘いも噛み分ける

長い経験から人情の機微や世間によく通じている人のたとえ

垂簾の政

幼少の天子にかわって皇太后が政治の指揮をすること

据え膳食わぬは男の恥

女のほうから言い寄られたら付き合わないのは男の恥であるということ

末大なれば必ず折る

下の者の力が強くなると上の統率が及ばなくなるということ

末の露 本の雫

人間の寿命の長さは長短あるが、結局死ぬのには変わりなく、はかないものだということ

頭寒足熱

頭が冷えて足が暖かなこと。健康のために良いとされている

好きこそ物の上手なれ

好きであることが上手になることの理想的な条件であるということ

過ぎたるは猶及ばざるが如し

度を超えるとたりないのと同じでよくないということ

好きな事には騙されやすい

好きな事には冷静な判断ができにくいので、人の企みに陥りやすいということ

空き腹にまずい物なし

空腹の時にはどんなものでも美味しく食べられるということ

すきま風は冷たい

戸の隙間から入ってくる風はひときわ冷たく感じられるということ、また、義理の間柄がうまくいってないことのたとえ

勝れてよきものは勝れて悪し

飛び抜けて良いことがあるということは、どこかに悪い面を持ち合わせているものだということ
普通が良いということ

杜撰

物事がいい加減であるということ

雀の千声 鶴の一声

つまらないものがいろいろ言っても、実力者の一声のほうが優っているということ

雀の糠喜び

喜んだのにそのあてがはずれることのたとえ

雀百まで踊り忘れず

幼い時に習慣にしたものは改まりにくいということ

すっぱい葡萄

負け惜しみのたとえ

捨て子は世に出る

捨てられた子は出世するということ

捨て物は拾い物

捨ててあるものは拾って構わず拾った者が得をするということ

捨てる神あれば拾う神あり

見放す人もいれば、助けてくれる人もいるので悩むことはないということ

脛に傷あれば笹原走る

うしろめたいことがあるものは世間をうかがって生きていかなければならないというたとえ

脛に傷持つ

うしろめたい何かがあることのたとえ

全ての道はローマに通ず

どのような手段を用いても同じ目的に達するということのたとえ、また、真理は一つであるということのたとえ

滑り道とお経は早いほうが良い

滑りやすい道は他人より早く通ったほうが歩きやすく、お経は早く終わってくれるとありがたいということ

すまじきものは宮仕え

他人に使えて働くということは、苦労が多いから、出来ればやらないほうが良いということ

墨は餓鬼に磨らせ筆は鬼に取らせよ

墨をするときには力のない餓鬼のように静かに磨るのが良く、筆を使うときは鬼のように力を込めて勢い良く書くのが良いということ

住めば都

どんなに不便な街でも住み慣れると住みやすくなるものだということ

相撲に勝って勝負に負ける

勝つ体制になりながら勝負に負けること
順調に進みながら結果失敗すること

相撲に負けて妻の面張る

外で上手く行かなかったときに家で妻に八つ当たりするということのたとえ
弱いものが弱いものをいじめることのたとえ

すりこぎで重箱洗う

行き届かないことのたとえ
雑なことのたとえ

すりこぎで腹を切る

不可能なことのたとえ
形式だけのことをするたとえ

すりこぎ棒の年取り

働いてもいつの間にか貧乏をすることのたとえ

駿河の富士と一里塚

違いがありすぎて比べものにならないことのたとえ

寸進尺退

得ることが少なく失うものが多いということ

寸善尺魔

良いことが少なく悪いことが多いということ、また、良いことが少しあっても悪いことに邪魔されるということ

寸鉄人を刺す

短いが鋭い言葉で相手の急所を突くということ

寸を枉げて尺を信ぶ

小さな利益を捨て大きな利益をとることのたとえ

井蛙の見

狭い見識であるということ

井蛙はもって海を語るべからず

世間知らずの人には何を言っても無駄ということ

青雲の志

立派な人物になろうとしたりや立身出世しようとする心持ちのこと

臍下丹田に力を入れる

度胸を据えて落ち着くことをいう

晴好雨奇

晴れでも雨でも素晴らしい景色であるということ

晴耕雨読

晴れた日には畑を耕し、雨の日には本を読む、気ままな生活をするということ

正鵠を射る

急所や要点をつくことのたとえ

生殺与奪

活かすも殺すも思いのままなほど、絶対的な権力を持っているということ

西施捧心

同じ行動をしても人によって結果が違うことのたとえ

青春は岐点の軌跡である

青春時代は分岐点がいっぱいあり、その中から一つ選んだ道がその人の青春であるということ

精神一到 何事か成らざらん

全部の精神を集中して事にあたればどんな難事でも成し遂げられるということ

清水に魚棲まず

あまりに潔癖すぎると人が近寄らないということ

正正堂堂

態度や手段が正しく立派な様子のこと

生生流転

全てのもの絶えず生まれて変化して移り変わっていくということ

清濁併せ呑む

善人も悪人も分け隔てなく受け入れるということ

掣肘

横から干渉して行動を邪魔すること

急いては事を仕損じる

ものごとは焦ると失敗しやすいということ

青天の霹靂

思いがけない大変動や突発的事件のこと

青天白日

晴れ渡った良い天気ということ、また、何もやましいことがないということ、また、無実が明らかになるということ

盛年重ねて来たらず

若い盛りの年は二度とこないということ

生は奇なり死は奇なり

人が生きているのは仮にこの世に身を寄せているからで、死ねば天地の本源に帰るということ

生は難く死は易し

苦しみに耐えて生きるのは死ぬことより難しいということ

清風明月

明るい月夜で清らかな風が吹いている様子
風雅な遊びのこと

勢力伯仲

お互いの力が接近していて優劣の判断がつけにくいこと

精励恪勤

力の限りを尽くして学業や仕事にはげむこと

清廉潔白

心が清くて私欲がなく後暗い所がない様子のこと

世界半分 自惚れしっかり

世情に半ばしか通じてないくせに、自惚れだけはしっかりあるということ

急かねばことが間に合わぬ

ゆっくりしていると役に立たなくなるということ

積悪の家には必ず余殃有り

悪事を重ねた家は必ず子孫にまでおよぶ災いがおこるということ

席暖まるに暇あらず

ゆっくり席に座る隙がないほど忙しいということ

積羽舟を沈む

小さなことも積み重なると大事になるということ

積善の家には必ず余慶有り

善行を積み上げた家は、子孫にまで良いことが起こるということ

赤貧洗うが如し

非常に貧しくて何もない様子のこと

世間知らずの高枕

世間の情報を知らないものがのんびりしているということ

世間は張り物

世間は外見をよく見せようとしていているということ

世間は広いようで狭い

世の中は広いようで案外と狭いということ

世上物騒 我が身息災

世間がどんなに混乱していても自分の身が無事ならそれで良いという利己的な人のこと

是是非非

それぞれの事に応じて良いか悪いかを判断すること

節季の風邪は買ってもひけ

忙しい時期でも病気であれば休めるので、病気も役に立つことがあるということ

絶景というは樽肴ありてこそ

いい景色であっての酒や肴がなくては面白くないということ

切磋琢磨

学問や徳を磨き上げること、また、友人同士が競争しあって共に向上していくこと

切歯扼腕

非常な怒りやくやしさを形容したこと

絶体絶命

危機・危険から逃げられようがない状態のこと

雪駄の土用干し

雪駄を土用の頃に干すと反り返ってしまうことから、反身になってえらそうに歩く者をあざける言葉のこと

雪中の松栢

いかなる困難でも変わらない人物のたとえ

雪隠で饅頭

人に隠れて自分だけ良い思いをするということ

雪隠の錠前

便所の中で咳をすること
便所の中にいると存在を示すこと

窃斧の疑い

疑いの目で見ると、なにもかも疑わしく見えるということ

節を折る

自分の志を曲げて他人に従うこと

世道人心

道徳と人の心のこと

銭ある時は鬼をも使う

お金には威力があるので、金があればどんなものでも使うことができるということ

銭あれば木仏も面を返す

お金の力の前では誰でもなびくということのたとえ

銭は足なくして走る

お金は足がないがあっという間に人から人へ回るということ、また、すぐにお金がなくなってしまうということ

背に腹は代えられぬ

大きな事のためには多少の犠牲を払うことも必要であるということ

狭き門より入れ

楽な方法よりも困難な方法をとるほうが人を高めるということ

瀬を踏んで淵を知る

前もって試すことで危険を知るということ

善悪は友による

人は付き合う人によって善にも悪にもなるということ

浅学非才

浅い学識と平凡な才能ということ
自分を謙遜して言う言葉

千客万来

多くの客がやってきて繁盛すること

千金の子は市に死せず

金持ちの子供は金の力でトラブルを解決するので、街中で死ぬようなことはないということ
また、金持ちの子は金の力で法を曲げるので死刑になるようなことはないということ

千金の子は盗賊に死せず

金持ちの子供は盗賊と戦って死ぬようなことはないということ

千金を買う市あれど一文字を買う店なし

文字を覚えるには買うことはできないので自分で学ぶしかないということのたとえ

千軍万馬

非常に大きな軍隊のこと、また、経験があり老練な人物のたとえ

千軒あれば共過ぎ

千軒も家があればお互いに仕事や商売に関係を持ち生活が成り立つものだということ

千言万語

非常にたくさんの言葉のこと

千石取れば万石羨む

人の欲望には限りがないことのたとえ

千石万石も米五合

どんなに大金持ちでも米の消費量は変わらず必要以上の富を望んでも仕方ないということ

千古不易

価値が長い年月変わらないこと

前後不覚

物事が前か後か分からなくなるほど意識を失うこと

千載一遇

めったに無いような好機会ということ

千差万別

物事にいろいろ違いがあって同じではないということ

千思万考

あれこれ考えること

千姿万態

さまざまな異なる形のこと、また、さまざまな形に変化すること

浅酌低唱

酒を飲み小声で詩歌を口ずさんで楽しむこと

前車の覆るは後車の戒め

先人の失敗が後の人の警告になるということ

前車の轍を踏む

先人の失敗を繰り返すことのたとえ

千秋万歳

永遠のこと、また、長寿を祝う言葉

千畳敷に寝ても畳一枚

物は必要なものだけで十分であることのたとえ

千丈の堤も螻蟻の穴を以って潰ゆ

小さなことから大事になることがあるということのたとえ

善書は紙筆を選ばず

字の上手な人は紙や筆が何かということは問題にしないということ

全身全霊

体力精神力すべてのこと

千辛万苦

さまざまな苦労や苦しみのこと

前人未踏

いままで誰も到達した事がないということ

先生と言われる程の馬鹿でなし

先生と呼ばれて良い気になってる者を嘲笑している言葉

戦戦兢兢

恐れてビクビクしている様子のこと

先祖に討ち死にさせて高枕

先祖が戦争で手柄を立て討ち死にしたことで、子孫が安楽に暮らしているということ

前代未聞

これまでに聞いたことがないような珍しいこと

然諾を重んず

一旦応諾した約束を重んじて、実行すること

栴檀は双葉より芳し

大成する人間は子供の頃から優れた資質を見せるということ

船頭多くして船山に上る

指図する人が多すぎて物事がとんでもないことになってしまうことのたとえ

前途多難

これから先に様々な困難がまちうけていることが想定されること

前途洋洋

将来が希望に満ちているということ

前途遼遠

目的地まで非常に遠いこと

千日の萱を一日に焼く

長い年月をかけて築いた仕事や信頼を一度に失ってしまうということのたとえ

千日の旱魃に一日の洪水

千日もの日照りと一日の洪水の被害は同じくらいになるということ
水害の被害は恐ろしいということ

先入主となる

初めにおぼえた考え方に固執して、正しい判断ができなくなること

善人なおもて往生を遂ぐ、況や悪人をや

善人が極楽往生を遂げるのであるならば、仏の目で見ればそれよりかわいそうな悪人が往生を遂げられるのは言うまでもないということ

千人の諾々は一士の諤諤にしかず

主人の言うことに何でも従う人が何人いても、こびずに正しいと信じる事を主張する一人には及ばないということ

千の蔵より子は宝

どんな大きな財産よりも子供のほうが大事だということ

千人の指さす所病なくして死す

たくさんの人に後ろ指さされるような人は病気でなくても死んでしまうということ

善の裏は悪

良いこともあればそれにともなって悪いことがも起こるということ、また、善も一転すれば悪になってしまうということ

善は急げ 悪は延べよ

良いことはすぐに実行せよ、悪いことはなるべく実行を遅らせよということ

膳部揃うて箸を取れ

料理が出揃ってから箸を取るものだということ、また、ものごとは準備が整ってから始めるべきだということ

千篇一律

平凡で特徴がないこと、また、機械的で融通が効かないこと

千変万化

状況が様々に変化すること

千万人と雖も吾往かん

どのような困難であろうとも自分の信じたことをやり遂げる決意を表明する言葉

千万無量

数が限りなく多いこと

前門の虎 後門の狼

一つの災いを逃れても別の災いにすぐ遭うというたとえ

先憂後楽

民に先立って国を心配して、民が喜んだあとに自分が楽しむこと

千羊の皮は一狐の腋に如かず

大勢の凡人がいても一人の賢人にはかなわないということのたとえ

千里駕を命ず

どんなに遠くにいる友人でも会いに行くのには遠くには感じないということ

千里眼

遠方の出来事や将来の出来事を見通すことができる力のこと

千里同風

世の中が平和であるということ

千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず

有能な人材はいつもいるが、その人材を用いれるような眼力を持つ人物は少ないということのたとえ

千里の馬も伯楽に会わず

真価を認めてくれるような人物にはなかなかめぐり合わないということ

千里の行も足下より始まる

どのような巨大な計画でもまずは足もとの一歩から始まるということ

千里の道も一歩から

大きな仕事や計画もまず足もとの一歩から始まるということ

千里の道も一歩より始まる

大きな仕事や計画もまず足もとの一歩から始まるということ

千慮の一失

よく考える賢者であっても失敗することはあるということ

千慮の一得

愚かな者でも多くの考えをすれば一つぐらいは良い考えが浮かぶということ

善を責むるは朋友の道なり

善の道をすすめるのは友人としての大切な務めであるということ

粗衣粗食

質素な暮らしのこと

滄海の一粟

広大なものの中の極めて小さいもののたとえ、また、宇宙における人間のはかなさのたとえ

滄海変じて桑田となる

世の中の変化が大きく激しいことのたとえ

喪家(そうか)の狗(いぬ)

やつれてしまった人や、放浪している人の例え

創業は易く守成は難し

創業は難しいが、それを受け継いでいくのはもっと難しいということ

象牙の塔

学者や研究機関の現実離れした生活態度のたとえ

糟糠の妻

貧しい頃から一緒に苦労してきた妻のこと

糟糠の妻は堂より下さず

貧しい頃から一緒に苦労してきた妻は、出世したからといって追い出すわけにはいかないということ

造次顛沛

わずかな時間のたとえ

宋襄の仁

情けをかけてひどい目にあうこと

曾参人を殺す

信じられないような大嘘でも何回も聞かされると信じるようになるということのたとえ

漱石枕流

失敗を認めず屁理屈を言って言い逃れをすること

滄桑の変

世の中が激しく変化すること

相即不離

関係が密接で切り離すことができないこと

そうは問屋が卸さない

そんな都合の良い注文は通らないということ
世の中はそう思い通り簡単には運ばないということ

草莽の臣

官僚にならずに民間にとどまっている人のこと

草履履き際で仕損じる

最後の最後の失敗で全部を駄目にすることのたとえ

総領の十五は貧乏の世盛り

長子が15歳の頃が一番家計が苦しいということ

総領の甚六

長男や長女は甘やかされて育つので、愚かになるということ

倉廩実ちて礼節を知る

生活が安定してはじめて礼節を重んじるようになるということ

葬礼帰りの医者話

手遅れで間に合わないことのたとえ

惻隠の心は仁の端なり

人を気の毒と思う気持ちは仁をなす糸口であるということ

速戦即決

短期間で一気に勝負をつけてしまうこと

則天去私

私を忘れて自然に委ねて生活をしていくこと

俎上の魚

死を待つしかない運命のたとえ

即決即断

すぐその場で決めること

率先躬行

先頭にたって自らものごとを実行すること

率先垂範

人の先頭にたって模範を示すこと

袖から火事

小さなことから大事件がおきることのたとえ

袖から手を出すのも嫌い

極度のケチのたとえ

袖の下に回る子は打たれぬ

すがりついてくる子供は可愛いので怒られないということ

袖触れ合うも他生の縁

どんな小さな事でも全て因縁で結ばれているということ

備え有れば憂い無し

普段からいざというときに備えて準備しておけば、万が一のことが起こっても心配する必要がないということ

備わらんことを一人に求むるなかれ

完全な人間などいないのだから、一人の人間に完全を求めてはいけないということ

その子を知らざればその友を見よ

友達を見ればその人の品性がわかるということ

その手は桑名の焼き蛤

「その手は食わないぞ」という言葉をしゃれた言葉

その所を得る

その人の能力や実力にあった地位や場所を得ること、また、良い地位を得ること

蕎麦の花も一盛り

どんな女性でも年頃の頃は綺麗に見えるということ

損して得取れ

今は損をすることになってもそれをもとに将来大きな利益を得られるようにせよということ
目先の小さな利益にとらわれず大きな利益を狙えということ

損して恥かく

損した上に恥をかくひどい目にあうということ

損せぬ人に儲けなし

損をすることを恐れると大儲けすることはできないということ

樽俎折衝(そんそせっしょう)

