小さくとも針は呑まれぬ
小さいからといって侮れないということのたとえ地位は人を作る
人は地位にふさわしい人柄を備えるようになるということ知恵と力は重荷にならぬ
知恵も力も重荷にならないから頭も体も磨いて鍛えるべきだということ知恵ない神に知恵付ける
気づかずにいた人に悪知恵をつけることのたとえ知恵の鏡も曇る
運が傾いてくると知恵も鈍るようになるということ知恵は小出しにせよ
知恵を使い切ってしまうと困ったとき打つ手がなくなるということ知恵はひけらかさないほうがよいということ
知恵は万代の宝
優れた知恵は後世まで宝として残るということ近い火で手を焙れ
遠く時間のかかる利益よりも目の前の小さな利益を大事にせよということ近くて見えぬは睫(まつげ)
他人のことはわかっても自分のことは案外わからないということ近しき中にも垣を結え
親密すぎて節度を越えると不仲になるので、親しい間柄でも礼儀を守るようにしたほうがよいということ近惚れの早飽き
惚れっぽい人は飽きやすいという事近道は遠道
近道を通ろうとすると何かしらの悪条件がありかえって時間がかかってしまうということ力は正義なり
力の強いものが結果として正しいということ力山を抜き気は世を蓋う
体力気力が充実して盛んなようすのこと池魚の禍
意外な災難の巻き添えを食うことのたとえ竹頭木屑
つまらないものでも何か役に立つことがあるということ竹帛(ちくはく)の功
歴史に名が残るような功績のこと竹馬の友
幼友達のこと知行合一
知識と行為は一体で、本当の知識は行動を伴わなければならないということ知者は惑わず仁者は憂えず勇者は懼(おそ)れず
知者は道理がわかっているので迷わない、仁者は徳に身をゆだねているので不安がない、勇者は信念に従って行動するから何も恐れないということ知者は水を楽しむ
知者はものごとに臨機応変に対応するものだということ父父たらずと雖も子は子たらざるべからず
父親が父親の働きをしなくても、子供は子供の働きをしなければならないということ父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し
両親の恩は広大で深いものであるということ血で血を洗う
血縁者同士が争い殺しあうこと、また、暴力に対して暴力で対抗すること治に居て乱を忘れず
平和の世の中でも戦乱の世に備えて準備し、油断をしないこと智に働けば角が立つ
理性だけで動くと他人と消灯するということ血は水よりも濃い
血縁者はいざというとき頼りになるということ、また、人の性質は血統できまるということ魑魅魍魎
人に害を与えるさまざまな怪物のこと茶腹も一時
わずかなものでも一時しのぎにはなるということのたとえ忠肝義胆
主君に忠義を尽くそうとする決意のこと中原に鹿を逐う
地位を得るための競争のこと忠言耳に逆らう
誠心誠意の忠告は聞かされるほうにとっては耳が痛いものだということ仲裁は時の氏神
人と争いをしているときに仲裁してくれる人が出てきたら氏神のようにありがたいものだから、従ったほうがよいということ忠臣は二君に事えず
忠義の心があつい人物は一度主君を決めると主君を変えたりはしないということ忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず
主君に従うと親不孝になり、親に従うと主君に背くことになる、進退窮まった状態のこと中流に船を失えば一瓢(いっぴょう)も千金
時と場合によっては、つまらないものでも非常に価値を持つことがあるということ寵愛昂じて尼になす
かわいがるのも度が過ぎると本人のためにはならないということ朝三暮四
目先の違いに気をとられて、同じことに気がつかないこと張三李四
ありふれた平凡な人のたとえ長者富に飽かず
金を十分持っていても、欲望にきりがないということ長者の万灯より貧者の一灯
わずであっても貧しい者の寄進のほうが、金持ちの大金の寄進より価値があるということ金額よりも誠意の方が大事であるということのたとえ
長所は短所
長所も場合によっては短所になるということ長身痩躯
背が高くてやせていること彫心鏤骨
非常に苦労して詩文を作ること提灯に釣り鐘
つりあわず比較にならないことのたとえ提灯持ち川へはまる
人を導く役目の人が先に失敗することのたとえ提灯持ちは先に立て
先導者である人間は常に先頭に立って模範を示すべきであるということ提灯を借りた恩は知れども天道の恩は忘れる
闇夜で借りた提灯のありがたみは忘れないが、同じく光を与えてくれる太陽の恵みの恩は忘れがちだということ長汀曲浦
長く続く水際と、曲がりくねった入り江のこと長範が当て飲み
他人のふところをあてにして失敗することのたとえ長鞭馬腹に及ばず
勢力が強大でも運命には逆らえないということ頂門の一針
急所を押さえた戒めのこと蝶よ花よ
親が子供をかわいがるようすのこと跳梁跋扈
悪人がのさばり、はびこること朝令暮改
めまぐるしく変わって定まらないこと直情径行
自分の思うままに行動して、相手のことを考えないこと直木まず切らる
才能があるためにかえって災難を招くことのたとえ猪突猛進
状況や周囲のことを考えず突進すること塵も積もれば山となる
わずかなものでも数多く積み重なれば膨大なものになるということ知慮は禍福の門戸なり
人は思慮分別を働かせるから禍福を招いて一喜一憂しなくてはならないということ血を以て血を洗う
悪事に悪事で対応すること、また、血縁者同士で争うこと沈魚落雁
絶世の美人のたとえのこと沈思黙考
黙ってじっくりと考えること珍味佳肴
めったに食べられないごちそうのこと沈黙は金 雄弁は銀
雄弁するのは大事だが、沈黙すべきことは沈黙するのはもっと大事であるということ広告 |
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