無いが意見の総じまい
意見を聞かない放蕩者でも遊ぶための財産がなくなれば遊びは止むということないが極楽 知らぬが仏
贅沢を知らなければ貧しくても幸せに暮らしていけるということない子では泣かれぬ
子供がいなければ泣かされることもないが泣けることもないということ内柔外剛
内面は弱いのに外面は強そうに見えること内助の功
夫が安心して働けるように妻が家庭で助けること無い袖は触れぬ
何かしたいと思ってもものや力が足らず何も出来ないということ泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
泣いても笑っても同じ一生なのだから、楽しく過ごしたほうが良いということ泣いて馬謖を斬る
全体の秩序を守るために、好意を寄せているものでも処罰することのたとえ内典外典
仏教の書とそれ以外の書のこと、また、国内の書と外国の書のこと無い時の辛抱 有る時の倹約
金のないときには辛抱して、金があるときには倹約するほうがよいということ直き木に曲がれる枝
正しい人にも何かしら欠点があるということ内憂外患
内にも外にも憂慮すべき問題があるということ長い浮世に短い命
世の中は長く続いていくが、人の一生は短くはかないものだということ長い物には巻かれろ
力のあるものには抵抗せずおとなしくしておくのが得策だということ長追いは無益
勝ちの勢いに乗って敵を追い詰めると思わぬ反撃にあうことがあるので、程々にしておいたほうが良いということ長口上はあくびの種
長すぎる挨拶は人を退屈させるだけだということ鳴かず飛ばず
活躍する日を待ってじっと機会をうかがっていること鳴かぬ蛍が身を焦がす
口に出さない人のほうが、切実な思いを内に秘めているということ流れに棹さす
順調に進んでいることがさらに好調になっていくことのたとえ流れる水は腐らず
活動をし続けるものは停滞することがないということ流れを汲みて源を知る
結果を見てその原因を推定することのたとえ泣き面に蜂
不幸の上に不幸が重なること泣く口には物食う
泣いているときであっても食べることはやめられないということ泣く子と地頭には勝てぬ
道理の通じない者にはかなわないし、力のあるものには道理では勝てないということ泣く子は育つ
よく泣く子は丈夫に育つということなくて七癖あって四十八癖
どんなに癖がないような人でも7つぐらいの癖はあるということ泣く泣くもよい方を取る形見分け
親が死んで悲しみながらも形見は良いものを取ろうとすることから、欲は常にあるものだということのたとえ鳴く猫は鼠を捕らぬ
口数が多いものにかぎって実行が伴わないということ泣くほどとめても帰れば喜ぶ
客が帰るのを泣くほどの勢いでとめても帰れば喜ぶものだということ鳴くまで待とう時鳥(ほととぎす)
ほととぎすが鳴かないのなら鳴くまで待とうということ鳴く虫は捕らえられる
芸があるためにかえって失敗するということのたとえ仲人の七嘘
仲人の話には嘘が多いということ仲人は宵の口
仲人は長居せずに早く引き上げるのが良いということ情けが仇
相手のこと思ってやったことがかえって良くない結果になること情けに刃向かう刃無し
情けをかけられると敵対することはないということ情けは質に置かれず
気持ちだけでは何もならないということ情けは人の為ならず
人に情けをかけるのは相手のためになるばかりでなく、自分のためにもなるということ梨の礫(つぶて)
便りを送っても返事がないこと為すようにならないで、なるようになる
ものごとは自分の思ったようにはならないで、なるようにしかならないということ為せば成る
その気になってやれば何でもできるということ鉈(なた)を貸して山を伐られる
恩を仇で返されることのたとえ夏歌う者は冬泣く
働ける時に働かないと後で生活に困るということ夏の風邪は犬も食わぬ
夏に風邪をひくのは全く馬鹿馬鹿しいことだということ夏の虫 氷を笑う
狭い見聞だけでもって世間を判断することのたとえ夏は日向を行け冬は日陰を行け
厳しい道を選んで自分を鍛えろということ七重の膝を八重に折る
丁重にお詫びをするようすのこと七転び八起き
何回失敗してもくじけないで頑張るということ七度(ななたび)探して人を疑え
物をなくしたときは人を疑うよりも先に何度も探すべきだということ七つ七里に憎まれる
男の七歳ぐらいの子はいたずら盛りなので近所から憎まれるということ七尋の島に八尋の船を隠す
やっても無駄なことのたとえ某より金貸し
格式があっても貧しい者より金貸しと卑しく思われても裕福な者の方が良いということ難波の葦は伊勢の浜荻
同じものでも場所によって呼び名が異なるということのたとえ七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ
ものごとに直接関わらなければ害が及ぶことはないということ名のない星は宵から出る
つまらないものに限って早々と現れるということ名は実の賓
徳があれば自然と名誉もその人のものになるということ名は体を表す
人の名はその実体を示すものだということ鍋の鋳掛けが釣り鐘を請け負ったよう
能力以上の仕事を受けてしまって大騒ぎするたとえナポリを見てから死ね
ナポリも見ないで死ぬのは生きてた甲斐がないほど、ナポリの景色が美しいということ怠け者の節句働き
普段怠けているものに限って休みの日にわざとらしく忙しそうに働くということ生兵法は大怪我のもと
少し学んだ程度のいい加減な知識に頼って軽率にことにあたると大失敗するということ生酔い本性違わず
酒に酔っていても本性は変わらないということ訛りは国の手形
言葉の訛りは育った国を表すものだということ蛞蝓(なめくじ)に塩
元気がなくなっていくことのたとえ習い性と成る
身についた習慣は、最後には生まれ持った性質と同じものになるということ習うより慣れよ
ものごとは知識として覚えるよりも何度も繰り返して体で覚えたほうが身につくということ成らぬうちが頼み
ものごとが出来上がるまでは期待もあり楽しみが多いが、出来上がってしまうと楽しみがなくなってしまうということならぬ堪忍 するが堪忍
これ以上我慢出来ないというところを我慢するのが本当の我慢だということ習わぬ経は読めぬ
知識や経験がないものはやれといわれてもできないということ生業は草の種
生計を立てる方法は草の種ほど多種多様であるということ生る木は花から違う
大成する人間は小さい時から違っているということのたとえ生るも成らぬも金次第
物事がうまくいくのもいかないのも金によって決まるということ名を棄てて実を取る
名誉は人に譲り現実の利益を得るということ名を竹帛(ちくはく)に垂る
歴史に残るような功績を上げること名を取るより得を取れ
現実の利益にならない名誉を取るよりも、利益を得たほうが良いということ南華の悔
上司に逆らったために嫌われて出世ができないこと南柯の夢
はかないことのたとえ難行苦行
とても苦労すること難兄難弟
どちらが優れているか優劣の判断が難しいということ難攻不落
攻撃するのに難しいこと、また、説得するのが難しいこと爾(なんじ)に出ずるものは爾(なんじ)に反る
自分の行った行為は必ず自分に返ってくるということ汝の敵を愛せよ
自分に悪意を持つような人にこそ、慈悲の心を持たなければならないということ南船北馬
全国を忙しく旅行することなんでも来いに名人なし
何でも出来るという人には、その道の名人はいないということ南蛮鴃舌
外国人の意味のわからないうるさい言葉をさげすんでいう言葉なんなら茶漬け
口先だけの心にもないお世辞広告 |
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