宴会で和やかに談笑して交渉を上手くすすめること

大隠は市に隠る

悟りを得たものはどのような環境でも左右されないということ

大恩は報ぜず

大きすぎる恩は恩を受けていることにさえ気が付かずに報いようともしないということ

大海の一滴

大きな全体のなかでごくわずかなもののたとえ

大海は芥(あくた)を選ばず

度量が広くて人を受け入れることのたとえ

大海を手で塞(せ)く

できるはずのないことをするたとえ

大喝一声

大きな一声で叱りつけること

大廈の顛れんとするは一木の支うる所にあらず

大勢が傾きかけている時には、一人の力で支えることは無理だということのたとえ

大家 後なし

大家の子孫が大家になるとは限らず、大家は一代限りのものであるということ

大願成就

大きな望みがかなうこと

対岸の火事

自分に関係ない事件で、全く影響がないことのたとえ

大姦は忠に似たり

非常に悪い人でも大物は本性を完全に隠すので、忠臣のように見えるということ

大義親を滅す

大義のためには親をも見捨てるということ

大吉は凶に還る

運が良すぎても良くないもので、幸せもほどほどが良いということ

大儀は大悟の基

疑いを持たなければ悟りを開くことはできないということ

大器晩成

大人物になればなるほど、成長して大成するのに時間がかかるということ

大義名分

行動の正当性を示す根拠、また、臣下として守るべき道義や礼節

大魚は小池(しょうち)に棲まず

大人物はつまらない地位に居続けることはしないことのたとえ、また、才能のある人はその才能に相応しくない場所にはいないということ

大工の掘っ立て

人に世話をやく人がそのことに忙しすぎて自分のことに手が回らないことのたとえ、また、人に忠告するが自分では実行しないことのたとえ

大言壮語

大袈裟に言うこと、また、できそうにないことを威勢よく言うこと

大賢は愚なるが如し

本当に賢い人はそのことを表に出さないので、愚かに見えるということ

大行は細謹を顧みず

大事業を行うものは細かいことにこだわらないで積極的に実行するものだということ

大巧は拙なるが若し

本当に巧みな技は小細工をしないので、下手に見えるということ

大功を成す者は衆に謀らず

大事業をする人は人の意見に左右されることなく実行するということ

大悟徹底

すべての迷いや煩悩を断ち切り悟りきること

太鼓も撥の当たりよう

やり方次第で相手の対応が変わってくるということ

大根と女房は盗まれるほど良い

盗まれたり手を出されるようなものだから良いもの・魅力があるものだということ

大根の皮取らぬ阿呆、生姜の皮取る阿呆

ものの使い分けを知らずに適切な対応をしない者のたとえ

大根を正宗で切る

才能を無駄遣いしていることのたとえ

泰山は土壌を譲らず

度量の広い人がどんな意見も取り入れて大事業を成功に導くことのたとえ

泰山北斗

その道の第一人者・権威のこと

大山鳴動

大きな動き・騒ぎのたとえ

大山鳴動して鼠一匹

前兆ばかり大きくて、結果は大したことがないことのたとえ

太山を挟んで北海を超ゆ

人間の力ではできないだろうということのたとえ

大事の前の小事

大きな事を行うには小さいことをなおざりにしてはならないということ、また、大きな事を行うには小さなことに対応している余裕はないということ

大事は小事より起こる

どのような大事も小さなことがきっかけとなるので、小さな事だからと軽視してはならないということ

大声は里耳に入らず

高尚なものは俗人には理解されにくいものだということ

泰然自若

どんなことがあっても落ち着いていて動じない様子のこと

橙(だいだい)が赤くなれば医者の顔が青くなる

橙が赤くなる時機は病人が減って医者の収入が減るということ

抱いた子の塵を食うを知らぬ

内輪のことは案外気がつかないということのたとえ

大胆不敵

度胸がすわっていて、全く恐れがないということ

大智は愚の如し

本当に賢い人はそのことを表に出さないので、愚かに見えるということ

大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず

強そうな敵だと恐れたり、弱そうな敵だと侮ってはならないということ

大同小異

細かい点では違うが、だいたい同じであるということ

大道廃れて仁義あり

世の中から人としておこなうべき正しい道理がなくなると、仁義のような道徳を語らなければならなくなるということ

大同団結

いくつかの集団が細かな違いを超えて一つにまとまること

大徳は小怨を滅ぼす

大きな恩を受ければ小さなうらみは消えてなくなってしまうということ

鯛の尾よりも鰯の頭

大きくて立派な集団の最後にくっつくよりも小さな集団の先頭にいたほうが良いということ

大の虫を生かして小の虫を殺す

大きいものを救うために小さいものを犠牲にすることのたとえ

大は小を兼ねる

大きなものは小さな物の役割をすることができるということ、また、小さいより大きい方が良いということ

大木は風に折られる

高い地位にある人はそれだけ批判を受けやすいということのたとえ

鯛も独りは旨からず

どんなおいしいものでも独りで食べたのでは美味しくないということ

大勇は勇ならず

本当に勇気がある人は、ささいな事では争わないので勇気がないように見えるということ

大欲は無欲に似たり

大きな利益を狙うものは小さな利益に目もくれないので、欲がないように見えるということ
また、大きな利益を目指したために利益を得られず無欲と同じ事になるということ

斃れて後已む

死んだ時に終わるということ
死ぬまで努力を続けるということ

高い舟借りて安い小魚釣る

収支が合わなくても好きなことに惜しみなくお金を使うことのたとえ

高きに登るには低きよりす

出来ることから一歩ずつ堅実に進むべきであるということ

高嶺の花

望んではいても手に入れることができないもののたとえ

高嶺の花を羨むより足もとの豆を拾え

かなわぬ望みを持つよりは、確実に利益を上げられるものを優先せよということ

鷹の前の雀

鷹の前の雀のように、身がすくんで動けず手も足も出せない状態のたとえ

鷹は飢えても穂を摘まず

どんなに貧窮していても不正なことはしないということ

高みの見物

第三者の立場で物事の成り行きを傍観すること

宝の持ち腐れ

持っている才能や技術やものを使わずに、無駄にすること

宝の山に入りながら空しく帰る

好機が訪れても何も得れずに無駄にすること

宝は身の仇

財宝を持っているとそのために危険な目に遭い身を滅ぼすことがあるということ

薪を抱きて火を救う

害を除こうとしてかえって害を大きくしてしまうことのたとえ

多岐亡羊

どれを選んだらよいかわからなくなることのたとえ

たくらだ猫の隣歩き

自分の家のことはしないで、他人の家のことばかりすることのたとえ

多芸は無芸

いろいろなことを器用にこなす人はひとつのことを極めることはないので、無芸と変わりないということ

竹と人の心の直ぐなのは少ない

竹も人の心もまっすぐなものは少ないということ

竹に油を塗る

よく口がすべること、しゃべりが巧みであることのたとえ

竹屋の火事

言いたい放題に言う様子のたとえ

蛸は身を食う

財産を食いつぶしていくことのたとえ

他山の石

自分の助けとなる他人の言動のこと

多士済済

優れた人物がたくさんいるということ

多事多端

仕事が多くて忙しいようすのこと

多事多難

事件が多いようすのこと

多情多恨

感情がすぐ動くために、うらんだり悔やんだりすることが多いようすのこと

多情仏心

情が多く移り気であるが無慈悲になれないこと、また、人や物事に対する情の多いことが仏の慈悲の心であるということ

出すものは舌を出すのも嫌

金どころか舌も出すのも嫌なほどけちなたとえ

多勢に無勢

大勢の力には少数のものはかなわないということ

蛇足

よけいなもののたとえ

戦う雀 人を恐れず

夢中になると思わぬ力を発揮することのたとえ

叩かれた夜は寝やすい

被害を与えるよりよりも与えられたほうが気が楽だということ

叩けば埃が出る

どんなものでもなにかしらの欠点はあるものだということ

叩けよさらば開かれん

ひたすら神に祈り救いを求めれば、天国への門が開くということ
努力するものには運が向くということ

多々ますます弁ず

求められる仕事が多ければ多いほど立派にやってのけるということ

畳の上の怪我

予想もつかないような場所でする怪我
怪我はどこでするかわからないということ
ありえないことのたとえ

畳の上の水練

理論は詳しいが実地訓練してないため役に立たないということのたとえ

ただより高い物はない

ただで物をもらうと返礼や頼まれごとなどでかえって高くなるということ

ただより安い物はない

ただでもらうことより安いことはないということ

立ち仏が居仏を使う

自分でできることを人にやらせることのたとえ

立ち寄らば大木の陰

頼るなら力を持っている人に頼るのが良いということ

田作りも魚の内

弱いものでも味方の数のうちに入るということ

立っている者は親でも使え

急な用事ができたときは、手近にたっているものが居たらどんな者でも用を足してもらえということ

尊い門は門から知れる

尊いものは外見からそれとわかるということ

脱兎の如し

非常にすばやいことのたとえ

立つ鳥跡を濁さず

立ち去るものは自分の居た場所によく手入れをしなければならないということ

立て板に水

すらすらしゃべることのたとえ

蓼食う虫も好き好き

人の好みはさまざまだということ

伊達の薄着

伊達男が着膨れるのを嫌って寒くても薄着をすること

伊達の素足もないから起こる

伊達の好みの素足も足袋を買う金がないからだということ

蓼の虫は蓼で死ぬ

覚えた職業を続けて他の仕事に移ることを知らないたとえ

盾の両面を見よ

ものごとは表と裏から見て判断しろということ

縦のものを横にもしない

めんどくさがって何もしないことのたとえ

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

美人のたとえ

たとえに嘘なし 坊主に毛なし

昔から言われているたとえは真理を表していて嘘はないということ

たとえ火の中 水の底

どんなにつらい目にあってもかまわないということ

棚から牡丹餅(ぼたもち)

何も苦労せずに幸運を得ること

他人の疝気(せんき)を頭痛に病む

自分に関係ないことに余計な心配することのたとえ

他人の念仏で極楽参り

他力をあてにして自分の利益とすることのたとえ

他人の飯には骨がある

他人の家に世話になって暮らしたときの気まずさのたとえ

他人の飯は白い

人のことはよく見えるということ

他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ

世間で苦労して見なければ、親の恩はわからないものだということ

他人は食い寄り

不幸があったとき、身内は悲しんで集まってくれるが、他人は食べ物にありつくために集まるということ

他人は時の花

他人の好意というものは、花のようにほんの一瞬・一時だということ

田の事すれば畑が荒れる

一方にかかりきりになると、もう一方がおろそかになってしまうということのたとえ

楽しみ尽きて悲しみ来たる

楽しみも極限までくると悲しみがやってくるということ
楽しみは永遠に続くものではないということ

頼む木の下に雨が漏る

頼みにしていたもののあてが外れたということ

頼むと頼まれては犬も木へ登る

人に信頼して頼まれると無理なことまでしてやろうという気になるということ

頼めば越後から米つきに来る

切実に誠実に頼めば人は応じてくれるものだということ

旅の恥は掻き捨て

旅先で恥をかいても知り合いもいないので気にすることはないということ

旅は憂いもの辛いもの

旅は心配事や苦労することが多いということ

旅は道連れ 世は情け

旅も同行者がいれば心強いものだということ
また、世渡りに頼りになるのは人間同士の情であるということ

多弁に能なし

口数が多いものほど仕事ができないということ

卵割らずにオムレツ作れず

犠牲がなければものごとは達成できないものだということ

卵を見て時夜を求む

卵のときからニワトリの働きを期待するようにせっかちである様子のこと

卵を以って石に投ず

損ばかりで何もならないことのたとえ

玉となって砕くとも瓦となって全からじ

男子たるもの名誉のために死ぬことはあってもいたずらに生きながらえて恥をさらしたくはないものだということ

玉に瑕

それさえなければ完璧なのに、ほんの少しだが欠点があること

たまに出る子は風に遭う

普段しないことをすると不幸に見舞われることが多いということ

玉の巵当なきが如し

見掛けは立派だが、役に立たないもののたとえ

玉琢かざれば器を成さず

優れた才能があっても努力を積み重ねないと立派な人間になれないということ

玉磨かざれば光なし

優れた才能があっても努力してはじめて真価を発揮できるということ

璧を懐いて罪あり

分不相応なものを持ったり分不相応なことをすると災いを招くということのたとえ

玉を衒(てら)いて石を売る

いかにも値打ちのあるようなものにみせてガラクタを売ることのたとえ

民の口を防ぐは水を防ぐよりも甚し

人の口をふさぐことは、川の水をせき止めることよりも難しく危険であるということ

民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず

人民は指導はできるが、その原理を理解させることは難しいということ

ため息をすれば親の寿命が縮む

子供がため息をつけば親が心配するということ

矯めるなら若木のうち

人間の性格や習慣は早いうちに直したほうがよいということのたとえ

ダモクレスの剣

繁栄の中にも常に危険があるということ

便りのないのは良い便り

音信がないのは無事でいる証拠であるということ

鱈汁と雪道は後がよい

鱈汁は後の方がだしが出ておいしいし、雪道は人の通った後のほうが歩きやすいということ

足らず余らず子三人

子供は三人いるのがちょうどよいということ

他力本願

阿弥陀仏の力で救済されること
(もともとは誤用)人まかせということ

足るを知る

不満をすてて現状に満足すると、幸福でいられるようになるということ

誰か烏の雌雄を知らん

人の心や善悪や優劣の判断が難しいことのたとえ

暖衣飽食

衣食に不満なく贅沢に生活すること

弾丸黒子

きわめて狭い土地のたとえ

断簡零墨

もともとの形がなく断片が残った書物のこと

断機の戒め

学業を途中でやめてはいけないという教え

短気は損気

短気を起こしても結果は失敗して損になることばかりということ

断琴の交わり

非常に親密であって深い交際のたとえ

端倪(たんげい)すべからず

ものごとの全貌が見通すことができないということ

団子隠そうより跡隠せ

隠し事は見逃しがちなことから露見するということ

断じて行えば鬼神も之を避く

強い意志を持って断行すれば、何者もそれを妨げないということ

男子の一言 金鉄の如し

男が口にした言葉は必ず守るということ

断章取義

書物を引用するとき一部分を取り出して都合のよいように解釈して使うこと

男女七歳にして席を同じうせず

男女は七歳になったら同じ敷物に座るべきではないという儒教の教え

胆大心小

度胸は大きく持ちたいし、心は繊細であるように持ちたいということ

断腸の思い

腸が切れるほど辛く悲しいということ

単刀直入

前置きなくいきなり本題に入ること

談論風発

議論が活発にされること

短を捨てて長を取る

欠点や短所を除いて長所のみを取り入れて参考にすること

小さくとも針は呑まれぬ

小さいからといって侮れないということのたとえ

地位は人を作る

人は地位にふさわしい人柄を備えるようになるということ

知恵と力は重荷にならぬ

知恵も力も重荷にならないから頭も体も磨いて鍛えるべきだということ

知恵ない神に知恵付ける

気づかずにいた人に悪知恵をつけることのたとえ

知恵の鏡も曇る

運が傾いてくると知恵も鈍るようになるということ

知恵は小出しにせよ

知恵を使い切ってしまうと困ったとき打つ手がなくなるということ
知恵はひけらかさないほうがよいということ

知恵は万代の宝

優れた知恵は後世まで宝として残るということ

近い火で手を焙れ

遠く時間のかかる利益よりも目の前の小さな利益を大事にせよということ

近くて見えぬは睫(まつげ)

他人のことはわかっても自分のことは案外わからないということ

近しき中にも垣を結え

親密すぎて節度を越えると不仲になるので、親しい間柄でも礼儀を守るようにしたほうがよいということ

近惚れの早飽き

惚れっぽい人は飽きやすいという事

近道は遠道

近道を通ろうとすると何かしらの悪条件がありかえって時間がかかってしまうということ

力は正義なり

力の強いものが結果として正しいということ

力山を抜き気は世を蓋う

体力気力が充実して盛んなようすのこと

池魚の禍

意外な災難の巻き添えを食うことのたとえ

竹頭木屑

つまらないものでも何か役に立つことがあるということ

竹帛(ちくはく)の功

歴史に名が残るような功績のこと

竹馬の友

幼友達のこと

知行合一

知識と行為は一体で、本当の知識は行動を伴わなければならないということ

知者は惑わず仁者は憂えず勇者は懼(おそ)れず

知者は道理がわかっているので迷わない、仁者は徳に身をゆだねているので不安がない、勇者は信念に従って行動するから何も恐れないということ

知者は水を楽しむ

知者はものごとに臨機応変に対応するものだということ

父父たらずと雖も子は子たらざるべからず

父親が父親の働きをしなくても、子供は子供の働きをしなければならないということ

父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し

両親の恩は広大で深いものであるということ

血で血を洗う

血縁者同士が争い殺しあうこと、また、暴力に対して暴力で対抗すること

治に居て乱を忘れず

平和の世の中でも戦乱の世に備えて準備し、油断をしないこと

智に働けば角が立つ

理性だけで動くと他人と消灯するということ

血は水よりも濃い

血縁者はいざというとき頼りになるということ、また、人の性質は血統できまるということ

魑魅魍魎

人に害を与えるさまざまな怪物のこと

茶腹も一時

わずかなものでも一時しのぎにはなるということのたとえ

忠肝義胆

主君に忠義を尽くそうとする決意のこと

中原に鹿を逐う

地位を得るための競争のこと

忠言耳に逆らう

誠心誠意の忠告は聞かされるほうにとっては耳が痛いものだということ

仲裁は時の氏神

人と争いをしているときに仲裁してくれる人が出てきたら氏神のようにありがたいものだから、従ったほうがよいということ

忠臣は二君に事えず

忠義の心があつい人物は一度主君を決めると主君を変えたりはしないということ

忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず

主君に従うと親不孝になり、親に従うと主君に背くことになる、進退窮まった状態のこと

中流に船を失えば一瓢(いっぴょう)も千金

時と場合によっては、つまらないものでも非常に価値を持つことがあるということ

寵愛昂じて尼になす

かわいがるのも度が過ぎると本人のためにはならないということ

朝三暮四

目先の違いに気をとられて、同じことに気がつかないこと

張三李四

ありふれた平凡な人のたとえ

長者富に飽かず

金を十分持っていても、欲望にきりがないということ

長者の万灯より貧者の一灯

わずであっても貧しい者の寄進のほうが、金持ちの大金の寄進より価値があるということ
金額よりも誠意の方が大事であるということのたとえ

長所は短所

長所も場合によっては短所になるということ

長身痩躯

背が高くてやせていること

彫心鏤骨

非常に苦労して詩文を作ること

提灯に釣り鐘

つりあわず比較にならないことのたとえ

提灯持ち川へはまる

人を導く役目の人が先に失敗することのたとえ

提灯持ちは先に立て

先導者である人間は常に先頭に立って模範を示すべきであるということ

提灯を借りた恩は知れども天道の恩は忘れる

闇夜で借りた提灯のありがたみは忘れないが、同じく光を与えてくれる太陽の恵みの恩は忘れがちだということ

長汀曲浦

長く続く水際と、曲がりくねった入り江のこと

長範が当て飲み

他人のふところをあてにして失敗することのたとえ

長鞭馬腹に及ばず

勢力が強大でも運命には逆らえないということ

頂門の一針

急所を押さえた戒めのこと

蝶よ花よ

親が子供をかわいがるようすのこと

跳梁跋扈

悪人がのさばり、はびこること

朝令暮改

めまぐるしく変わって定まらないこと

直情径行

自分の思うままに行動して、相手のことを考えないこと

直木まず切らる

才能があるためにかえって災難を招くことのたとえ

猪突猛進

状況や周囲のことを考えず突進すること

塵も積もれば山となる

わずかなものでも数多く積み重なれば膨大なものになるということ

知慮は禍福の門戸なり

人は思慮分別を働かせるから禍福を招いて一喜一憂しなくてはならないということ

血を以て血を洗う

悪事に悪事で対応すること、また、血縁者同士で争うこと

沈魚落雁

絶世の美人のたとえのこと

沈思黙考

黙ってじっくりと考えること

珍味佳肴

めったに食べられないごちそうのこと

沈黙は金 雄弁は銀

雄弁するのは大事だが、沈黙すべきことは沈黙するのはもっと大事であるということ

追根究底

ものごとの本質を徹底的に調べること

追従も世渡り

媚びへつらうのもお世辞を言うのも世渡りのためであるということ

朔日(ついたち)ごとに餅は食えぬ

いつも良いことばかりが続くという事ではないというたとえ

ついた餅より心持ち

餅をもらうのは嬉しいがその餅よりもくれた心がうれしいということ

痛快無比

この上なく愉快になること

通功易事

品物を互いに流通させて、分業することの効率を上げること

痛定思痛

痛みが過ぎ去ったあと痛みを思い出し、今後の教訓にすること

杖に縋(すが)るとも人に縋(すが)るな

無闇に人に頼ってはいけないということ

杖の下に回る犬は打てぬ

すがってくるものに対しては残酷な仕打ちはできないということ

使う者は使われる

人の上にたって人を使うのには、様々な心労があるので、人に使われるようなものだということ

使っている鍬は光る

いつも努力を続けている人は、怠けている人と違って見えるということのたとえ

つき臼で茶漬け

大は小を兼ねないということ

月とすっぽん

比較にならないほどかけ離れているということのたとえ

月に雨笠日笠なし

月にかさがかかれば必ず雨が振り、晴れの時にはかさはかからないということ

月に叢雲(むらくも) 花に風

良いものや楽しいものには邪魔が入りやすいということ

月の影取る猿(ましら)

身の程知らずのことをしてひどい目にあうということ

月の前の灯火

立派なものと比較されると目立たないということのたとえ

月日に関守なし

月日が過ぎるのを止めることはできないということ

月満つれば欠く

ものごとが盛りに達すると必ず衰退が始まるということ

月夜に釜を抜かれる

ひどい間抜けな様子のたとえ

月夜に背中炙る

方法を誤っていること

月夜に提灯

不必要であることのたとえ

月夜に提灯も外聞

不必要なことでも、見栄のために必要だということのたとえ

月夜にも背中炙りで温まれ

無駄のようなことでもしないよりはましだということのたとえ

月夜の蟹

頭が空っぽで中身がない人のたとえ

月を指せば指を認む

本旨を理解することなく、細かい言葉の端々にこだわることのたとえ

九十九髪

老女や老女の白髪のこと

付け焼刃は剥げやすい

身についてないものはすぐにぼろがでてしまうということのたとえ

辻褄を合わす

話の前後をあわせて矛盾がないようにすること

土一升に金一升

土地の値段が非常に高いこと

槌で庭掃く

急な訪問に慌てながら準備をすること

土に灸

やっても無駄なことのたとえ

土仏の水遊び

自滅するようなことをすることのたとえ

津津浦浦

全国の隅々のこと

釣った魚に餌はやらぬ

親しい間柄になったらお世辞を言ったりする必要がないということ

鼓(つづみ)を鳴らして攻む

人の罪を言い立てて声高に非難することのたとえ

九十九折(つづらおり)

道が激しく曲がりくねっていること

綱渡りより世渡り

綱渡りは危険なものだが、それよりも世渡りのほうが難しいものだということ

常が大事

普段の行いが大事なことであるということ

角を矯めて牛を殺す

小さな欠点を治そうとして全体を駄目にすることのたとえ

躓く石も縁の端

自分に関わるものは宿縁で結ばれているものだから、小さな事でも大事にしなければならないということ

妻の言うに向こう山も動く

どんなに人の意見を聞かない人でも、妻の意見は聞いて従うということ

罪なくして配所の月を見る

俗世を離れて月を見れば趣があるということ

罪の疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす

罪に疑問があるときは罰を軽くし、功績に疑問があるときは重く評価するということ

罪を憎んで人を憎まず

罪は憎むべきものだが、罪を犯した人を恨むべきではないということ

爪で拾って箕でこぼす

苦労して貯めたものをいちどにつかいはたしてしまうことのたとえ、また、収入が少ないのに支出が異常に多いことのたとえ

爪に爪なく瓜に爪あり

「爪」と「瓜」の漢字の違いを覚えるための言葉

爪に火を点す

とてもけちであることのたとえ、また、苦労して倹約することのたとえ

爪の垢ほど

ほんの僅かな量のたとえ

爪の垢を煎じて飲む

優れた人の爪の垢でも飲めば優れた点を吸収できるかもしれないということ

爪の先まで似る

細かいところまで似てることのたとえ

釣り合わぬは不縁の基

身分や家柄などがあまりに違うと結婚しても上手くいかないということ

釣り落した魚は大きい

逃した魚は実際より価値があるように思えるということ

釣りする馬鹿に見る阿呆

釣りする人もそれを見ている人も、無駄な時間つぶしをしているということ

釣りは道楽の行き止まり

魚釣り以上の道楽は他にないということ

弦なき弓に羽抜け鳥

どうしようもないことのたとえ

鶴の脛(はぎ)切るべからず

ものは過不足内容にできているので、無理に変えたりするとひどい事になるということ

鶴の一声

実力者の一言のこと

鶴は千年亀は万年

長生きでめでたいということ

鄭家(ていか)の奴は詩をうたう

いつも見聞きしていることは、いつの間にかおぼえるということのたとえ

亭主関白の位

一家の主人には関白ほどの地位があるということ

亭主三杯 客一杯

主人が客より多く酒をのむこと

亭主の好きな赤烏帽子(あかえぼし)

主人が望むなら異様なものでも家族は同調させられるということのたとえ

亭主の好きを客に出す

自分が好きなものは相手も好きだろうと考え押し付けるたとえ

貞女は両夫に見えず

貞節な女性は生涯一人の夫しか持たないということ

泥中の蓮

悪い環境の中にいても染まらず正しく生きること

手が空く

仕事が終わって暇になること

手が空けば口が開く

仕事がなくなると食べるのに困るということ、また、仕事が暇になると無駄話をしがちだということ

手が入れば足も入る

一度つけこまれるとどんどんつけこまれてしまうことのたとえ

手が後ろに回る

罪人として逮捕されることのたとえ

手が掛かる

世話が焼けること、また、手でものをつかむ状態のこと

手書きあれども文書きなし

字の上手い人は多いが文章の上手い人は少ないということ

手が出ない

自分の能力が足りないので対処できないこと

手が塞がる

何かをしているので、他のことに取り掛かれない状態のこと

適材適所

その人にふさわしい地位や任務をあたえること

敵に塩を送る

敵の弱みにつけこまずに、その苦境を救うこと

敵は本能寺にあり

本当の目的は別にあるということのたとえ

敵を見て矢を矧(は)ぐ

事が起こってから慌てて準備することのたとえ

弟子は師匠の半減

優れた弟子でも師匠を超えるのは難しいということ

手酌貧乏

手酌で飲むのはいかにも貧乏臭く、酒は人からもらって飲むものだということ

弟子を見ること 師に如かず

師匠が一番弟子のことを正確に見ているということ

手出し十層倍

喧嘩は先に手を出した方に十倍の罪があるということ

出遣いより小遣い

まとまった支出よりもこまごまとした支出の方が多額の出費になるということ

鉄心石腸

意志が固くてなにがあっても変わらない様子のたとえ

鉄中の錚錚

凡人の中でも少しだけ才能がある者のたとえ

徹頭徹尾

最初から最後までのこと

鉄は熱いうちに打て

人間は若いうちに十分に鍛えなければいけないということ、また、情熱があるうちに実行に移さないといけないということ

轍鮒の急

危機が迫り非常に困窮していることのたとえ

手ですることを足でする

誤ったやり方をすること

手なくして宝の山に入る

徒労になることのたとえ

手鍋を下げる

簡素な貧しい生活をすること

手に負えない

自分の力では扱いきれないということ

手のない将棋は負け将棋

指し手に困る将棋は結局は負けるということ
手段がないものは成功しないということ

手の舞い足の踏むを知らず

うれしさのあまり踊るように喜ぶ様子のこと

手は一生の宝

文字を上手に書くことは一生の宝であるということ

出船に船頭待たず

好機が到来したときには他の事情などかまってはいられないということ

出物腫れ物所嫌わず

おならやおできは出たいときに出るものだということ

寺から里へ

ものごとがあべこべなこと

寺から出れば坊主

寺から出れば坊主の仲間のように思われるように、そう思われても仕方のないということのたとえ

寺にも葬式

他人の世話をしたりされたりするのが世の中であるということ

寺の隣にも鬼が住む

世の中には善人も悪人も入り交じっているということ

出る杭は打たれる

才能があって出世する人は憎まれて妨害されるものだということ、また、でしゃばった行動は制裁を受けるということ

出る船の纜を引く

未練がましい振る舞いをすることのたとえ

手を貸す

助けること

手を染める

関係を持ちはじめること

手を出したら負け

最初に暴力を振るったほうが悪いということ

手を出して火傷する

余計な手出しをしてひどい目にあうことのたとえ

手を引く

手を取って導くこと、また、関係を断ち切ること

手を翻せば雲となり手を覆せば雨となる

人の感情は変わりやすく頼りにならないことのたとえ

手を焼く

うまく対応や処理が出来ずに困ること

天衣無縫

無邪気で飾り気がなく自然のままの様子

天涯孤独

身寄りがないこと

天下太平

世の中が平穏無事であるようすのこと

伝家の宝刀

いざという時に使う切り札のたとえ

天下は回り持ち

運命は固定なものではないということ

天機泄らすべからず

重要な秘密は漏らしてはならないということ

天空海濶

空を遮るものがなく、海が広々として大きいこと

天災は忘れた頃にやってくる

天災は悲惨さを忘れた頃にやってくるということ

天上天下唯我独尊

天地の間には自分より尊い者はいないということ

天壌無窮

天地と共に永遠に続く様子

天知る 神知る 我知る 子知る

誰も知らないと思っていても、必ず誰かは知っているので不正は必ず発覚するということ

天神地祇

すべての神々のこと

天真爛漫

生まれつきの素直な心そのままで、明るく無邪気なさま

天声人語

天は言葉を発さないが、人々が自然と天の意志を語るようになるということ

転石苔を生ぜず

一つのことに集中できない人は成功しないということ、また、生き生きと活動する人は年を取らないということ

椽大の筆

優れた文章のこと

天高く馬肥ゆ

秋の気持ちよさを表現した言葉

天地開闢

世界のはじめ

天地神明

天と地のあらゆる神のこと

天地は万物の逆旅

生命のはかなさを言った言葉

天長地久

天地のように永遠に続くこと

天地を動かし鬼神を感ぜしむ

詩の与える感動は非常に大きいということのたとえ

天道様は見通し

悪事は最後には露見するということ

天道是か非か

公平とされるこの世の道理は、正しいものに味方しているか疑わしいということ

天にあらば比翼の鳥地にあらば連理の枝

夫婦の情愛が深く離れがたいということのたとえ

天に口あり 地に耳あり

秘密は他に漏れやすいということ

天に口なし人をして言わしむ

人々が自然と口にする世評が真実を伝えることが多いということ

天に唾す

人に害を与えようとして自分がひどい目にあうことのたとえ

天 二物を与えず

あらゆる長所を持った人間はいないということ

天に三日の晴れなし

良いことばかり続くものではないということのたとえ

天然自然

天が作ったそのままの状態であるということ

天の時は地の利に如かず

天の与えた好機であっても、それは地理的有利な条件にはかなわないということ

天罰覿面

悪事を働くとその天罰がすぐさま起こるということ

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず

人間は生まれながらに平等であるということ

天は自ら助くる者を助く

努力を続けるものには天が助けてくれるということ

田夫野人

教養がなく礼儀を知らない人のこと

天変地異

天や地に起こる異変のこと
自然災害などのこと

天網恢恢

悪事を働くと必ず天罰を受けるということのたとえ

天網恢恢 疎にして漏らさず

悪人はいずれ必ず天罰を受けるということのたとえ

天佑神助

天の加護のこと
偶然助かるということ

天を仰いで唾する

他人に害を与えようとして自分がひどいめにあう事のたとえ

天を怨みず人を尤めず

自分がどんなに不遇であっても自ら反省して修養に務めること

問屋(といや)の只今

約束の期限があてにならないことのたとえ

当意即妙

即座にその場にあった機転を利かせること

頭角を現す

才能が優れていて目立ってくること

灯火親しむ可し

秋が読書するのにふさわしい時期であることをいう言葉

東家に食して西家に眠らん

非常に欲張ることのたとえ

堂が歪んで経が読めぬ

理屈ばかり述べて実行が伴っていないことのたとえ

同気相求む

気が合う人は自然と集まるということ

桃源

俗世間からかけ離れた理想郷のこと

陶犬瓦鶏

形だけで役に立たないもののたとえ

同工異曲

外見は違うようだが同じであるということ

同日の論にあらず

差が大きすぎて比べることができないということ

冬至十日経てば阿呆でも知る

冬至から十日も経てば日がかなり長くなるので誰でも気がつくということ

冬至 冬中 冬始め

冬至から本当に寒くなり冬が始まるかのように感じられるということ

同舟相救う

立場が同じものは、普段は敵対していても、いざという時には助けあうということ

同床異夢

同じ立場にあっても考えていることが違うということ

唐人の寝言

理解出来ない言葉のたとえ

灯台下暗し

身近のことはかえって気がつきにくいということ

道聴塗説

道端で聞くようないい加減な受け売り話のこと

尊い寺は門から知れる

価値の高いものは外見からわかるということ

問うに落ちず語るに落ちる

人に尋ねられたときには用心することを、自分から話すときにはうっかり喋ってしまうということ

盗に食を齎(もたら)す

危害をあたえようとするものを助け、己の身を危なくするということのたとえ

堂に升りて室に入らず

技術が一定の水準まではあるが、まだ極めてはいないということのたとえ

問うは一旦の恥問わぬは末代の恥

知らないことを聞くことは恥ずかしいがその場だけで、聞かないと一生恥ずかしい思いをするということ

同病相憐れむ

同じような境遇のものは同情深くなるということのたとえ

豆腐に鎹(かすがい)

少しも効果がないことのたとえ

唐変木

偏屈な人のこと

東奔西走

あちこちへ忙しく走りまわること

稲麻竹葦

多くのものや人が入り乱れて集まっているようすのこと

灯滅せんとして光を増す

死ぬ直前の人が一時的に回復したり、滅亡しつつあるものが瞬間的に盛り返したりすることのたとえ

道理百篇 義理一遍

道理を百回聞かせるよりも、義理に一回訴えたほうが人の心を動かす事ができるということ

桃李物言わざれども下自ら蹊を成す

徳のあるものはその人物をしたって自然と人が集まってくるということ

登竜門

立身出世の関門のこと

道理を破る法はあれども法を破る道理なし

どんな道理でも法律には勝てないということ

蟷螂の斧

弱いものが強いものに立ち向かう無謀な行為のたとえ

十日の菊 六日の菖蒲

時機に遅れていて間に合わないことのたとえ

遠き慮り無き者は必ず近き憂い有り

遠い将来のことを考えて行動しないと、近い将来に心配事が起こるということ

遠きに行くには必ず邇(ちか)きよりす

物事を行うには順序通り手近なことからやるべきだということ

遠きを知りて近きを知らず

自分から遠いことはわかるが、近いことは案外分からないということ

遠くて近きは男女の仲

男女の仲は離れているようでも意外と結ばれやすいということ

遠くの親類より近くの他人

遠方の親類よりも近所の他人のほうが頼りになるということ

十で神童 十五で才子 二十過ぎればただの人

小さい頃に才能があった人も年をとるにつれて普通の人になることが多いということ

十の事は十に言え

ものごとを理解してもらうには、過不足なく順序立てて正確に話すべきだということ

遠目 山越し 笠の内

ものがはっきりと分からず見えていないことのたとえ

とかく浮世は色と酒

世の中の楽しみは色恋と酒であるということ

とかく村には事なかれ

自分の周辺に事件が起こったりしないでほしい願望のたとえ

時に遇えば鼠も虎になる

時機があえば、つまらないものでも出世するということ

時の花を挿頭(かざし)にせよ

時流に乗って栄えて暮らすのが良いということのたとえ

時の用には鼻を削げ

大事の際には手段を選んではいられないということのたとえ

時は得難く失いやすし

良い機会はなかなか巡ってくるものではないだけでなく、すぐに過ぎ去ってしまうので大切にしなければならないということ

時は金なり

時間は金銭のように大事なものであるということ

時は人を待たず

時はあっという間に過ぎるもので、機会は失われやすいものだということ

得意満面

得意げな様子が顔に表れていること

毒食わば皿まで

一度悪事に手を染めたら徹底的にやり通そうということのたとえ

徳孤ならず

徳のある人物は孤立することがないということ

読書三到

読書の三つの心構えのこと。集中し、眼をそらさず、声に出して読むということ

読書尚友

書物を通じて昔の賢人をよく知るということ

読書百篇 義自ら見(あらわ)る

書物はじっくりと読めばその意味が分かるようになるのでそうするべきだということ

読書亡羊

他のことに気が取られて肝心なことをおろそかにすることのたとえ

独断専行

自分だけの判断に基づいて勝手に行動すること

毒にも薬にもならぬ

どうでもよいことや人のたとえ

独立独歩

他人に頼らず自らの判断で行動すること

徳は弧ならず必ず隣あり

人徳ある人間は孤立することはなく、必ず理解者や協力者が現れるということ

毒薬変じて薬となる

害となるようなものが有益なものとなることのたとえ

とくを買いて珠を還す

外面に気を取られて中身の正しい価値判断ができなくなること

得を取るより名を取れ

金儲けするよりも名誉を重んじたほうが良いということ

徳を以て怨みに報ゆ

恨みを持っているものに対して、恩恵を施すこと

毒を以て毒を制す

悪を抑えこむのに悪を用いることのたとえ

どこで暮らすも一生

どこで暮らしても人の一生は変わらないということ

どこの烏も黒さは変わらぬ

どこにいっても同じものは同じであるということ

所変われば品変わる

土地が違うと言葉や習慣などみんな違うということ

所の神様有難からず

近くのよく知っているものは過小評価しがちであるということのたとえ

所の法に矢は立たぬ

土地の定めは不合理であっても従わなければならないということ

年が薬

年を取ることによって分別がつくようになるということ

年問わんより世を問え

年よりもその人がどのような経験を積んできたかが問題ということ

年には勝てぬ

年をとると気力があっても体力が続かないということ

屠所の羊

死の時が近づいてくることのたとえ

年寄りて達者なものは口ばかり

年寄りは口ばかり達者でやかましいということ

年寄りと釘頭は引っ込むがよし

年寄りはでしゃばらずに静かにしておいたほうが良いということ

徒手空拳(としゅくうけん)

何も持っていないようす

年寄りの言うことと牛の鞦は外れない

経験を積んだ年寄りの言葉は正しいということ

年寄りの冷や水

年寄りらしくない元気な行動のたとえ、また、その結果失敗することのたとえ

年寄りの昔話

年寄りの昔の自慢話を嘲笑してた言葉

年寄りの物忘れ若い者の無分別

年寄りはすぐものを忘れ、若者は自制心がない、という両者の欠点を言ったもの

塗炭(とたん)の苦しみ

泥や火の中にいるような大変な苦しみのこと

とどのつまり

結局、いきつくところということ

隣の家の宝を数える

自分の利益にならないことをすることのたとえ

隣の芝生は青い

他人のものは良く見えるということ

隣の花は赤い

他人のものは良く見えるということ、また、変わったものを珍しがって欲しがることのたとえ

隣の貧乏は鴨の味

他人の不幸を望んだ気持ちのたとえ

図南の翼

大事業をしようとする志や計画のこと

駑馬十駕

才能が乏しい人も努力すれば賢者と同等になれるということ

怒髪冠を衝く

髪の毛が逆立ち冠を突き上げるほどの怒りだということ

鳶が鷹を生む

平凡な両親から優れた子供が生まれることのたとえ

鳶に油揚げを攫われる

思いがけない飛び入りに大事なものを奪われることのたとえ

鳶の子鷹にならず

平凡な親からは平凡な子供しか生まれないということ

鳶も居ずまいから鷹に見える

立ち振る舞いがしっかりしていれば、どんな人でも立派に見えるということ

飛ぶ鳥跡を濁さず

立ち去る者は後始末をきちんとすべきであるということ

飛ぶ鳥の献立

飛ぶ鳥を見ているだけでその料理を考えるほど、早計であるということ

飛ぶ鳥を落とす

権勢が盛んな様子のたとえ

土崩瓦解

物事が根底から覆ってしまったようすのことのたとえ

富は一生の財 知は万代の財

財産は一代限りの宝だが、知恵は後世のために役立つものだということ

富は屋を潤し徳は身を潤す

財産は家を立派にするだけだが、徳はその人を尊くするものだということ

友と酒は古いほどいい

酒は古いものが良いし、友人は長く付き合った相手が良いということ

倶に天を戴かず

相手を殺すか自分が殺されるかの共存できない間柄のこと

取らずの大関

実力は見せてないが見かけで実力がありそうな人のたとえ、また、自分では働かずに指示する人に対する悪口

虎に翼

強く勢いがあるものにさらに勢いがつくこと

捕らぬ狸の皮算用

不確実なものを当てにして計画を立てることのたとえ

虎の威を借る狐

自分に実力がないのに他人の権勢をかさに着て威張り散らすことのたとえ

虎の尾を踏む

非常に危険なことをすることのたとえ

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

人は死後にその功績によって語られることから、優れた名声を残せるようにいつも心がけよということ

虎は千里の藪に栖む

優れたものは広く奥深いところにいるということ

虎を画(えが)いて狗(いぬ)に類す

下手な人が虎を画いたら狗になってしまうように、優れた人の真似をしてかえって滑稽になる様子、また目標が大きすぎて失敗する様子

虎を千里の野に放つ

危険なものを放置しておくことのたとえ

虎を養いて患いを残す

情愛によって将来に禍根を残すことのたとえ

鳥疲れて枝を選ばず

生活のためには職業を選んではいられないということ

鳥なき里の蝙蝠

優れたものがいない所でつまらないものが幅をきかしていることのたとえ

鳥の将に死なんとするその鳴くや哀し

死ぬ間際の鳥の鳴き声には、なんとも言えない悲しい趣があるということ

泥棒に追い銭

損害した上に損害を重ねることのたとえ

泥棒にも三分の道理

どんなことでもこじつけて理屈を付けられるということ

泥棒の逆恨み

自分が悪いことを棚にあげて、相手に不当な恨みを抱くことのたとえ

泥棒を見て縄を綯(な)う

事件が起こってから準備しても間に合わないということ、また、準備せずに物事を行うこと

団栗(どんぐり)の背競べ

平凡なものだらけでとくに優れたものがいないということ

呑舟の魚は枝流に游がず

大人物はつまらない人間と交際しないということ、また、大きな志を持つ人間は小事にはこだわらないということのたとえ

飛んで火に入る夏の虫

自ら災いの中に身を投じることのたとえ

無いが意見の総じまい

意見を聞かない放蕩者でも遊ぶための財産がなくなれば遊びは止むということ

ないが極楽 知らぬが仏

贅沢を知らなければ貧しくても幸せに暮らしていけるということ

ない子では泣かれぬ

子供がいなければ泣かされることもないが泣けることもないということ

内柔外剛

内面は弱いのに外面は強そうに見えること

内助の功

夫が安心して働けるように妻が家庭で助けること

無い袖は触れぬ

何かしたいと思ってもものや力が足らず何も出来ないということ

泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生

泣いても笑っても同じ一生なのだから、楽しく過ごしたほうが良いということ

泣いて馬謖を斬る

全体の秩序を守るために、好意を寄せているものでも処罰することのたとえ

内典外典

仏教の書とそれ以外の書のこと、また、国内の書と外国の書のこと

無い時の辛抱 有る時の倹約

金のないときには辛抱して、金があるときには倹約するほうがよいということ

直き木に曲がれる枝

正しい人にも何かしら欠点があるということ

内憂外患

内にも外にも憂慮すべき問題があるということ

長い浮世に短い命

世の中は長く続いていくが、人の一生は短くはかないものだということ

長い物には巻かれろ

力のあるものには抵抗せずおとなしくしておくのが得策だということ

長追いは無益

勝ちの勢いに乗って敵を追い詰めると思わぬ反撃にあうことがあるので、程々にしておいたほうが良いということ

長口上はあくびの種

長すぎる挨拶は人を退屈させるだけだということ

鳴かず飛ばず

活躍する日を待ってじっと機会をうかがっていること

鳴かぬ蛍が身を焦がす

口に出さない人のほうが、切実な思いを内に秘めているということ

流れに棹さす

順調に進んでいることがさらに好調になっていくことのたとえ

流れる水は腐らず

活動をし続けるものは停滞することがないということ

流れを汲みて源を知る

結果を見てその原因を推定することのたとえ

泣き面に蜂

不幸の上に不幸が重なること

泣く口には物食う

泣いているときであっても食べることはやめられないということ

泣く子と地頭には勝てぬ

道理の通じない者にはかなわないし、力のあるものには道理では勝てないということ

泣く子は育つ

よく泣く子は丈夫に育つということ

なくて七癖あって四十八癖

どんなに癖がないような人でも7つぐらいの癖はあるということ

泣く泣くもよい方を取る形見分け

親が死んで悲しみながらも形見は良いものを取ろうとすることから、欲は常にあるものだということのたとえ

鳴く猫は鼠を捕らぬ

口数が多いものにかぎって実行が伴わないということ

泣くほどとめても帰れば喜ぶ

客が帰るのを泣くほどの勢いでとめても帰れば喜ぶものだということ

鳴くまで待とう時鳥(ほととぎす)

ほととぎすが鳴かないのなら鳴くまで待とうということ

鳴く虫は捕らえられる

芸があるためにかえって失敗するということのたとえ

仲人の七嘘

仲人の話には嘘が多いということ

仲人は宵の口

仲人は長居せずに早く引き上げるのが良いということ

情けが仇

相手のこと思ってやったことがかえって良くない結果になること

情けに刃向かう刃無し

情けをかけられると敵対することはないということ

情けは質に置かれず

気持ちだけでは何もならないということ

情けは人の為ならず

人に情けをかけるのは相手のためになるばかりでなく、自分のためにもなるということ

梨の礫(つぶて)

便りを送っても返事がないこと

為すようにならないで、なるようになる

ものごとは自分の思ったようにはならないで、なるようにしかならないということ

為せば成る

その気になってやれば何でもできるということ

鉈(なた)を貸して山を伐られる

恩を仇で返されることのたとえ

夏歌う者は冬泣く

働ける時に働かないと後で生活に困るということ

夏の風邪は犬も食わぬ

夏に風邪をひくのは全く馬鹿馬鹿しいことだということ

夏の虫 氷を笑う

狭い見聞だけでもって世間を判断することのたとえ

夏は日向を行け冬は日陰を行け

厳しい道を選んで自分を鍛えろということ

七重の膝を八重に折る

丁重にお詫びをするようすのこと

七転び八起き

何回失敗してもくじけないで頑張るということ

七度(ななたび)探して人を疑え

物をなくしたときは人を疑うよりも先に何度も探すべきだということ

七つ七里に憎まれる

男の七歳ぐらいの子はいたずら盛りなので近所から憎まれるということ

七尋の島に八尋の船を隠す

やっても無駄なことのたとえ

某より金貸し

格式があっても貧しい者より金貸しと卑しく思われても裕福な者の方が良いということ

難波の葦は伊勢の浜荻

同じものでも場所によって呼び名が異なるということのたとえ

七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ

ものごとに直接関わらなければ害が及ぶことはないということ

名のない星は宵から出る

つまらないものに限って早々と現れるということ

名は実の賓

徳があれば自然と名誉もその人のものになるということ

名は体を表す

人の名はその実体を示すものだということ

鍋の鋳掛けが釣り鐘を請け負ったよう

能力以上の仕事を受けてしまって大騒ぎするたとえ

ナポリを見てから死ね

ナポリも見ないで死ぬのは生きてた甲斐がないほど、ナポリの景色が美しいということ

怠け者の節句働き

普段怠けているものに限って休みの日にわざとらしく忙しそうに働くということ

生兵法は大怪我のもと

少し学んだ程度のいい加減な知識に頼って軽率にことにあたると大失敗するということ

生酔い本性違わず

酒に酔っていても本性は変わらないということ

訛りは国の手形

言葉の訛りは育った国を表すものだということ

蛞蝓(なめくじ)に塩

元気がなくなっていくことのたとえ

習い性と成る

身についた習慣は、最後には生まれ持った性質と同じものになるということ

習うより慣れよ

ものごとは知識として覚えるよりも何度も繰り返して体で覚えたほうが身につくということ

成らぬうちが頼み

ものごとが出来上がるまでは期待もあり楽しみが多いが、出来上がってしまうと楽しみがなくなってしまうということ

ならぬ堪忍 するが堪忍

これ以上我慢出来ないというところを我慢するのが本当の我慢だということ

習わぬ経は読めぬ

知識や経験がないものはやれといわれてもできないということ

生業は草の種

生計を立てる方法は草の種ほど多種多様であるということ

生る木は花から違う

大成する人間は小さい時から違っているということのたとえ

生るも成らぬも金次第

物事がうまくいくのもいかないのも金によって決まるということ

名を棄てて実を取る

名誉は人に譲り現実の利益を得るということ

名を竹帛(ちくはく)に垂る

歴史に残るような功績を上げること

名を取るより得を取れ

現実の利益にならない名誉を取るよりも、利益を得たほうが良いということ

南華の悔

上司に逆らったために嫌われて出世ができないこと

南柯の夢

はかないことのたとえ

難行苦行

とても苦労すること

難兄難弟

どちらが優れているか優劣の判断が難しいということ

難攻不落

攻撃するのに難しいこと、また、説得するのが難しいこと

爾(なんじ)に出ずるものは爾(なんじ)に反る

自分の行った行為は必ず自分に返ってくるということ

汝の敵を愛せよ

自分に悪意を持つような人にこそ、慈悲の心を持たなければならないということ

南船北馬

全国を忙しく旅行すること

なんでも来いに名人なし

何でも出来るという人には、その道の名人はいないということ

南蛮鴃舌

外国人の意味のわからないうるさい言葉をさげすんでいう言葉

なんなら茶漬け

口先だけの心にもないお世辞

似合い似合いの釜の蓋

ものごとにはぴったりお似合いの相手があるものだということ

似合わぬ僧の腕立て

身分立場に相応しくない言動をすることのたとえ

煮え湯を飲まされる

信用していたものに裏切られてひどい目にあうこと

匂い松茸 味しめじ

きのこの中で香りが良いのは松茸で、味が良いのはしめじであるということ

鳰の浮巣

不安定なことのたとえ

二階から目薬

思うようにならないのでもどかしいことのたとえ

逃がした魚は大きい

手に入らなかったものは損した気分のせいでより大きな価値に感じるということ

握れば拳 開けば掌

同じものでも状況によって変化するということ

肉食妻帯

僧侶が禁じられている肉を食べて妻をもつということ

憎まれっ子世にはばかる

人から憎まれるような者にかぎって出世などして思うがままに振る舞うものだということ

肉を切らせて骨を断つ

犠牲を払って敵に勝つことのたとえ

逃げるが勝ち

戦わずに逃げた時のほうが勝利を呼び込みやすい場合もあるということ

西風と夫婦喧嘩は夕限り

西風も夫婦喧嘩も夜になればおさまるということ

西から日が出る

絶対にあるはずがないことのたとえ

錦の袋に糞を包む

外見だけが立派で中身は見劣りすることのたとえ

錦は雑巾にならぬ

良いものであっても何でも利用できるものとは限らないということ

錦を着て故郷に帰る

立身出世して故郷に帰るということ

錦を着て夜行くがごとし

出世したとしてもそれを知られないのでは意味が無いということ

西と言ったら東と悟れ

相手の心を察して本心を見ぬかなければいけないということ

西も東も分からない

知らない土地や知らないことで全く判断できないこと

二十五菩薩もそれぞれの役

菩薩にもそれぞれの役目があるように人間にはそれぞれの役目があるものだということ

二者択一

二つの選択肢のうちどちらか一つを選ぶこと

二束三文

数が大量にあっても売値が非常に安いこと

二足の草鞋

二種類の仕事を一人でするということ

似たものは烏

よく似ているようすのたとえ、また、似たものがいくらでもたくさんあるということ

似た者夫婦

性格や趣味などが似た者同士が夫婦になっているということ

日常坐臥

普段のこと、いつものこと

日常茶飯

毎日頻繁にあること

日暮道遠

年をとったのにやるべきことがまだ残っていること

日進月歩

毎日毎日進歩していくこと

にっちもさっちもいかぬ

生き詰まって身動きができないこと

煮ても焼いても食えぬ

どのようにしても思い通りにならないことのたとえ、また、扱いようがなく手に負えないこと

二度あることは三度ある

同じようなことが二度あるともう一度同じことが起こるということ

二桃三士を殺す

奇策でもって人を自滅させること

二度教えて一度叱れ

子供に教育するのにできるだけ言い聞かせてなるべく叱らないようにするのが良いということ

二度聞いて一度物言え

人の話を聞くときはできるだけ喋らず相手の話をよく聞くのが良いということ

二度目の見直し 三度目の正直

二度見ても間違えていることがあるので三度見て確かめてやっと信頼できるということ

二兎を追うものは一兎をも得ず

欲張って二つのものを手に入れようとすると、ひとつも手に入らないということのたとえ

担えば棒が折れる

二つのものを比べると差が付けられないということのたとえ

二の舞を演じる

人のまねをすること、また、前の人と同じ失敗をすること

二八余りは人の瀬越し

16歳頃は人生を左右する重大な時期だということ

二八月は船頭のあぐみ時

二月と八月は海が荒れて船が出せないことが多いということ

入境問禁

他の国や地域に行ったら、その土地での禁じられていることを尋ねてそれを犯さないようにするべきだということ

女房鉄砲仏法

女性と鉄砲と仏法があることによって世の中が収まるということ

女房と畳は新しい方が良い

畳も女房も新しいほうが良いということ

女房と鍋釜は古いほど良い

女房は付き添えば付き添うほど、なくてはならないありがたいものになるということ

女房に惚れてお家繁盛

亭主が女房に惚れていると仕事に精を出して家が繁盛するということ

女房の妬くほど亭主もてもせず

妻が心配するほどには亭主はもてたりしないということ

女房の悪いは六十年の不作

悪い女房を持つと子や孫の世代まで悪影響をもたらすということ

女房は家の大黒柱

女房が一家の中心であるということ

女房は貸すともすりこぎは貸すな

使うと減るようなものは人に貸すものではないということ

女房は灰小屋から貰え

嫁をもらうのなら自分より格下の家からもらったほうがよいということ

女房は山の神 百石の位

妻はとても重要であるということのたとえ

二卵をもって干城の将を棄つ

過去の小さい過ちを咎めて優秀な人物を失うこと

二律背反

同時には存在し得ない二つの事柄が、それぞれ同じぐらい合理性・妥当性を持っているということ

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん

小さなことを処理するのに大げさな方法を使うことはないということ

人間到るところ青山有り

人間にはどこで死んでも骨を埋める場所くらいはあるので、広い世界に出て活躍すべきであるということ

人間は実が入れば仰向く、菩薩は実が入れば俯く

人間は偉くなると尊大になることが多いが、稲は実るほど穂を垂れるということ

人間万事金の世の中

世の中は結局金の力がものをいい、金の支配力はおおきいということ

人間万事塞翁が馬

人間も運命は吉凶定まりにくく予想しがたいものだということ

忍の一字は衆妙の門

耐え忍ぶことが成功への第一歩だということ

糠に釘

少しも手応えがなく役に立たないことのたとえ

抜かぬ太刀の高名

実際に戦ったわけではないのに勝ったかのような名声を得ることのたとえ、また、口先だけで実力を見せたことのない人物へのあざけりの言葉

抜き足して来る人にろくな者なし

音をさせないようにして近づいてくる者はなにか後暗い所があるので、ろくな者ではないということ

抜き足すれば道つく

人に知られないようにするとかえって目立つことになるということのたとえ

抜け駆けの功名

人を出しぬいて自分だけ手柄を立てること

盗人が盗人に盗まれる

盗もうとした者が逆に自分が盗まれてしまうこと
上には上があるということ

盗人猛々(たけだけ)し

盗人が図図しく知らん顔をしていること

盗人と言えば手を出す

盗人と言われて暴れるような者は盗人であるということ

盗人に追い銭

損害に損害を重ねることのたとえ

盗人に鍵を預ける

悪人を信用して災いを招くことのたとえ

盗人にも三分の理

どんなことであってもこじつけて理屈はつけられるということのたとえ

盗人にも仁義

盗人の世界であっても仁義はあるものだということ

盗人の上米を取る

悪人にも上には上があるということ

盗人の提灯持ち

盗人の手助けをしたり守ろうとするもののこと

盗人の取り残しはあれど火の取り残しはなし

盗人は盗まれなかったものが残るが、火事はすべてなくなってしまうということ

盗人の寝言

寝言では本音が出てしまうということ

盗人の暇はあれど守り手の暇はなし

盗人は隙を狙ってくるので、盗難を防ぐのは難しいということ

盗人の昼寝

何事にもそれなりの理由があるということ

盗人も戸締り

盗人も自分のものが盗まれないように戸締りをするということ

盗人を捕らえてみれば我が子なり

想定外の事態で処置に困ることのたとえ

盗人を見て縄を綯う

事が起こってから準備することのたとえ

盗人上戸

お酒も甘いものもどちらも好む人のこと

盗みをする子は憎からで縄かくる人が恨めしい

盗みをした自分の子供は憎むことはなく、捕まえた相手をうらむような親の子供びいきのたとえ

塗り箸で芋を盛る

とてもやりにくいことのたとえ

濡れ衣をきせられる

身に覚えのない罪を負わせられるということ

濡れ手で粟

苦労せずに多くの利益を得ること

濡れぬ先こそ露をも厭え

濡れる前は濡れないようにするものだが、一度濡れてしまえば気にならなくなるように、過失を犯すまでは過失を恐れるが、一度過失を犯してしまうとそれから過失が気にならなくなるということ

濡れぬ先の傘

失敗しないように前もって準備しておくことのたとえ

根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る

基礎がしっかりしていないものはいずれ駄目になるということ

佞言似忠(ねいげんじちゅう)

媚びへつらう言葉には気をつけて対応しなければならないということ

願うに幸い

願って望みどおりに訪れる幸運のこと

根がなくても花は咲く

根拠がなくてもうわさをされることがあるということのたとえ

猫が肥えれば鰹節が痩せる

一方が良くなれば他方が悪くなることのたとえ

猫に鰹節

過ちを犯しやすい状況のたとえ

猫に小判

貴重なものを与えても効果がない、価値が分からないので役に立たないということ

猫に木天蓼(またたび) お女郎に小判

好物を与えると効果的だということのたとえ

猫の魚辞退

欲しくてたまらないのに申し出を辞退すること、また、長続きしないことのたとえ

猫の首に鈴

非常に危険なことのたとえ

猫の手も借りたい

手助けが欲しいということ

猫の額のものを鼠が窺う

自分の実力を考えない行為のたとえ、また、不可能なことのたとえ

猫は三年の恩を三日で忘れる

猫は恩を知らない動物であるということ

猫は虎の心を知らず

小人物には大人物の心は分からないということ

猫も跨いで通る

猫もまたいで通り過ぎるようなつまらないものということ

猫を殺せば七代祟る

猫は執念深い動物とされているので、殺すと子孫の代までたたられるということ

鼠が塩を引く

小さなことが積み重なって大事に至るということ、また、少しずつ減っていきなくなってしまうということのたとえ

鼠壁を忘る 壁鼠を忘れず

害を与えたものはすぐに忘れるが、与えられた側は忘れないということのたとえ

鼠窮して猫を噛み 人貧しくして盗みす

鼠が追い詰められると猫を噛むように、人も追い詰められると盗みを働くということ

寝た子を起こす

おさまったことに手を出して問題をおこすことのたとえ

寝た間は仏

誰でも寝ている間は仏のようだということ

熱願冷諦(ねつがんれいてい)

熱心に願い、冷静に本質を見極めること

熱を執りて濯(あら)わず

僅かな労力を惜しんでしなければならないことをしないことのたとえ

寝ていて転んだためしなし

何もしなければ失敗することもないということのたとえ

子(ね)に臥(ふ)し寅(とら)に起きる

寝る間を惜しんでまでよく働くことのたとえ

根太は敵に押させよ

おできの一種の根太は力いっぱい押さないと治らないということ

寝耳に水

不測の事態に驚くことのたとえ

寝る子は賢い親助け

親にとって泣かずに寝る子はとても助かるということ

寝る子は育つ

よく寝る子は健康に育つということ

根を断ちて葉を枯らす

災いのもとを断つことのたとえ

年貢の納め時

ものごとをあきらめる時ということ

燃犀之明(ねんさいのめい)

見識があり物事を正確に見ぬくのことのたとえ 

年頭月尾

一年中ということ

念には念を入れよ

人間は見落としをするものだから注意に注意を重ねて行動しろということ

年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず

自然は変わらないが人の世は移り変わってゆくものだということ

燃眉の急

まゆげが焦げるほどの差し迫った危機のたとえ

念力 岩をも通す

心を込めて行えば何事もなし遂げることが出来るものだということ

能ある鷹は爪を隠す

能力があるものほどそれを隠すようにするということ

能工巧匠

腕の良い職人のこと

能事畢矣(のうじおわれり)

やらなければならないこと、成し遂げなければいけないことはやりつくしたということ

能書筆を択ばず

字が上手い人は筆の良し悪しは問題にしないということ

嚢中(のうちゅう)の錐(きり)

優れた人間はその才能ですぐに目立つということ

嚢中の物を探るが如し

非常に簡単なことのたとえ

能なし犬は昼吠える

役に立たないものに限って不必要な大騒ぎをしたりするということ

能なしの口叩き

実力のないものは口だけは達者であるということ

農は人真似

農作業は他人と同じ時期に同じ作業を行うものなので、真似しておけば人並みのものは出来るということ

軒を貸して母屋を取られる

一部を貸したために全部取られることのたとえ、また、恩を仇でかえされることのたとえ

除けて通せ酒の酔い

酔っぱらいにはかかわらないほうが良いということ

退けば他人

仲の良い夫婦であったとしても離婚してしまえば赤の他人になってしまうということ

退けば長者が二人

仲の悪い者どうしは一緒にいるよりもそれぞれ独立したほうがうまくいくということ

残り物に福がある

残ったものには福があるということ

喉から手が出る

欲しくてたまらないことのたとえ

喉元過ぎれば熱さを忘れる

苦しいことも過ぎ去ってしまえば忘れてしまうということ、また、苦しい時に受けた恩義も過ぎ去ってしまうと忘れてしまうということのたとえ

上り一日下り一時

ものごとをつくりあげるのには時間がかかるが、破壊するのには一瞬であるということ

上り坂あれば下り坂あり

人の一生のうちには良い時もあれば悪い時もあるものだということ

鑿(のみ)と言えば槌(つち)

のみを頼んだら、のみに必要な槌まで渡すように、気が利くことのたとえ

蚤の息も天に上がる

誰でも念ずる力が強ければ望みを叶えられるということ

暖簾に腕押し

争う意思のない人間と争うこと、また、手応えがないこと

肺肝を摧く

いろいろ気を使い熟慮すること

敗軍の将は兵を語らず

失敗したものはそのことについて意見を述べる立場にないということのたとえ

背水の陣

一歩も引けない覚悟でものごとにあたることのたとえ

吐いた唾は呑めぬ

一度口に出した言葉は取り返しが付かないということのたとえ

吐いた唾を呑む

一度言ったことをひるがえすこと、約束をやぶることのたとえ

杯中の蛇影

疑い始めるとなんでもない事まで気になりだすことのたとえ

はいに科(とが)なし

どんなときでも「はい」といって従っていれば問題が起こることはないということ

杯盤狼藉

酒宴が終わり皿などが散らかった様子のこと

灰吹きから蛇が出る

意外なところから意外なものがでることのたとえ

灰を飲み胃を洗う

心を改めて善人になることのたとえ

枚(ばい)を銜(ふく)む

声を出さない様子のこと

這(は)えば立て、立てば歩めの親心

子供の成長を楽しみに待つ親の気持を言った言葉

馬革に屍を裹む

戦場で死ぬことのたとえ

馬鹿があればこそ利口が引き立つ

世の中にはたくさんの人がいて比較するものがあるから良さが分かるということ

馬鹿と暗闇おっかない

暗闇だけでなく馬鹿は何をしでかすか分からないので怖く恐ろしいものだということ

馬鹿と煙は高いところへ上る

馬鹿な人間はおだてに乗りやすいものだということ

馬鹿と子供には勝てぬ

馬鹿も子供も理屈が通じないので勝てないということ

馬鹿と鋏は使いよう

どんな人材でも使い方で大きく結果が違うことになるということ

馬鹿な子ほど可愛い

親から見れば賢い子よりも馬鹿なこのほうがかわいく思えるものだということ

馬鹿に苦労なし

馬鹿なものはいつものんきでいるので苦労もないということ

馬鹿に付ける薬はない

馬鹿なものは救う方法がなくどうしようもないということ

墓に布団は着せられぬ

死んでから親孝行しようとしてもできないということ

馬鹿の一念

馬鹿なものでも思いを込めて事を行えば、大きな事を成し遂げることが出来るということ

馬鹿の大足

俗説で馬鹿なものは大きな足をしているということから、からかった言葉

馬鹿の大食い

礼儀をわきまえない大食いするものを戒めた言葉

馬鹿の一つ覚え

馬鹿なものは何か一つだけを得意げにひけらかすものだということ

測り難きは人心

他人の心ほど分からないものはないということ

謀(はかりごと)は密なるを貴ぶ

計略は秘密にして進めなければ成功しないということ

馬鹿を見たくば親を見よ

親馬鹿こそ馬鹿の典型であるということ

馬鹿を笑うも貧乏を笑うな

馬鹿なのは自分が悪いのだが、貧乏なのは本人のせいとは言えないということ

破顔一笑

にっこり笑うこと

掃き溜めに鶴

周りの環境に似合わない優れた人物がいるということ

馬脚を露す

隠していた正体が発覚すること

破鏡 再び照らさず

一度破綻した夫婦の仲は元に戻らないということ

博引旁証

多くの例や証拠をあげて説明すること

博学多才

知識が豊かで多くの才能に恵まれていること

莫逆の友

親密な間柄の友人ということ

薄志弱行

意思が弱くて決断力にかけるということ

白砂青松

海岸の美しい景色の様子のこと

麦秀の嘆

故国の滅亡を嘆くこと

拍手喝采

手を叩きながら讃える声をあげること

伯仲の間

両者の能力差があまりないということ

幕天席地

気持ちがとても大きいことのたとえ

白髪三千丈

心配の表現。心配のために白髪が伸びることを言ったもの

白馬は馬に非ず

詭弁を弄して言いくるめる論法のこと

白眉

多くの人の中で最も優れた人物のこと

薄氷を踏む

危険なことにのぞむということ

白璧の微瑕

ほぼ完璧なものに僅かな傷があるということ

伯楽の一顧

不遇だったものが有力な者に見出されて力を発揮するようになるということのたとえ

博覧強記

広くものごとを知っていてよく覚えているということ

白竜魚服

地位が高い人がお忍びで出かけて災難に遭うことのたとえ

化けの皮が剥がれる

隠してきた正体がばれること

箱根知らずの江戸話

見たことないものを見てきたように話すことのたとえ

箸が転んでも笑う

ありふれた日常的なことにでも大笑いすること

恥と頭は掻き次第

恥を描くことを気にせずに、恥ずかしいことを続けること

馬耳東風

人の意見を気にもとめずに聞き流して少しも反応しないこと

箸にも棒にも掛からぬ

取り柄がないことのたとえ

恥の上塗り

恥をかいた上にさらに恥をかくこと

恥は家の病

恥をかくようなことをする人物が家にいると、家全体の恥となって全員が苦しむということ

始めあるものは必ず終わりあり

ものごとは必ず始めと終わりがあるということ

始めが大事

ものごとは最初が肝心であるということ

始めちょろちょろ 中ぱっぱ 赤子泣くとも蓋取るな

ご飯を上手に炊くこつを言ったもの

始めの囁(ささや)き 後のどよみ

最初は秘密だったことが、世間の噂になること

始めは処女の如く 後は脱兎の如し

最初は弱く見せて油断させたのちに素早く行動して敵を攻撃することのたとえ

始め半分

始めさえしっかりしていれば成否の半分が決まったようなものだということ

始めを言わねば末が聞こえぬ

最初から順を追って話さなければ意味が分からないということ

破邪顕正

誤った考えを打破して、正しい考えを示して守ること

箸より重い物を持ったない

全く労働したことがないということ、また、贅沢に育てられたということ

恥を言わねば理が聞こえぬ

恥になる話でも打ち明けないと相手に理解されないということ

恥を知らねば恥かかず

恥の概念がない人はどんな恥ずかしいことでも平気でやるということ

バスに乗り遅れる

時勢に乗りおくれて取り残されることのたとえ

裸馬の捨て鞭

何もかも無い状態になって無茶苦茶なことをすることのたとえ

裸で物を落とす例なし

財産がなければなくす心配をしなくて良いということ

畑にはまぐり

見当違いのこをすることたとえ

八細工 七貧乏

あれこれできる人はどれも中途半端になり大成できずに貧乏になるということ

八十の手習い 九十の間に合う

学問を始めるのに遅すぎることはないということ

破竹の勢い

とても勢いが激しいこと

八十八夜の別れ霜

八十八夜を最後にして霜が降りなくなるということ

八面六臂

多方面で活躍すること

白駒の隙を過ぐるが若し

時の過ぎ去ることが早いことのたとえ

抜苦与楽

苦しみを除いて安楽を与えること

白虹 日を貫く

白い虹が太陽を貫くこと。謀反の前兆とされていた

抜山蓋世

山を引き抜き世を覆い尽くすほどの気力があるほど、威勢が盛んな様子のこと

這っても黒豆

明らかに違うことを認めずに自説を主張すること

八方美人

誰に対しても抜かりなく付き合うこと

抜本塞源

災いの原因を徹底的に取り除くこと

初物七十五日

初物を食べると寿命が七十五日延びるということ

撥乱反正

乱れた世を治めて正常な世の中にすること

破天荒

前の人が行なっていなかったようなことを始めてするということ

鳩が豆鉄砲を食ったよう

突然のことで驚いてきょとんとする様子のこと

鳩に三枝の礼あり 烏(からす)に反哺(はんぽ)の孝あり

鳩や烏さえ礼を知り考を行うのであるから、人間もそれらを行うべきであるということ

鳩を憎み豆を作らぬ

つまらないこだわりで必要なことをやめてしまい損害を出すことのたとえ

花一時人一盛り

花が美しく咲くのは僅かな時間であるのと同じように、人の最盛期もごく短いものだということ

花多ければ実少なし

うわべわかざる人は誠実さが少ないものだということのたとえ

話上手の聞き下手

自分ばかり話して人の話を聞かない人のこと、また、話が上手い人は人の話を聞くのが下手であるということ

話上手は聞き上手

本当に話しの上手い人は、人の話を聞くのもうまいということ

話半分腹八分

人の話は誇張されがちなので割り引いて聞いた方が良いということ

花に嵐

ものごとには邪魔が入りやすいということのたとえ

花盗人は風流のうち

花の枝の一本ぐらいを盗むのは風流であって、泥棒と騒ぐほどのことではないということ

花の下より鼻の下

花の下で楽しむよりも、鼻の下にある口を満たせるように生計を立てていくことが大事だということ

花の下の半日の客、月の前の一夜の友

短い時間でも一緒に過ごした相手が懐かしく思えるということ

花は折りたし梢は高し

欲しいものを手に入れる方法がないということのたとえ

花は桜木 人は武士

花は桜が一番であるように、人は武士が一番であるということ

花は根に鳥は古巣に

ものごとは結局最後には根源に帰るものだということ

花も実もある

外見だけでなく中身も優れているということのたとえ

花より団子

風流なことよりも食べ物の方が重要だということのたとえ

歯に衣着せぬ

思ったことを遠慮などせずにそのまま言うことのたとえ

歯滅びて舌存す

歯のように硬いものは早くなくなり、舌のような柔らかいものはいつまでも残るということ

早いが勝ち

早いことが良いことで優先されるということ

早いのが一の芸

仕事を手早く処理するのも芸の内だということ

早いものに上手なし

仕事が早い人は仕上がりがまずいことが多いということ

早牛も淀遅牛も淀

早い遅いがあっても結果は同じ事だということのたとえ

早起きは三文の得

早起きすると何かと良いことがあるということ

早合点の早忘れ

飲み込みが早い人は忘れるのも早くてあてにならないということ

早く咲かば早く散る

早熟なものは老いるのもはやいということ

早寝早起き病知らず

早く寝て早く起きる習慣をつければ健康にすごせるということ

早飯も芸のうち

早飯も立派な芸の一つであるということ

流行物は廃り物

流行なものというのはすぐ廃れて消えてゆくということ

腹が立つなら親を思い出せ

腹が立った時には問題を起こすと親がどれだけ悲しむか考えて我慢したほうがよいということ

腹が減っては戦ができぬ

空腹では良い働きができないということ

腹立てるより義理立てよ

腹をたてるならば義理をたてたほうがよっぽど良いということ

腹に一物

何か企みをしているということ

薔薇に刺あり

美しいものにも人を傷つける一面があるということ

腹の皮が張れば目の皮が弛む

満腹になれば自然と眠くなるということ

腹の立つように家蔵建たぬ

腹をたてることは簡単だが、家や蔵を建てるのは簡単ではないということ

腹八分目に医者いらず

腹八分目の程度で食べていれば健康でいられるということ

腹も身のうち

暴飲暴食して苦しむのは自分であるから気を付けろということ

針で掘って鍬で埋める

すこしずつ積み上げた努力を一瞬にして駄目にしてしまうことのたとえ

波乱万丈

ものごとの変化が非常に激しいことのたとえ

針の穴から天を覗く

狭い見識でもって判断しようとすると失敗するということ

針の筵(むしろ)

その場にいたたまれないことのたとえ

針ほどのことを棒ほどに言う

小さなことを大げさに大きく言うことのたとえ

春の晩飯 後三里

春は晩飯を食べた後に三里歩けるほど日が長いということ

春の雪とおばの杖は怖くない

どちらも大したことなく恐れることはないということ

春は蛙が目を借りる

春はとにかく眠くなる季節だということ

葉をかいて根を絶つ

小さな欠点を直そうとして全部を駄目にしてしまうこと

反間苦肉

自分を苦しめる行動で相手を欺いて、敵同士の仲を悪くする計略を行うこと

盤根錯節

物事が複雑で解決しにくいことのたとえ

犯罪の陰に女あり

犯罪の動機に男女関係や女が絡むことが多いということ

万死一生を顧みず

生き延びるのぞみを当てにせず必死の覚悟をすること

万事休す

対策が尽きた状態のこと

半死半生

ほとんど死にかかってる状態のこと

半畳を入れる

他人の言動に非難の言葉をかけることのたとえ

半信半疑

半分は信じているが半分は疑っている状態のこと

半醒半睡

意識がはっきりしない様子のこと

万卒は得やすく一将は得難し

兵を集めるのは簡単だが、優れた将軍を得るのは難しいということ

万物は流転す

全てのものは変化し続けるということ

半面の識

ほんのちょっとした知り合いだということ

万緑叢中紅一点

たくさんのものの中でも一つだけ優れていて目立つことのたとえ、また、多くの男性の中に女性が一人だけいることのたとえ

贔屓(ひいき)の引き倒し

贔屓をしすぎたためにかえって不利にしてしまうこと

火打ち石 据え石にならず

小さいものは大きいものの代わりにはならないということのたとえ

非学者 論に負けず

道理のわからない人に理論を説いても無駄であるということ

日陰の豆も時が来ればはぜる

年頃になればどんな人でも自然と色気づくようになるということのたとえ

光を和らげ塵に同す

自分の才能を隠して世間に溶けこむこと

光るほど鳴らぬ

口うるさくやかましい人ほど、根はやさしいということ

引かれ者の小唄

切羽詰まった人が強がった様子のたとえ

飛脚に三里の灸

勢い良いものにますます勢いがつくことのたとえ

低き所に水溜まる

利のあるところに人が集まるということ、また、悪い人間のところに悪い人間が集まるということ

比丘尼(びくに)に笄(こうがい)

必要がないことのたとえ

日暮れて道遠し

期限が迫っているのに目的達成まで遠いことのたとえ、また、計画は山ほどあるのに年老いて達成させられないことのたとえ

鬚の塵を払う

権力のある人に媚びへつらうということ

卑下も自慢のうち

自慢話を謙遜して話しているようでも、自慢する意図で話すことが多いということ

庇を貸して母屋を取られる

重要でない部分を貸したせいてつけこまれて全部取られるということのたとえ、また、恩を仇で返されることのたとえ

膝っ子に目薬

甚だしい見当ちがいのたとえ

膝とも談合

どのような相手でも相談すれば役に立つものだということ

飛耳長目

情報収集するのに長けていて物事に精通しているということ

秘事はまつ毛

秘事・秘伝は身近なところにあるものだが、気が付かないものだということ

美女舌を破る

美女のために君主が惑わされるということ

美女は悪女の敵(かたき)

劣ったものが優れたものに逆恨みすることのたとえ

美辞麗句

うわべだけ飾った言葉のこと

美人というのも皮一重

美人かどうかは皮一枚程度のことで決まるもので、人間の本質には関係がないということ

美人の終わりは猿になる

美女が年をとると醜さが目立つということ

美人は言わねど隠れなし

美人はわざわざ言いふらさなくても世間に知られるものだということ

美人薄命

美人は体が弱かったりして長生きしないということ

尾生の信

固く約束を守ること

皮相浅薄

物事の見方がうわべだけで薄っぺらいさまのこと

皮相の見

うわべだけ見て中身について考えないこと

ひそかに諌めて公に褒めよ

人に注意するときは隠れておこない、褒めるときは人前でおこなったほうが良いということ

鼻息を仰ぐ

他人の機嫌を伺うことのたとえ

顰(ひそ)みに倣う

人のうわべだけを真似ることのたとえ

尾大掉わず

下のものの勢いが強いと制御しにくいということ

左団扇で暮らす

のんびり安楽にくらすことのたとえ

左平目(ひらめ)に右鰈(かれい)

目が体の左側についてるのがひらめで、右側に付いているのがかれいだということ

ひだるい時にまずい物なし

空腹の時にはなんでも美味しく食べられるということ

飛鳥(ひちょう)尽きて良弓蔵る

用がなくなれば良いものでも捨てられるということのたとえ

引っ越し貧乏

引越しを繰り返して貧乏になること

羊をして狼に将たらしむ

力の弱いものが大将になって強兵を統率させようとすることのたとえ

羊を以て牛に易う

小さなものを大きなものの代わりにすることのたとえ

匹夫罪なし、璧(たま)を懐いて罪あり

分不相応なものを持つと災いを招くということ

匹夫の勇

思慮が浅い血気にはやった勇気のこと

匹夫も志を奪うべからず

つまらない人間でも志のある人の志を変えさせることはできないということ

必要の前に法律なし

緊急時には法律を気にしてはいられないということ

必要は発明の母

発明は必要とするから生まれるということ

火は火で消えぬ

力に力で対抗しても争いが収まることはないということのたとえ

日照りに雨

望んできたことが実現して嬉しいということのたとえ

人衆(おお)ければ則ち狼を食らう

多数の力ば強いものを打ち負かすほど強いということ

人衆(おお)ければ天に勝つ

人の勢いが盛んな時には一時的には天理に勝つことができるということ

人食い馬にも合い口

どんな人間であっても気があう人がいるということ

人屑と縄屑は余らぬ

人はその人に応じて適した仕事があるものだから余ることはないということのたとえ

一口物に頬焼く

ちょっとしたことを侮って失敗することのたとえ

人肥えたるが故に貴(たっと)からず

人間の価値は外見ではなく中身によって決まるということ

人こそ人の鏡

他人の言動は自分の良い手本に生るということ

人事(ひとごと)言わば筵(むしろ)敷け

噂話をすると当人が現れることがよくあるので、噂の人物を座らせる準備をしたほうが良いということ

人盛んにして神祟らず

運が好調の時は、神でも止めることができないということ

人筋縄ではいかぬ

通常の手段では思うようにならないということのたとえ

一つ余って大津へ戻る

ものごとの限度を超えるのは足りないのと同じように良くないということ

一つ事は同じ事

言い方を変えてみても、示しているのは同じことだということ

人と入れ物は有り次第

人と物は手近なものを適当に使えば良いということ

人通りに草生えず

人で賑わう場所には草など生えたりしないということ

一時違えば三里の遅れ

すこしおくれると、たちまち人と差がつくので気をつけよということ

人と屏風は直には立たず

人は正しい道理だけでは世の中を渡っていけないということ

人に高下無し心に高下有り

人の価値は心の持ち方によって決まるというkと

人に七癖 我が身に八癖

誰にでも癖があるということ

人には飽かぬが病に飽く

病人に飽きたわのではないが、病気に飽きたということ
看病する生活に苦しめられているということ

人には添うてみよ馬には乗ってみよ

人の善し悪しは一緒に生活してみなければ分からないということ

人に一癖

どんな人間にも癖はあるものだということ

人の意見は四十まで

四十歳を過ぎた人間に意見しても意味が無いことだということ

人の痛いのは三年でも辛抱する

他人の苦痛は同情もしないでずっと見ていられるということ

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し

人生は苦しく長いものだから一歩一歩着実に歩まなければならないということ

人の一寸 我が一尺

他人の欠点は僅かなことでも気になるが、自分の欠点は大きいものでも気が付かないということ

人の初言は咎めぬもの

恋に落ちた人の言葉は間違った所があったとしてもとがめたりはしないものだということ

人の生まるるや憂いとともに生まる

人は生まれた時から心配事を抱え、一生心配事の連続だということ

人の噂は倍になる

うわさ話はおおげさに伝わり広まるということ

人の噂も七十五日

どんな噂も長くは続かないということ

人の口に戸は立てられぬ

世間の噂は防ぎようがないということ

人の苦楽は壁一重

他人の苦しみや喜びはどんなことであっても他人ごとにしか感じられないということ

人の車に乗る者は人の患えに載る

他人の恩恵を受けると、その人の悩みも引き受けなければならなくなるということ

人の心は九分十分

人間の考えることはみんな似たようなもので大差はないということ

人の子の死んだより我が子の転けた

よそのことよりも自分のことが大事であるということのたとえ

人の牛蒡で法事する

他人に便乗して用事を済ますことのたとえ

人の宝を数える

自分の利益にならない無駄なことをするたとえ

人の七難より我が十難

他人の欠点は小さな事でも気になる!が自分の欠点は大きな事でも気が付かないということ

人の十難より我が一難

他人におこった大難は何も感じないが、自分に起こった小さな災難は大問題に感じられるということ

人の疝気を頭痛に病む

自分に関係無いことに余計な心配をするということ

人の空言は我が空言

他人の言葉を受け売りでしゃべるものではないということ

人の宝を数える

何も役に立たないことのたとえ

人の頼まぬ経を読む

余計なことをすることのたとえ

人の情けは世にある時

世間の人が好意をもつのは羽振りが良い時だけで落ち目になると見捨てられるということ

人の女房と枯れ木の枝振り

良い悪いを言うべきではないことのたとえ

人の蠅を追うより自分の頭の蠅を追え

他人の世話をする前にまず自分のことをしろということ

人の鼻息を仰ぐ

他人の機嫌を伺うこと

人のふり見て我がふり直せ

他人の言動を参考に自分の言動を直せということ

人の褌で相撲を取る

他人の物を使って自分の用をたすことのたとえ

人の将に死なんとする、その言や善し

どんな人であっても死に際の言葉は純粋であるということ

人の物より自分のもの

どんなにい素晴らしいものでも他人の物ならば、みすぼらしくても自分のもののほうが良いということ

人は石垣 人は城

人は国を守る城や石垣のようなもので大事なものだということ

人は一代 名は末代

人は死ねば消え去るが、名前は後世まで残るということ

人は落ち目が大事

落ち目になった時こそ大事なときで早く立ち直るように行動すべきだということ、また、落ち目になった人に対して手厚い援助を与えなければならないということ

人は陰が大事

人の見ていない所での行動が大事だということ

人は知れぬもの

人の本質は見かけだけでは分からないということ、また、人がどのように変わるかは分からないということ

人は足るを知らざるを苦しむ

欲望に限界がなく、満足するのに限界がないので苦しむということ

人はパンのみにて生くるにあらず

人は食べ物だけで生きているのでなく、精神的な充実を図っていきていくものだということ

人は見かけによらぬもの

人の能力は外見からは判断できないということ

人は見目(みめ)よりただ心

人は外見の美しさより内面のほうが重要であるということ

人は病の器

人は病気にかかりやすいものだということ

一人口は食えぬが二人口は食える

一人暮らしでは生活できないが、夫婦二人ならなんとかなるということ

独り自慢の褒め手なし

だれも褒めてくれないので独りで自慢するということ

一人娘と春の日はくれそうでくれぬ

一人娘は親がかわいがってなかなか嫁にくれないし、春の太陽はなかなか沈まないということ

人を射んと欲すれば先ず馬を射よ

相手を攻めるのには相手の頼りとしているものを攻めたほうが良いということ

人を怨むより身を怨め

他人を恨めしく思う前に自分の不甲斐なさを反省しろということ

人を思うは身を思う、人を恨むは身を憎む

人を思いやるのは自分のためで、人を苦しめるのは自分を苦しめることになるということ

人を謗(そし)るは鴨の味

人の悪口をいう事は極楽であるということ

人を叩いた夜は寝られぬ

加害者は良心の呵責で被害者よりも苦しいということ

人を恃(たの)むは自ら頼むに如かず

他人を当てにするよりは自分を頼みとして努力したほうが良いということ

人を使うは苦を使う

上にたって人を使う立場には様々な苦労があるということ

人を使うは使わるる

人を使うことは気苦労が多く、逆に使われているようなものだということ

人を呪わば穴二つ

人に害を与えれば、自分も害を受けるということ

人を見たら泥棒と思え

他人は信用出来ないものだから警戒しなさいということ

人を見て法を説け

人の性質をよく見てそれに適した方法で話をせよということ

人を以て鑑となす

他人の言動を見て自分の手本とするということ

人を以て言を廃せず

つまらない人の言った言葉でも内容が優れていれば聞き入れるべきだということ

脾肉(ひにく)の嘆

功名を立てる機会がなく時がすぎることを嘆くこと

火に油を注ぐ

勢いのあるものにさらに勢いを強くすること

火の無い所に煙は立たぬ

噂が立つのは何かしらの事実があるものだということ

火は火で治まる

悪を防ぐのに悪を用いることのたとえ

火は火元から騒ぎ出す

事件が起こったときに一番最初に騒ぐ人が当事者であることが多いということ

雲雀(ひばり)の口に鳴子

ぺらぺらよくしゃべることのたとえ

火蓋を切る

闘いを始めることのたとえ

暇ほど毒なものはない

つまらない人は暇をもてあますと事件を起こしてしまうということ

美味も喉三寸

どんなおいしいものであっても喉を通ってしまえば、どれも同じものだということ

眉目(びもく)秀麗

容貌が極めて美しいということ

火元は七代祟る

火事の火元になると長く恨まれるということ

百害あって一利なし

害ばかりでいいことはひとつもないということ

百菊作るに因って花変ず

数多くのものができるとその中には変わったものも出てくるということ

百芸は一芸の精(くわ)しきに如かず

いろいろなことが出来ることよりも一つのことに精通している方が役に立つものだということ

百尺竿頭(かんとう)一歩を進む

頂上に到達してもさらに向上しようと考えることのたとえ

百丈の木に登って一丈の枝より落つる

緊張を説いたときに危険が潜んでいるということ

百姓の泣き言と医者の手柄話

百姓の泣き言と医者の手柄話はどちらもお決まりの話で口癖のようなものだということ

百姓百層倍

農民の仕事はまいた種が百倍ほどの収穫をもたらすものだということ

百戦百勝は善の善なる者にあらず

百戦百勝するよりは戦わずして勝つことが一番であるということ

百戦錬磨

多くの経験をしているということ

百日の説法屁一つ

長い間の労が無駄になることのたとえ

百年河清を俟(ま)つ

どんなに待っても無駄だということ

百聞は一見に如かず

百回聞くよりも一回見たほうが確実に分かるということ

百里来た道は百里帰る

自分が行動したことにはそれ相応の報いがあるということ

百里を行く者は九十を半ばとす

ものごとは終盤になると失敗が多くなりがちなので、最後まで集中せよということ

冷や酒と親の意見は後薬

親の意見は後になって思い当たるものだということ

百花斉放

いろいろな花が一斉に咲き開くこと

百家争鳴

いろいろな立場の人が自由に議論すること

百花繚乱

いろいろな花が咲き乱れること、また、優れた業績が一時期に沢山現れること

百鬼夜行

多くの人間が奇怪な行動をする様子のこと、また、悪人が堂々と闊歩すること

百発百中

発射した弾が全て当たること、また、予想や計画が全て当たること

氷山の一角

全体像が分からない状態でごく一部分だけが明らかになっているということ

氷炭相容れず

性質が全く正反対で一致しないこと

瓢箪から駒

思いがけないところから思いがけないものが出るということのたとえ

瓢箪で鯰を押さえる

掴みどころがなく要領を得ないことのたとえ

瓢箪に釣り鐘

比べものにならないことのたとえ

瓢箪の川流れ

浮かれていて落ちつかない様子のたとえ

比翼連理

男女の仲がとても良く、深い契りを結ぶことのたとえ

火を避けて水に陥る

災難を避けたらまたすぐに災難に遭うこと

火を見たら火事と思え

用心に用心を重ねて警戒することのたとえ

火を以て火を救う

害をなくそうといてかえって大きくしてしまうこと

ピンからキリまで

最初から最後まで、また、最高級なものから再下等のものまでということ

牝鶏(ひんけい)晨(あした)す

女性が権勢を振るうたとえ

品行方正

心や行いが正しい様子のこと

貧者の一灯

心のこもった貧者のわずかな寄進のほうが、金持ちの多額の寄進より価値があるということ

貧すれば鈍する

貧しくなるとゆとりがなくなり頭まで鈍るようになってしまうということ

貧にして楽しむ

貧乏であってもそれ相応の楽しみはあるということ

貧の盗みに恋の歌

必要に迫られるとなんでもするようになるということ

貧乏難儀は時の回り

貧乏や苦労はめぐり合わせだから悲観するようなことではないとうこと

貧乏人の子沢山

貧乏な人間ほどこどもが多いということ

貧乏は達者の基

貧乏な人はよく働くので病気をしないということ

貧乏暇無し

貧乏な人は生活に追われていて自由な時間がすくないということ

貧ほど悲しき事はなし

悲しいことはたくさんあるが、その中でも貧乏が一番悲しいものだということ

布衣の交わり

財産や地位を関係としない交際のこと

風雲急を告げる

今にも大変動が起きそうな状態のこと

風雲に乗じる

乱世の世の中に乗じて活躍すること

風雲の志

立身出世しようとする志のこと

富貴天に在り

富や地位は運がなければ手に入らないということ

富貴には他人集まり、貧賎には親戚も離る

富や地位のある人のところには他人さえ集まってくるが、貧者には親戚さえ近づかないということ

風光明媚

自然の景色が清らかで美しいということ

風餐露宿

風に晒されながら食事をして露にぬれて野宿すること

風樹の歎

親に孝行しようとしたときには親が死んでいるという嘆きのこと

風声鶴唳

僅かなことにも驚き恐れる様子のたとえ

風前の灯火

危機が迫っていて今にも滅びそうな様子のたとえ

風俗壊乱

社会の良い風俗を破壊して混乱させること

風馬牛も相及ばず

慕い合っている者どうしが会えないことのたとえ、また、お互いに無関係であることのたとえ

夫婦喧嘩を犬も食わぬ

夫婦喧嘩は犬でさえ気に止めないということ。夫婦喧嘩は些細なことで起こるから他人が心配するようなことではないということ

夫婦喧嘩は寝て直る

夫婦喧嘩は一緒に寝れば仲直りするものだということ

夫婦喧嘩は貧乏の種まき

しょっちゅう夫婦喧嘩しているような家庭は、貧乏になるものだということ

夫婦喧嘩もないから起こる

貧しいとしないでもよい夫婦喧嘩もしてしまうということ

夫婦は合わせ物 離れ物

夫婦はもともと他人が一緒になったのだから別れることは不思議ではないということ

夫婦は二世

夫婦の縁はこの世だけでなく来世までつながっていくっものだということ

夫婦別あり

夫婦の親しい間柄であっても礼儀や遠慮などはあるべきだということ

風流韻事

自然に親しんで、詩歌を作って遊ぶこと

風流は寒いもの

雪見などの風流な遊びは、風流を理解していない人には寒いだけということ

武運長久

戦いにおける良い運が長く続くこと

笛吹けども踊らず

人を誘っているのに、それに応じないで動かない様子のこと

深い川は静かに流れる

思慮深い人は冷静に行動することのたとえ

俯仰(ふぎょう)天地に愧じず

自分の行動にやましい所がないということ

吹く風 枝を鳴らさず

世の中が平和である様子のたとえ

河豚食う馬鹿に食わぬ馬鹿

毒のあるふぐを食べるのは愚かだが、おいしいふぐを食べずに過ごすのも愚かだということ

複雑怪奇

複雑でわかりにくく不思議な様子のこと

複雑多岐

いろいろ事情が入り組んでいてわかりにくいこと

覆車の戒め

前の人の失敗を教訓にして同じ失敗をしないようにすること

覆水盆に返らず

一度してしまったことは取り返しが付かないということのたとえ

不倶戴天

共存できない間柄のこと

福徳円満

幸福や財産に恵まれていて満ちあふれているようすのこと

河豚にも中(あた)れば鯛にも中(あた)る

運が悪い時には安全なものでも災難に遭うことがあるということ

河豚は食いたし 命は惜しし

快楽は得たいが、危険があってためらうことのたとえ

不言実行

黙ってするべきことを実行すること

巫山の夢

男女が夢の中で情を交わすこと

無事息災

病気や災いの心配がなく平穏に暮らすこと

武士に二言はない

武士は一回言ったことを取り消したりはしないということ

武士の商法

不慣れな商売に手を出して失敗することのたとえ

武士は相身互い

相手を思いやって助けあわねばならない間柄のこと

武士は食わねど高楊枝

貧しくても誇りを持って生活することのたとえ

不惜身命

命を捧げるのに惜しみないということ

夫唱婦随

夫婦の仲が非常に良いということ

無精者の一時働き

普段から怠けている人が働いてみても長くは続かないだろうということ

無精者の隣働き

自分の家の事はしない無精者が隣の家のことでは余計な働きをすること

負薪の憂い

自分の病気を謙遜して言う言葉

布施ない経に袈裟を落とす

報酬が少ないといい加減な仕事をするということのたとえ

不即不離

二つのものの関係が近づきすぎず離れすぎない状態のこと

不足奉公は双方の損

奉公人が不満をもって奉公するのは奉公人だけでなく使用人も仕事がはかどらなくなったりして損だということ

豚に真珠

値打ちの分からないものに貴重なものをやっても無意味なことだということ

豚に念仏

相手のことを思って言い聞かせても無駄だということのたとえ

豚もおだてりゃ木に登る

おだてられると、気を良くして普段はしないようなことでもしてしまうということのたとえ

二股膏薬

都合次第であちらについたりこちらについたりする様子のこと

二人は伴侶、三人は仲間割れ

二人なら仲良くなれるが、三人なら分裂してしまうということ

釜中の魚

死が迫っているということのたとえ

不撓不屈

強い意志でどんな困難にも負けない様子のこと

不得要領

肝心な所が分からないということ

船盗人を徒歩で追う

方法が間違っていることのたとえ

鮒の仲間には鮒が王

つまらない者の集まりではつまらないものが頭領となるということ

舟に刻みて剣を求む

時勢が変わっているのに旧習を守る愚かしさのたとえ

船は船頭に任せよ

その道の専門家に任せるのが良いということ

船は帆でもつ 帆は船でもつ

互いに助け合っていくとうまくいくということのたとえ

船は帆任せ 帆は風任せ

成り行きに任せることのたとえ

不偏不党

偏ることなく中立の立場をとること

父母の恩は山よりも高く海よりも深し

両親から受けた恩は何よりも大きいものだということ

冬編笠に夏頭巾

反対のことのたとえ

冬来たりなば春遠からじ

つらい時期を抜ければ幸せの時期が来るということ

冬の雪売り

いくらでもあるものを売っても買い手はいないということのたとえ

武陵桃源

俗世間から離れた理想郷のこと

振られて帰る果報者

遊女に振られるような者は身を持ち崩すことが亡いのでかえって良いことだということ

降りかかる火の粉は払わねばならぬ

害が及びそうなときは積極的に防ぐようにしなければならないということ

ブルータス、お前もか

信頼していた人に裏切られた時の言葉

古川に水絶えず

もとがしっかりしているものは衰えたとしても滅亡しないということのたとえ

古傷は痛み易い

昔の悪事は忘れられずいつまでもたたるものだということ

古木に手をかくるな、若木に腰をかくるな

将来性のないものにはかかわらないのが良く、将来性のあるものには抑えつけるようなことはしてはならないということ

故きを温ねて新しきを知る

昔の知識や学んだことを再度よく吟味して、新しい知識を発見するということ

降れば土砂降り

不運なことが連続することのたとえ

付和雷同

自分の主張を持たずに他人の意見に同調すること

刎頸の交わり

生死をともにするような親しい間柄のこと

粉骨砕身

力のかぎり全力で働くこと

焚書坑儒

言論や思想などを弾圧すること

文人墨客

詩文や書画などにたずさわる人のこと

糞土の牆はぬるべからず

志を持ってないような人物を教育しても甲斐がないということ

文は人なり

文章はその人柄を表すものだということ

分別過ぐれば愚に返る

物事を考えすぎるとかえって失敗するものだということ

平家滅ぼすは平家

自分で自分を破滅させる自業自得のたとえ

弊衣破帽

破れてぼろぼろの衣服や帽子のこと

平穏無事

変わったことがなく穏やかな様子のこと

兵貴神速

戦争では兵は迅速さが必要なように、何事も速やかであることが大事だということ

閉戸先生

勉強のために家に閉じこもって他人と付きあおうとしない人のこと

平身低頭

ひたすら謝る様子のこと

平談俗語

普段使うごくふつうの言葉のこと

平地に波瀾を起こす

平和に収まっているときにわざわざ問題を起こすこと

丙丁に付す

焼き捨てること

兵強ければ則ち滅ぶ

兵が強力だと油断して破れる原因になるものだということ

兵は神速を貴ぶ

戦争では兵は迅速さが必要なように、何事も速やかであることが大事だということ

平平凡凡

ごくありふれている様子のこと

へそが茶を沸かす

おかしくてたまらないことのたとえ

下手があるので上手が知れる

下手な人間がいるから上手な人間の上手さが引き立つということ

下手がかえって上手

下手なので丁寧に仕事をすることに因って立派な仕上がりになるということ

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

何回もやれば偶然も起こるということ

下手の射る矢

無茶苦茶な人間はどうするかがわからないので恐ろしいということ

下手の考え 休むに似たり

良い考えが出ないのに考えているのは休んでるのと同じ事だということ

下手の道具調べ

下手な人間に限って道具にこだわるものだということ

下手の長談義

話の下手な人に限って話が長くて迷惑であるということ

下手の真ん中 上手の縁矢

ものごとははずみで意外な結果になることがあるということ

下手の横好き

へたなくせに好きでたまらないということ

屁と火事は元から騒ぐ

最初に騒ぐ人が犯人であることが多いということ

蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる

一度ひどい目にあうと似たものすべてが恐ろしく思えるようになるということ

蛇に見込まれた蛙

怖いものの前てすくんで動くことができない様子のたとえ

蛇の生殺しは人を噛む

ものごとを中途半端にしておくと恨みを買い後に災難を招くということ

減らぬものなら金百両、死なぬものなら子は一人

何事も起こらないなら必要以上のものはいらないということ

屁を放って尻を窄める

失敗をした後に取り繕うことのたとえ

弁慶に薙刀

十分強いものがさらに強くなることのたとえ

弁慶の立ち往生

進退きわまってどうにもならない状態になること

弁慶の泣き所

どんなものにでもある弱点のたとえ

変幻自在

思うように姿を変えて現れたり消えたりも自由自在な様子

ペンは剣よりも強し

言論の力は武力よりも強力であるということ

辺幅を修飾する

うわべを飾り見栄を張ること

法あっての寺 寺あっての法

互いに持ちつ持たれつの関係にあることのたとえ

法界悋気

自分に関係無いことに嫉妬すること

放歌高吟

あたりかまわず大きな声で詩歌を吟じること

判官(ほうがん)贔屓

不遇なものに肩入れすること

忘形の交わり

隔たりのない交わりのこと

暴虎馮河(ぼうこひょうが)の勇

無謀で馬鹿馬鹿しい勇気のたとえ

法師の戦話

似合わないことのたとえ

傍若無人

他人を無視して勝手な言動をする様子のこと

坊主捨ておけ 医者大事

急病の時は医者を呼ぶのが大事だということ

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

相手を憎むとその関係するものすべてが憎くなるということ

坊主の花簪

持っていても使い道がないもののたとえ

坊主丸儲け

元手がなしに儲かったときに使う言葉

茫然自失

あっけにとられて、我を忘れること

蓬頭垢面

乱れた髪とあかで汚れた顔のこと

放蕩無頼

勝手に振舞って無法であるということ

忘年の交わり

身分を越えた親しい交わりのこと

抱腹絶倒

ひっくり返るほど大笑いすること

棒ほど願って針ほど叶う

願い事は大きいものだが、実現するのは小さいわずかなことだということ

報本反始

祖先の恩に報いること

忘憂の物

お酒のこと

亡羊の嘆

学問の道が多方面に広がってるために真理をつかみにくいということ

暴を以て暴に易う

暴力を取り除くのに暴力を使うこと

吠える犬は噛みつかぬ

威張ったりするものに限って実力がないということのたとえ

木石に非ず

人間であるから感情があるのは当然だということ

北芒の塵

死んで塵となるということ

星を戴いて出で、星を戴いて帰る

早朝から深夜まで仕事に励むということ

臍(ほぞ)を噛む

後悔すること

ぽつぽつ三年 波八年

日本画の修行には時間がかかるということ

仏千人 神千人

世の中には仏や神のような人がたくさんいるということ

仏作って魂入れず

ものごとはほぼ完成しているのだが重要な点が抜け落ちているということ

仏の顔も三度

温厚な人でもひどい事を三度もすれば怒るということ

仏の光より金の光

仏の教えよりも金の力のほうが魅力的に感じられてしまうということ

仏もなき堂へ参る

無駄な努力をすることのたとえ

骨折り損の草臥(くたび)れ儲け

苦労だけでなんの利益にもならないということ

誉(ほま)れは毀(そし)りの基

人の賞賛を得ることは非難される原因にもなるということ

褒め手千人 悪口万人

世の中はほめる人よりもけなす人のほうが数多くいるということ

褒めらるる身の持ちにくさ

一度世間にほめられるようになると、その評判に応え続けるのは難しいということ

褒める人には油断するな

お世辞を使って近づいてくるような人には油断してはいけないということ

洞ヶ峠(ほらがとうげ)を決め込む

態度を保留していつでも形勢の良い方に付けるようにしておくこと

法螺(ほら)と喇叭(らっぱ)は大きく吹け

どうせホラを吹くなら大きい方が良いということ

蒲柳の質

病気になりやすい体質のたとえ

惚れたが因果

惚れて苦労するのはやむを得ないことだということ

惚れた腫れたは当座のうち

恋はそれほど長くは続かないものだということ

惚れた病に薬なし

恋わずらいは病気でないので治す薬はないということ

惚れた欲目

惚れてしまうと、欠点は見えずに良いところばかりみえてしまうということ

惚れて通えば千里も一里

惚れた相手の人のところに行くには千里であっても遠くないということ

盆と正月が一緒に来たよう

非常に忙しいということ、また、嬉しいことが重なるということのたとえ

煩悩の犬は追えども去らず

煩悩はいくら追い払おうとしてもなくすことはできないということ

本末転倒

根本で重要なこととささいなことを取り違えること

盆を戴きて天を望む

二つのことを同時に実現するのは不可能であるということ

前急ぎは後急ぎ

先へ急ぎすぎると失敗して遅くなるということ

前を踏み後ろにつまずく

進むことも下がることもできないということのたとえ

蒔かぬ種は生えぬ

結果には必ず原因があるということ

曲がらねば世が渡られぬ

世渡りのためには意思を曲げて習慣に従わなければならないということ

曲がれる枝には曲がれる影あり

悪い結果は悪い原因があるからおこるということ

枕を高くして寝る

まったく心配がないようすのこと

負けるが勝ち

一時的に負けても大局的に勝ちを得ているということ

孫飼わんより犬の子飼え

孫から孝養を受けることは少ないので犬でも飼ったほうが良いということ

馬子にも衣装

だれでも身なりを整えれば立派に見えるということのたとえ

孫は子より可愛い

孫は子供より可愛いと思えるということ

まさかの時の友こそ真の友

苦しい時でも友達でいてくれる人こそ本当の友達ということ

交わり絶ゆとも悪声を出さず

交際を絶った後でも悪口を言わないということ

升で量って箕でこぼす

少しずつ苦労して貯めたものを、無駄に使ってしまうことのたとえ

待たぬ月日は経ち易い

気にして待っている日はなかなかこないが、気にしないでいるといつの間にか月日が過ぎ去ってしまうということ

まだ早いが遅くなる

「まだ早い」は油断していると「もう遅い」になりがちなので注意が必要だということ

待たるるとも待つ身になるな

人を待つのは嫌なものなので待つ立場にならないほうがよいということ

松かさより年かさ

年長のものは判断が的確であるということ

待つが花

期待して待っている間が一番楽しいということ

松の木柱も三年

どんなものでも当座のしのぎには足りるということ

待つ身より待たるる身

人を待つのもつらいものだが、人をまたせている人のほうがよりつらいものだということ

祭りより前の日

祭り当日より前日のほうが楽しいということ

待てば海路の日和あり

今はうまく行かなくても待っていれば幸運がやってくるということのたとえ

待てば甘露の日和あり

待っていれば良い機会がやってくるということのたとえ

俎板(まないた)の鯉

死を待つばかりの運命のたとえ

学びて思わざれば則ち罔し

知識を詰め込むだけで、自分の頭で考えないと真理に到達できないということ

学びて時にこれを習う亦説ばしからずや

勉強したいことを機会があるたびに復習すれば理解が深まる。これは喜ばしいことではないか、ということ

学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖も亦学ぶ能わず

暇がなくて勉強できないと言う人は暇があっても勉強しないということ

学ぶ者は牛毛の如く成る者は麟角の如し

学問を学ぶものはたくさんいるが学問を成し遂げるものは極僅かということ

磨斧作針

どんなむずかしいことでも忍耐強く我慢すれば、成し遂げることが出来るということ

豆を煮るにその豆殻を焚く

仲間同士が争うことのたとえ

眉に唾をつける

騙されないように用心すること

眉に火がつく

一刻も猶予がない危機が迫っていることのたとえ

眉を伸ぶ

心配事がなくなってほっとすること

丸い卵も切りよで四角

ものごとのやり方次第で平穏にも不穏にもなるということ

丸くても一角あれや人心

性格が丸いのは良いが、それだけでなくしっかりした一面もなければならないということ

真綿で首を絞めるよう

じわじわと傷めつけることのたとえ

真綿に針を包む

表面は柔和そうだが、悪意を隠していることのたとえ

漫言放語

口からでまかせに勝手なことを言い散らすこと

万劫末代

遠い先の世までということ

満城風雨

町中全体に風雨が降ること、また、転じて噂が町に広がって世間が騒ぎ出すこと

満身創痍

体中傷だらけの様子のこと

慢心鼻を弾かる

高慢な態度をしていると大恥をかくことになるということ

満目蕭条(まんもくしょうじょう)

見渡す限りもの寂しい様子のこと

ミイラ取りがミイラになる

説得しようとした人が相手に同調してしまうということのたとえ

見栄張るより頬張れ

世間体を気にするより実利を得たほうが良いということ

見かけばかりの空大名

うわべは立派であるが内情はくるしいことのたとえ

味方 見苦し

味方に贔屓するのはみっともないことだということ

身から出た錆

自分の行動の結果として災いに遭うこと

右と言えば左

人の言うことにいちいち逆らうこと

右の耳から左の耳

何を聞いても忘れてしまう様子のたとえ、また、何も聞いてない様子のたとえ

見ざる 聞かざる 言わざる

人の欠点や自分つ都合の悪いことは見ない、聞かない、言わないのが安全だということ

身知らずの口叩き

自分の分際もわきまえずに大口を叩くこと

水到りて渠(きょ)なる

学問を極めると自然に徳が完成するということのたとえ

自ら卑うすれば尚し

へりくだる人は他人から尊敬されて自然と尊くなるということ

水清ければ魚棲まず

あまりに清廉潔白すぎると人に親しまれないということ

水清ければ月宿る

心に汚れがなければ神仏が助けてくれるだろうということのたとえ

水心あれば魚心

相手が好意を見せればこちらも好意を見せる気になるということ

水と油

性格がまったくあわないことのたとえ

水に絵を描く

一生懸命にやってもすぐに消えてしまうことのたとえ

水の低きに流る

水が低い方へ流れるように、自然と物事が進んでいくということ

水は方円の器に従う

人はまわりの環境によってよくも悪くもなるということのたとえ

水を得た魚のよう

活躍の場を得て活き活きとしてる様子のたとえ

水を離れた魚

頼みを失い自由が効かないことのたとえ

味噌に入れた塩は他所へは行かぬ

他人のためにしたことは、必ず自分のためになるものだということのたとえ

味噌の味噌臭きは食われず

専門家ぶる人はその道に達しているとは言えないということのたとえ

味噌も糞も一緒くた

良いものも悪いものも混ぜられて区別がないことのたとえ

三度諌めて身退く

繰り返し君主を諌めても聞き入られないときは辞職するのが賢明だということ

三度肘を折って良医となる

苦労を重ねて経験を積んでこそ優れた人間になれるということ

道に遺ちたるを拾わず

道に金品が落ちていても拾うものがいないほど世の中が良く治まっているということのたとえ

三日天下

ごく短い間の権力や地位のこと

三日坊主

飽きっぽくて長続きしないこと

三日見ぬ間の桜かな

世の中の移り変わりが激しいことのたとえ

三つ子に剃刀

とても危険なことのたとえ

三つ子に花

大切な物を相応しくない人物に預け、安心できないということ

三つ子の魂百まで

幼い頃の性格は年をとっても変わらないということ

三つ叱って五つほめ七つ教えて子は育つ

子供は少し叱って、褒めて教えて育てたほうが良いということ

見つめる鍋は煮立たない

待つ時間はとても長く感じられるものだということのたとえ

見ての極楽住んでの地獄

外から見たものと実際の経験とは大違いであるということ

源清ければ流れ清し

上のものが正しい行いをすれば下のものも同じように正しい行いをするものだということのたとえ

身に過ぎた果報は禍の元

身分不相応の幸福は将来災いを招くものだということ

見ぬが花

想像して期待しているうちが一番楽しいということ

見ぬ京の物語

実際には見ていないものを見てきたかのように話すことのたとえ

見ぬ事清し

見なければ汚いものでも気にせずにいられるということ

実の生る木は花から知れる

優れた人物は若いうちから違うものだということのたとえ

実る稲田は頭垂る

人間は人格が出来るに連れて謙虚な振る舞いが出来るようにならなければならないということ

実るほど頭の下がる稲穂かな

立派な徳を持っている人ほど謙虚に振る舞うということ

身は一代名は末代

身は一代のみで滅びるものだが、名声はいつまでも残るものだということ

身二つになる

こどもを産むということ

身ほど可愛いものはない

我が身ほど大事なものは他にはないということ

耳が遠い

耳がよく聞こえないということ

耳が早い

情報や噂話を聞きつけるのが早いこと

耳に胼胝(たこ)が出来る

何度も同じ事を聞かされることのたとえ

耳に挟む

偶然聞く、少し聞くということ

耳を洗う

世俗的なものを避け清廉に保つことのたとえ

耳を疑う

思いがけないことを聞いて聞き間違いかと思うということ

耳を掩(おお)いて鐘を盗む

良心に背くことをしながらそのことを考えないようにすること

耳を傾ける

注意して聞くということ

耳を信じて目を疑う

人から聞いたことは信じるが、自分で見たものは信じないということ

耳を欹(そばた)てる

聞こうとして集中すること

耳を揃える

金額を不足なく用意すること

耳を貴び目を賤しむ

遠くのものをありがたがり、近くのものを軽んじることのたとえ

見目は果報の基

顔が美しいことがしあわせの基になるということ

見目より心

人は外見よりも心の美しさが重要だということ

身も蓋も無い

表現が露骨で風情がなくどうしようもないということ

名詮自性

名はそのものの本性をあらわすということ

妙手回春

腕のよい医師の力により病気から回復すること

名聞利養

名誉欲と財産欲のこと

未来永劫

非常に長い年月、永遠ということ

見ると聞くとは大違い

話と実際とで大きな違いがあるということ

見るは法楽

良いものを見るのは楽しみであるということ

未練未酌

同情したりすること

身を固める

結婚して家庭をもつこと、また、身なりを整えること

身を削る

大変な苦労をしたり、心を痛めたりすること

身を焦がす

恋の感情に悶え苦しむこと

身を粉にする

労力を惜しまず一心に努力すること

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

自分の身を犠牲にする覚悟があってこそ、活路を見出し物事を成就できるものだということ

身を立てる

立身出世すること、また、生計を立てること

身を持ち崩す

生活がだらしなくなるということ

皆で渡れば怖くない

不正や間違ったことも大勢がやっていれば平気で実行できるものだということ

六日の菖蒲 十日の菊

時機に遅れていて間に合わないことのたとえ

無為徒食

ただ無駄に時間を費やすこと

無為の治

為政者がなにか手段を講じなくても自然と世の中がよく収まっていること

無為無策

何も対策がなく計画が何も無いということ

昔から言うことに嘘はない

昔から言われてきた格言などはどれも真理であるものだということ

昔千里も今一里

かつて優れていた人も年をとると凡人にも劣ってしまうものだということ

昔年寄りに弱いものなし

年寄りの昔話の中では若い時に弱かったものはいないことになっていて、そういったことをからかう言葉

昔とった杵柄

昔習得した腕前のこと

昔の剣(つるぎ) 今は菜刀(ながたな)

昔優秀だったものが、今では役に立たなくなっていることのたとえ、また、昔のものより今の役に立つもののほうがよいということ

昔は今の鏡

昔に起こったことは現在の手本になるということ

昔は昔 今は今

昔は今と状況が違うので、昔のことをそのまま今に当てはめられるとは限らないということ

無我夢中

あることに心が奪われて我を忘れてしまう様子のこと

麦と姑は踏むが良い

姑に対しては下手にばかり出てないでたまには抵抗したほうが良いということ

無芸大食

ご飯を沢山食べること以外に何も芸がないということ

夢幻泡影

人生は儚いものだということのたとえ

婿取り天井なし

娘の婿の家格が高くても高すぎることはないということ

虫がいい

自分勝手であるということ

虫が知らせる

予感がするということ

虫が好かない

なんとなく気に入らないということ

虫が付く

害虫が付くこと、また、女性に愛人ができること

矛盾

二つのことがくいちがっていて、つじつまが合わないこと

矛盾撞着

二つのことがくいちがっていて、つじつまが合わないこと

無常迅速

人の世の移り変わりがきわめて速いこと

無常の風は時を選ばず

人はいつ死ぬか分からないものだということ

娘三人あれば身代が潰れる

女の子が三人いると嫁入り支度で財産がなくなるほど、結婚費用がかかるということ

娘でも嫁と名が付きゃ憎うなる

姑が嫁を嫌うのは理不尽な理由だということ

娘に甘いは親父の習い

父親は娘に対して甘いものだということ

娘一人に婿八人

一つのことに希望者が多すぎることのたとえ

娘を見るより母を見よ

本人を見るよりも母親を見れば娘の人柄もわかるということ

無知蒙昧

知恵がなくて愚かな様子のこと

棟折れて垂木崩る

上にあるものが衰えると下のものも駄目になるということのたとえ

胸が裂ける

悲しみや憎しみで苦痛を感じている様子のこと

胸がすく

心が晴れやかになる様子のこと

胸が潰れる

ひどくびっくりしたり悲しんだりすること

胸が塞がる

不安で胸がつまるように感じるということ

胸に一物

たくらみごとを抱くこと、また、わだかまりがあるということ

胸に迫る

感動するということ

胸に畳む

心のなかにしまっておくこと

胸を躍らせる

喜びで心をワクワクさせるということ

胸を撫で下ろす

安心するということ

無念無想

無我の境地に入ること、また、しっかりした考えがないということ

無病息災

健康であるということ

無味乾燥

何も面白みがないということ

無明長夜

煩悩で悟りが開けない状態のこと

無用の長物

あっても役に立つどころか邪魔になるもののこと

無用の用

無用に見えるものが大切な役割をしているということ

無欲恬淡

欲がなくものに執着しない様子のこと

無理往生

強引に自分の意見を押し付けること

無理が通れば道理が引っ込む

道理からはずれたことが堂々と行われるようになると、正しいことが行われなくなるということ

無理も通れば道理になる

道理からはずれたことを押し通してしまえば、通用するようになってしまうということ

無理難題

実現不可能に思われる要求のこと

無理無体

相手を無視して強引にものごとを行う様子のこと

明鏡止水

澄みきった静かな心境のたとえ

名所に見所なし

名は必ずしも実を伴わないものだということ

名人は人を謗らず

道を極めた人は、人をとがめたりしないものだということ

明哲保身

聡明で道理に通じている人は危険を避け身を安全に保つということ

冥土の道に王はなし

死は誰でも平等に訪れるものだということ、また、死ねば現世の上下などは一切関係なくなるということ

命は天に在り

運命は天が決めるもので人間の力ではどうしようもないということ

名馬に癖あり

優れた才能を持つものは強い個性があるということ

名物に旨い物なし

名は必ずしも実を伴わないものだということ

明眸皓歯

美人のたとえのこと

明明白白

完全にはっきりしているということ

牝牛に腹突かれる

油断して不意打ちされることのたとえ

目が飛び出る

驚いたことのたとえ

目が回る

めまいがする様子、また、非常に忙しい様子のこと

目から鱗が落ちる

急にものごとが理解できるようになること

目から鼻に抜ける

ものごとを理解するのが素早いこと、また、やることがすばやいということ

目くじらを立てる

小さなことにムキになって怒ること

目糞 鼻糞を笑う

自分の欠点に気が付かずに他人の欠点を笑うこと

目白の押し合い

メジロが木に止まるときに並んで押し合うように、混み合っている様子。「目白押し」

目高も魚のうち

メダカも魚のように、つまらないものが優れたものの中に混じっていること

滅私奉公

私利私欲をすてて主人のために忠誠を尽くすこと

目に余る

ひどくて黙って見ていられないということ

目に目を 歯には歯を

与えられた害に対して同じ害を与えようということ

目に物見せる

ひどい目に合わせること

目の色を変える

何かに熱中する様子のこと

目の上の瘤

邪魔で目障りなもののたとえ

目の正月

普段は見られないもののを見て楽しい思いをすること

目の寄る所へは玉も寄る

同類が集まるということのたとえ

目は口ほどに物を言う

目の表情だけでも気持ちが伝わるものだということ

目は心の鏡

目を見ればその人の心の様子がわかるということ

目病み女に風邪引き男

目の病気を持っている女と風邪引いている男は色っぽいものだということ

目を掩うて雀を捕らう

事実を直視しないことのたとえ

目を掛ける

ひいきにすることのたとえ、また、注意して見入ることのたとえ

目を剥く

驚きや怒りで目を大きくすること

免許皆伝

師匠が弟子に奥義をすべて伝えること

面従腹背

うわべは従うふりをしておいて、内心では従わないこと

雌鳥歌えば家滅ぶ

妻が権勢を振るうような家はいずれ滅んでしまうということ

雌鳥勧めて雄鶏時を作る

夫が妻の意見に左右されることのたとえ

面壁九年

長い間努力を続けることのたとえ

面々の楊貴妃

人は自分の恋人や妻を楊貴妃のような美人と思っているということ

面目一新

世間の評判が一新して高い評価を得ること

面目躍如

評価にふさわしい活躍をしていきいきとしていること

盲亀の浮木

めったにないことにめぐりあうことのたとえ

妄言多謝

口からでまかせを言ったことを深くあやまること

猛虎伏草

英雄が世に隠れていることのたとえ、また、一時的に隠れていてもいずれ世にでるものだということ

孟母三遷の教え

こどもの教育には環境が大切であるということ

孟母断機

ものごとを途中でやめることを戒めた言葉

餅は餅屋

専門家に任せるのが一番であるということのたとえ

沐猴にして冠す

見かけは立派でも心は貧しく君主にはふさわしくないということ

持ったが病

持たなければ苦労しなかったものを持ったために苦労をするということ

持つべきものは子

一番持つべき価値があるものは子供だということ

本木に勝る末木なし

結局は最初のものが一番ということのたとえ

元の木阿弥

努力や苦労が無駄になることのたとえ

求めよ、さらば与えられん

熱心に求めれば必ず得ることが出来るということ

物言う花

美人のたとえ

物言えば唇寒し秋の風

余計なことを言うと災いを招くということ

物がなければ影ささず

原因がなければ結果は生じないということ

物盛んなれば則ち衰う

盛んなものはそのうち衰えるのが自然の理ということ

物には時節

物事をするには適した時機があるということ

物は言いなし 事は聞きなし

ものごとは言い方によって相手に与える感じがかわり、同じ言葉でも聞く人の心によって感じ方がかわるということ

物は言い残せ 菜は食い残せ

言葉と食事は控えめにしたほうが良いということ

物は言いよう

同じ事でも言い方によって印象がよくも悪くもなるということ

物は考えよう

考え方次第でよくも悪くもなるということ

物は祝いがら

縁起が良くなるように祝えば幸運が訪れるということ

物は相談

無理そうなことでも人に相談してみると案外と名案が浮かぶものだということ

物は試し

物事はやってみないと分からないから一度はやってみるものだということ

物見遊山

見物して遊ぶ歩くこと

物も言いようで角が立つ

言い方によって相手を傷つけることがあるということ

桃栗三年柿八年

何事にもそれなりの年数がかかるものだということ

股を刺して書を読む

熱心に勉強することのたとえ

貰い物に苦情

貪欲な様子を表した言葉

貰う物は夏も小袖

欲深いことのたとえ

両刃の剣

非常に役に立つが、害を与える危険もあることのたとえ

門前 雀羅を張る

訪問する人がいなくても門前が寂れている様子のこと

門外不出

厳重にしまって決して他人には見せたりしないこと

門前市を成す

名声を慕って出入りする人が多いことのたとえ

門前雀羅を張る

訪問する人がなくひっそりとしていることのたとえ

門前の小僧習わぬ経を読む

普段から接しているといつの間にか学んでしまっているということ

門に倚りて望む

母親が子供を案じる気持ちのこと

夜雨対床

兄弟や友人との関係がよく仲むつまじいことのたとえ

焼き餅焼くとも手を焼くな

ヤキモチを焼くのはいいが度が過ぎてはいけないということ

役者に年なし

役者はどんな年齢の役であっても演じるものだということ

薬石効なし

病人に対する治療が効かず手当のかいがないことのたとえ

薬石の言

薬のように身のためになる言葉のこと

薬石無効

病人に対する治療が効かず手当のかいがないことのたとえ

約法三章

ものごとを行う際に、事前に決めておく簡単な約束事のこと

薬籠中の物

いつでも自由に動かせる人のたとえ

焼け跡の釘拾い

大散財した後に節約することのたとえ

焼け石に水

対策しても効果がなく少しもよくならないことのたとえ

焼野の雉子夜の鶴

子を思う親心のたとえ

焼けた後は立つが死んだ後は立たぬ

火事にあっても家は再建できるが、死んでしまえばおしまいだということ

火傷 火に怖じる

一度失敗したせいでむやみに怖がることのたとえ

焼け木杭(ぼっくい)に火がつく

以前に関係があった人とは元の関係に戻りやすいということのたとえ

夜叉が嫁入り

容貌が悪いものが化粧した様子を馬鹿にした言葉

夜食過ぎての牡丹餅

ありがたみが薄いことのたとえ

夜深人静

夜が更けて人が寝静まりひっそりとする様子のこと

安い物と化け物はない

品質が良くて安いものはないということ

安かろう悪かろう

値段が安いものはそれだけ品質は良くないものだということ

安物買いの銭失い

安いものは品質が悪いから、買っても損することになるということ

痩せ腕にも骨

弱いものでも侮ってはいけないということのたとえ

痩せ馬に重荷

力量に合わない大任を負わせること

痩せ馬 鞭を恐れず

貧しいものは刑罰を恐れないので悪事を刑罰で抑えることができないということ

やせ我慢は貧から起こる

不自由を我慢するのは貧乏で仕方なくするもので望んで我慢する者はいないということ

柳に風

言われるがままに従って巧みに受け流す様子

柳に雪折れなし

柔軟なものはつらい試験にも耐えられるということ

柳の下にいつも泥鰌はいない

一度上手く言ったからといっていつも同じ方法でうまくいくとは限らないということ

やはり野に置け蓮華草

れんげは野に咲いてるから美しいもので、家に飾っても美しく感じられないものだということ

藪医者の手柄話

下手なものほど自慢話したがるということのたとえ

藪医者の病人選び

実力がないものほど仕事を選ぶということのたとえ

藪から棒

突然で思いがけないことのたとえ

藪の外でも若竹育つ

保護者がいなくても子供は育つものだということ

藪の中のうばら

交際する人間が悪い人間ならば、良い人間には育たないということ

破れても小袖

上質なものは痛んでもその良さを失わないものだということ

藪をつついて蛇を出す

余計なことをして思わぬ災いを受けるということ

病(やまい)膏肓(こうこう)に入る

不治の病にかかること、また、熱中して抜け出せなくなることのたとえ

病上手に死に下手

よく病気にかかる人はかえって丈夫な人より長生きするということ

病治りて医者忘る

困難なことが過ぎ去ると頼りにしていた人のありがたさを忘れるものだということ

病には勝たれぬ

どんなに強い人でも病気にはかなわないということ

病は癒ゆるに怠る

病が治りそうになると油断して再発させてしまうことが多いということ

病は口より入り禍は口より出づ

病は食べ物から起き、災いは言葉によって起きるということ

病は治るが癖は治らん

癖を治すことは非常に困難なことだということ

山高きが故に貴からず

見かけよりも中身が重要であるということのたとえ

山立ちは山で果てる

得意な能力を持つものはその能力のために身を滅ぼすことがあるということ

山に躓かずして垤に躓く

大きなことには注意をはらうので失敗しないが、ちいさなことには注意しないので失敗してしまうということ

山にはまぐり求む

方法が間違っているので目的が達成されることがないということ

山の芋 鰻になる

思いもよらないほど変化することのたとえ

山より大きな猪は出ぬ

誇張するのにも限度があるということ

闇から牛を引き出す

ものの区別がつかないことのたとえ

闇に鉄砲

当てずっぽうにものごとを行うことのたとえ

闇夜に烏 雪に鷺

区別がつかないことのたとえ

闇夜に提灯

頼りになるものにであることのたとえ

闇夜の錦

むだなことのたとえ

野無遺賢

賢い人間は官に任用されるもので野に賢い人間はいないはずだということ

病む身より見る目

病気になっている人よりも看病する人のほうが大変であるということ

病め医者 死ね坊主

自分のために他人の不幸を望むたとえ

夜郎自大

自分の力量を知らずに威張り散らすことのたとえ

八幡の八幡知らず

迷いこんで出口が見つからないことのたとえ

湯上りにはおじ坊主が惚れる

女性の湯上り姿はあでやかで心引かれるものだということ

唯我独尊

自分ほど偉い人はいないとうぬぼれること

唯一無二

このよでただひとつしかないということ

勇往邁進

困難をものともせず突き進むこと

憂患に生き安楽に死す

心配事がある時には緊張し生きるものだが、安楽になると死の災いを招くものだということ

有脚書厨

博学で知識が多彩な人のたとえ

雄材大略

とても優れた才能と計画のこと

勇将の下に弱卒なし

大将が強ければその部下も強いものだということ

有終の美を飾る

最後までやり遂げて立派な実績を残すこと

優柔不断

ぐずぐずして判断に迷いを生じること

勇将の下に弱卒無し

大将が優れていれば部下も優れた働きをするということ

優勝劣敗

優れたものが勝ち、劣ったものが負けるということ

融通無碍

考えや行動が自由である様子のこと

夕立は馬の背を分ける

夕立は局地的に降るものだということ

雄弁は銀 沈黙は金

雄弁するのも大事だが、沈黙しておいたほうが良い場合もあるということ

幽明 境を異にする

死に別れることのたとえ

夕焼けに鎌を研げ

夕焼けになったということは明日はきっと良い天気なので、草刈りなどの支度をしたほうがよいということ

悠悠緩緩

気長にゆったりとしている様子

悠悠自適

のんびりと思いのままに暮らすこと

幽霊の正体見たり 枯れ尾花

正体がわかると怖かったものが怖くなくなるということ

幽霊の浜風

元気のない様子のたとえ

往き大名の帰り乞食

旅行で行きにお金を使いすぎて帰りに乞食のような思いをすること

雪と墨

二つのことの違いが大きいことのたとえ

雪に白鷺

見分けることが難しいことのたとえ、また、目立たないことのたとえ

雪の明日は裸虫の洗濯

雪が降った翌日は暖かい日が多いので着るものが少ない人でも洗濯ができるということ

雪の上に霜

十分あるものにたいして違わないものを付け加えるたとえ

雪は豊年の瑞

雪の多い年は豊作になるということ

雪仏の水遊び

身に危険が迫っていることに気が付かずに、我が身を破滅に導くことのたとえ

行くに径に由らず

正々堂々と事を行うことのたとえ

ゆずの木に裸で登る

大変難しく無茶をすることのたとえ

油断大敵

油断は大きな敵といって良いほどのものだということ

湯の辞儀は水になる

遠慮するのも時と場合によるということのたとえ

夢は逆夢

夢に見たことと現実に起こることは逆であるということ

ゆりかごから墓場まで

生まれてから死ぬまでということ

湯を沸かして水にする

努力や費用が無駄にしてしまうことのたとえ

夜明け前が一番暗い

最悪の時は終わりかけの時機が一番つらいが、それを乗り越えれば好転するということ

良いうちから養生

元気なうちから体をいたわるのが健康を保つ秘訣だということ

酔い醒めの水下戸知らず

酔い覚めに飲む水のうまさは酒が飲めない人は分からないだろうということ

酔いどれ怪我をせず

酔っているものは致命的な失敗はしないものだということ

余韻嫋嫋

発生が終わっても余韻が絶えずに長く続く様子のこと

用ある時の地蔵顔 用なき時の閻魔顔

状況によって態度が変わることのたとえ

用意周到

用意が行き届いていて準備に手抜かりがない様子のこと

要害堅固

守りが堅く簡単には攻略されないということ

用行捨蔵

出処進退の態度が巧みであるということのたとえ

羊質虎皮

外見は立派だがそれに似合う実質がないということのたとえ

養生に身が痩せる

養生するのに気を使いすぎてかえって心労で体が痩せてしまうということ

用心に網を張る

用心の上に用心を重ねるということのたとえ

用心は深くして川は浅く渡れ

用心はしっかりとして川は浅い川を渡るように素早く渡れということ

羊頭を掲げて狗肉を売る

見かけは立派だが中身が一致していないことのたとえ

様に依りて葫蘆を画く

前例に従っているだけで創意工夫がない様子のたとえ

容貌魁偉

姿が堂々としていて大きく立派な様子のこと

善く泳ぐ者は溺る

人は得意とするものでかえって失敗するということのたとえ

欲に頂きなし

人間の欲は限りないものだということ

欲の熊鷹 股裂くる

欲が深いとひどい目にあうということのたとえ

預言者 郷里に容れられず

優れた人物はその郷里の糸たちからは認められないものだということ

横紙を破る

無理を押し通すことのたとえ

横車を押す

道理にあわないことをおしとおそうとすることのたとえ

葦の髄から天井を覗く

狭い見識でもって大きい問題を判断することのたとえ

世に逢う

時流に乗ってもてはやされること

世に入れられる

世間から認められるということ

世に聞こえる

世間の評判になるということ

世に知られる

世間の多くの人に知られ有名になるということ

世に出る

世の中に知られるということ、また、公になるということ

世の中は九分が十分

世の中は完全に思い通りに行くことはないのだから望んだことの九分叶えば十分だということ

世の中は三日見ぬ間の桜かな

世の中は移り変わりやすいということのたとえ

呼ぶより謗(そし)れ

人の悪口を言うとその人が来るものだから、呼ぶよりうわさ話したほうが早いということ

予防は治療に勝る

病気になってから治療するよりも病気を予防したほうがよいということ

夜道に日は暮れぬ

夜になってしまったら、より暗くなることはないのだから時間を気にしないでゆっくりやろうということ

夜目 遠目 笠の内

夜中や遠目笠の内など顔が陰になっている時は、人の顔が実際より良く見えるものだということ

嫁と姑、犬と猿

嫁と姑は仲が悪い者だということ

嫁の三日誉め

姑は嫁を褒めたとしても三日と続かないぐらいの仲であるということ

嫁は下から婿は上から

嫁は自分より低い家柄からむかえるのがよく、婿は自分より高い家柄からむかえるのが良いということ

蓬に交じる麻

悪人に混じってしまうと善人も悪になるということ

余裕綽々

あせることなく落ち着いている様子のこと

寄らば大樹の陰

頼りにするならば力のある人物の方が良いということ

弱き者、汝の名は女なり

女性はなんとよわいものなのか、という嘆きの言葉

世渡りの殺生は釈迦も許す

職業としてすることなら、多少の不道徳は許されるものだということ

弱みにつけこむ風邪の神

悪いことに悪いことが重なることのたとえ

弱り目に祟り目

悪いことに悪いことが重なる様子のこと

世を去る

死ぬことのたとえ

世を忍ぶ

世間の目から避けて隠れること

世を捨てる

出家すること

世を渡る

生計を立てること

頼芸求食

芸によって生活すること

来年のことを言えば鬼が笑う

遠い先のことなど予測できないということのたとえ

楽あれば苦あり

楽しいことがあれば必ず苦しいことがあるということ

楽隠居 楽に苦しむ

気楽な暮らしであっても毎日では退屈であるということ

楽髪苦爪

楽をしているときは髪の伸びが早くて、苦労しているときは爪の伸びが早いということ

楽は苦の種 苦は楽の種

今楽をすれば将来は苦、今、苦を耐えればあとで楽ができるということ。

洛陽の紙価を高める

著書が評判になって、よく売れることのたとえ

落花枝に上り難し 破鏡再び照らさず

一度損なわれたものは元にはもだらないということのたとえ

落花情あれども流水意なし

男女の一方に慕う心があっても、相手に通じないことのたとえ

落花狼藉

物が散乱すること

濫觴

ものごとの起源、はじまり。

乱臣賊子

人としての道を外れて悪事をはたらく者のこと

乱世の英雄

世の中が乱れたときに大事業を成し遂げる英雄のこと

藍田玉を生ず

名門の家に賢い子が生まれるということ

乱暴狼藉

考えなく暴れて秩序を乱すこと

卵翼の恩

幼少の頃から育ててくれた親の恩のこと

利害得失

自分の利益と損失のこと

李下に冠を正さず

他人の疑いを招きやすい行動はしないほうが良いということ

力戦奮闘

力の限り全力で戦うこと

理屈と膏薬はどこへでも付く

理屈はどんなことにでももっともらしくつけられるものだということ

離合集散

人が集まったり解散したりすること

律義は阿呆の唐名

あまりに律儀なのは愚かなことだということ

律義者の子沢山

律儀な人は家庭円満なので子供も多いということ

立身出世

社会的に立派な地位を得ること

立錐の地もない

僅かな隙間もないようすのこと

理詰めより重詰め

理屈を聞かされるなら重詰めでも貰ったほうが良いということ

理に勝って非に落ちる

理論では勝っても負けたのと同様な結果に終わること

理非曲直

道理にかなっていることとそうでないこと

柳暗花明

柳は葉が茂って暗く、花は咲きにおっていて明るいこと

溜飲が下がる

不満がなくなりすっきりすることのたとえ

流言は知者に止まる

根拠のない噂話は知者は聞いても人に話さないので、そこで止まるということ

流言飛語

根拠のない情報のこと

龍虎相うつ

優劣をつけがたい英雄同士が勝負をつけることのたとえ

竜頭蛇尾

勢いがはじめだけで、尻すぼみに終わることのたとえ

竜の鬚を撫で虎の尾を踏む

とても危険なことをすることのたとえ

粒粒辛苦

こつこつと努力を重ねること

流連荒亡

遊び呆けて仕事をせず結果、滅びること

凌雲の志

立身出世しようとする志のこと、また、俗世間の外にあろうとする志

猟禽尽きて走狗煮らる

利用価値がなくなるとあっさりと捨てられてしまうものだということのたとえ

良禽は木を択ぶ

賢いものは主君を選んで仕えるということのたとえ

燎原の火

勢いがよく止めることができないことのたとえ

良工は人に示すに朴を以てせず

優れた職人は中途半端な作品は見せることはなく完成品しか見せないものだということ

良賈は深く蔵して虚しきが若し

賢い商人は商品を隠して持っていないかのように装うということ

猟師山を見ず

利益を得ようと熱中する人は周りが見えないものだということ

梁上の君子

泥棒のこと

梁塵を動かす

歌声が優れていることのたとえ

両端を持す

敵対するもののどちらにつくか曖昧な態度で様子をうかがうこと

両手に花

良いものを二つ同時に手に入れること

遼東の豕

見聞が狭いためにつまらないことを誇りに思って自惚れること

両方聞いて下知をなせ

言い争いを裁くには両方の言い分を聞いてから採決すべきだということ

良薬口に苦し

よく聞く薬は苦いものだということと同様に忠言も聞いていて心よくないが効果的なものであるということ

両雄並び立たず

英雄が二人出てくれば必ず争いになりどちらかが倒されるものだということ

綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)

刺繍を数多く施した美しい衣服のこと、また、きらびやかで美しい衣装を身につけること

理路整然

文章や話が秩序立てた論理で展開されている様子のこと

臨機応変

場合によってその対応を変えること

悋気嫉妬は女の常

ヤキモチを焼くのは女にはつきものだということ

綸言汗の如し

一旦口から出た君主の言葉は取り消すことができないということ

類は友を呼ぶ

気のあった者どうしは自然と集まるものだということ

類比推理

類似点を比較したりして共通点を推測すること

累卵の危うき

非常に不安定で危ない状態のたとえ

塁を摩す

敵陣に迫ること

類を以て集まる

似た所がある人は自然と集まるものだということ

ルビコン川を渡る

重大な決定をすることのたとえ

瑠璃も玻璃も照らせば光る

優れた人物はどこにいても目立つものだということのたとえ

縷縷綿綿

話が長くてくどくどしいようすのこと

例外のない規則はない

どんな規則でもその規則が適用できない事態が必ず起こるものであるということ

礼楽刑政

礼儀、音楽、刑罰、政令も全て社会秩序を作るものだということ

礼勝てば即ち離る

礼儀にこだわり過ぎると人との関係が堅苦しくなって離れていくものだということ

冷眼傍観

冷静な態度でものごとの推移を見守ること

礼儀は富足に生ず

国が豊かになるとゆとりが出て礼儀正しくなるものだということ

礼儀も事による

礼儀作法を守ることは大事だが、時によっては二の次になることもあるということ

冷吟閑酔

さりげなく詩を口ずさみのんびりと酒を飲み酔う気楽な暮らし

霊犀一点通ず

人の心が通じ合うことのたとえ

礼勝則離

礼儀も度が過ぎると人心が離れてしまうということ

冷暖自知

さとりは自分で感じて会得するものだということのたとえ

礼に始まり乱に終わる

酒宴は最初は礼儀正しくても終わる頃には乱れてしまうものだということ

礼煩則乱

礼儀を強制しすぎると、人心が離れてしまうものだということ

令聞令望

立派な人物だと広く知れ渡っているということ

礼も過ぐれば無礼になる

丁寧すぎるとかえって相手を侮辱することになるということ

令狸執鼠

長所や特技をいかして使うことのたとえ

礼煩わしければ則ち乱る

礼も度が過ぎると、かえって乱れてくるということ

蠡をもって海を測る

狭い見識でもって大きな問題を推測すること

連木で腹を切る

不可能なことのたとえ

連理の枝

男女の仲が良いことのたとえ

労多くして功少なし

苦労ばかり大きくて成果が少ないこと

老驥櫪に伏すとも志千里に在り

英雄は老いても大きな志を持つということ

老少不定

人の死は年齢順になるとは限らないということ

老成持重

十分に経験を持ちそれでいて冷静なこと

壟断

丘の高く切り立ったところ、また、利益や権利を独り占めにすること

籠鳥 雲を恋う

囚われの身のものが自由を羨むことのたとえ

老当益壮

老年になっても、より強い意気を持って困難に立ち向かうべきであるということ

老馬の智

経験を積んだ人は知識があるので方針を間違えないということ

老兵は死なず 消え去るのみ

役目が終わったものは表舞台から消えてゆくということ

隴を得て蜀を望む

一つのぞみが叶うとその上を望むようになるということ

ローマは一日にして成らず

大事業は長年の継続なしでは成し遂げられるものではないということ

炉火純青

学問や技術が最高の水準に達すること

魯魚の誤り

文字の間違いということ

鹿死誰手

天下を誰が統一するか不明だということ

六十にして耳順う

六十歳で他人の意見に反発せずに聞き入れることが出来るようになるということ

六十の手習い

年をとってから習い事を始めること

六根清浄

人間の欲望を断ち切って、心身が清らかになること

論功行賞

功績を論じてそれにふさわしい賞を与えること

論語読みの論語知らず

書物を読んで理解しても実行が伴わないことのたとえ

論より証拠

ものごとを明らかにするにはあれこれ議論するよりも証拠を見せるのが一番良いということ

矮子看戯(わいしかんぎ)

ものごとの判断力がなく他の人の意見にすぐ同調すること

若い時の苦労は買うてもせよ

若い時の苦労は将来役に立つものだから、求めても苦労する方が良いということ

若木に腰掛けな

これから伸びる若者を踏みつけてはいけないということ

若木の下で笠を脱げ

若者は将来どんな出世するか分からないのだから、軽視してはならないということ

我が心は石にあらず 転ずべからず

自分の心は石でなく転がったりしない。固い意志であるということ

我が事と下り坂に走らぬ者なし

誰でも自分のことなら真剣にやるということ

我が仏尊し

自分の考えが何よりも優れているものだと思い込むこと

我が身の臭さ知ることなし

自分の欠点にはなかなか気が付かないものだということ

我が身を抓って人の痛さを知れ

自分の苦痛と比べて人の苦しみを思いやるべきだということ

我が物と思えば軽し 笠の雪

苦労も自分のためだと思えばわりあいと苦にならないということ

和顔愛語

和やかで温和な顔つきや言葉つきのこと

和気藹藹

心が通じ合い和やかな雰囲気な様子

和光同塵

自分の才能を隠して目立たないように暮らすこと

和魂漢才

日本固有の精神と中国渡来の学問を兼備すること

和魂洋才

日本固有の精神と西洋の学問を兼備すること

禍を転じて福と為す

災いを上手く利用して結果として幸福となるようにすること

和して同ぜず

君子は人といたずらに争ったりしないが、自分の信念に関しては曲げることがないということ

渡りに船

何かしようとしているところに好都合な条件があることのたとえ

渡る世間に鬼はない

世の中は無情な人ばかりというわけでなく、慈悲深い人もいるということ

和衷共済

一致協力して仕事をすること

和風細雨

人の過ちや欠点を改めるのに柔和な態度でおこなうことのたとえ

笑う門には福来る

いつも笑い声が絶えないような家庭には、自然と幸福がやってくるものだということ

笑って暮らすも一生泣いて暮らすも一生

どう過ごしても一生なのだから笑って過ごしたほうが良いということ

我思う故に我在り

私は考える、従って私は存在するということ

破れ鍋に綴じ蓋

どんな人にもその人にふさわしいパートナーがいるものだということ

和をもって貴しと為す

人の和こそが世の中で一番尊いものであるということ

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